つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

大いなる旅をひとまず終え、旅人は世に放たれた。~ダンマの思い出⑩~

ヴィパッサナー瞑想合宿の最終日。

 

 

 

普段通り朝4時に起床し、午前4時30分に瞑想をはじめます。

その後朝食をはさみ、短時間の瞑想を行い、終了となります。

 

ただこのまま解散という訳ではなく、奉仕活動を分担して行います。

 

 

 

奉仕活動は利用した施設内の清掃活動を指します。

合宿中も必要最小限、瞑想の時間帯は音を出さない程度のことしかできないということもあるため、すべてのカリキュラムが終了したあとでできることを行います。

 

 

奉仕活動は

・各所清掃(宿舎・ホール・シャワー室・洗面所・キッチン等)

・道路整備(側溝の泥出しや草の排除等)

・シーツ等の洗濯(または虫干し)

 

 

となっており、単純ではありますが建物が幾つかあるため、手分けして行います。

ぼくはこのとき施設に行くまでの道路(未舗装)の側溝に溜まってしまった泥などを排除するという作業に従事しました。幸い作業着(ツナギ)やスコップなどの道具があったため、汗だくになって清掃後にシャワーを浴びることになりましたが、みっちりと奉仕することができました。10日間ほど肉体労働をしてこなかっただけに、いきなりの労働はさすがに堪えました。それでも晴れた空の下で、単純作業であったものの、こういった作業に没頭できたことはたいへん良いことだと感じました。

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これとは前後して(だったと思う)、貴重品の返還や寄付の受付、展示の見学などが行われます。朝食の後に食堂が展示会場となり、パネルやパンフレットなどによる展示会場へと変わります。合宿参加者は書籍を確認したり、パンフレットを持ち帰ったり、またはダンマ以外の場所で有志による瞑想ワークショップを紹介している資料をもらったりと、多岐に渡ります。その中で今回の合宿に対する「寄付」の受付が始まります。

 

 

寄付の額は任意だとのこと。ぼくが寄付した際にその辺を少し伺ったところ、100円の人もいれば1.000円、1万円の人もいて、ほんとうにさまざまだと仰っていました。この寄付金をもとに、施設の運営や合宿中の食費に充てていくそうです。また施設の拡充を目指しているため、合宿という機会に限らず、通年で寄付を受け付けているとのこと。先日廃止されたレターでは、施設内での新しい設備の建築がはじまったとの知らせを受けました。次いつここでまた合宿に参加するかはわかりませんが、訪れた際にどのような感情を抱くのでしょうか。そこにはきっと「感謝」と「謙虚」が湧き起こるのではないかなと感じています。

 

 

 

 

 

 

貴重品の受け渡しや事務処理、そして奉仕活動が終われば、任意解散となります。

ここで注意したいのがバス。日によっても違いますが、そう頻繁に運行している路線ではありませんので、時間を逆算して行動することが必要です。

 

ぼくの場合はあまり考えていなかったのですが(汗)、幸いにも自家用車で参加していた方の車に同乗することができ、最寄りの茂原駅まで行くことができました。そして一路東京へ。ひとまず東京に住む友人宅にやっかいになる旨を事前に話していたため、ひとまずこの日は移動だけで済みそうでした。

 

 

 

JRの車内はお互いの仕事やどうして合宿に参加することになったのかなど、多岐に渡りました。ぼくはまったく知らなかったのですが、ヴィパッサナー瞑想はこの世界ではどうやら知名度が高いらしく、そういった知識がない人にも広く知られているようです。反面、瞑想を傘に着て本質を隠す団体も少なからずいるようです。その背景には「世間は敵」とか「自分たちだけが真実であり真理」といった主義主張があるようですが、当時の出来事を「知らない人に焦点を当てて」勧誘し、取り込むというのは計画的で策略的な行動に他なりません。ひとことで言えば、そこに真理はないということ。この問題は解決しそうにない様相を見せていますが、これを野放しにし、勢力を強めてしまっている原因としては、マスコミや担当機関に相応の責任があるように思います。あくまで個人的見解ですが。

 

 

 

実は、JR車内でのこの会話で、瞑想に対する世間の目を知ることになりました。それまで瞑想は「才能を開花する」「不思議な力を受け取る」といった、およそオカルト的なものを連想していましたが、結構科学的・現実的に捉えられていました。これは昨今開示されてきた「瞑想の効果の実際」というのが少しずつ伝播してきたことが言えると思います。それこそ昔は科学というものがなかったので、ある行為の効果というものを裏付けることが困難でありましたが、現代は異なる分野が組み合わさることにより、さまざまなことが見えてくるという恩恵を受けています。そのような客観的な視点にこそ、真理が込められているのではないかと感じています。それは宗教だけに限らず、他のことでも言えると思います。そこを履き違えてしまうと、たとえ正しいものでも、正しいものではなくなってしまうということを、常に意識しておくべきでしょう。

 

 

 

各々がそれぞれの駅で降り、乗り換えに足を向けていく。

ぼくはそのとき、合宿に参加したひとたちと連絡先を交わすことはしませんでした。

それが目的ではなかったし、あくまで「自分自身」に向けての大いなる旅でありましたから。でも残り少ない時間で語り合ったからこそ、シンプルで深い会話が出来たんだろうなと、今では感じています。

 

 

 

 

これで、ダンマーディッチャでの瞑想合宿は終わりました。

 

千葉県にある施設を出たぼくは、すぐに北海道には戻らず、数日かけて北上することになりました。

 

 

 

 

 

 

 

それはゆっくりと、じぶんの足取りで掴む、新しい一歩の踏み出しに感じました。

 

 

 

 

 

きょうまでに読んだ本

 

詩に就いて 谷川俊太郎 思潮社(8)

しごとのきほん くらしのきほん100 松浦弥太郎 マガジンハウス(9)

リクと白の王国 田口ランディ キノブックス(10)

大富豪アニキの教え 兄貴(丸尾孝俊) ダイヤモンド社(11)

策ばかり考えると無間地獄にハマります。策と行動(展開)のバランスをとり、ていねいな運営をしていくことが大切です。

このシーズンでは「オークション」を利用してガラクタ整理で不要となったものを売却し、効果的に処分するということを紹介してきました。

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しかし、ガラクタを「捨てる」のではなく、売却してお金にするということは、捨てるよりも手放すための行程が増えてしまうので、まとめてやろうとか、値段が高くなるタイミングを図ろうとか、まさしくいろんな「言い訳」が生まれます。

 

何かのタイミングを待ちながら、ずっと前にガラクタとしていたものがまだあるのであれば、それは今すぐにでも出品するべきであり、それが出来ないのであれば、そのままごみに出してしまった方が賢明です。ガラクタ整理で多くの人に待ち構える課題はまさしくここで、せっかく整理したにも関わらず、最終的な「手放す」という行動を取ることができないというのがネックです。

 

 

 

 

ぼくもオークションを利用している以上、多少なりともその影響というか、その魔力に囚われます。ただ以前よりはコンスタントに出品することができるようになりましたし、それをコントロールできるようにもなってきました。オークションでの売却が終わるまではまだ時間はかかりますが、在庫を増やし過ぎないことに注意し、利用していきたいと思います。

 

 

 

 

よりよい運営(利用)をしていくためには、何が必要でしょうか。

これはあくまで個人としての利用のもとに考えたことだということをおことわりしつつ述べるならば、以下のことが挙げられると思います。

 

 

 

・在庫の数量に基準を設ける(在庫を増やし過ぎて出品が滞ることのないようにする)

・作業工程にかかる時間を把握し、少しずつでも進める算段を立てる

・必要な情報は何かといった、入札側のニーズを把握する

・展開を起こさない限りは、終わらないということ

 

 

 

 

 

ちょっと抽象的ですが、以上のことが言えると思います。

 

 

 

それとは別に、オークションサイトのガイドラインや利用方法、手数料等の変更が生じる場合があります。今後も定期的に利用することが決まっているのであれば、定期的にサイトを訪問してチェックしておくことが必要です。

 

その他としては、台帳を作成してもいいと思います。

複数落札する人もいれば、誰がいつ、どんな方法で支払ったかを把握するにはじゅうぶんな役割を果たします。支払い方法が複数ある場合は、自前で管理シートを作成するということも覚えておいてください。

 

 

 

ガラクタ整理は自分自身との対話になりますが、オークションは「自分と他人とのコミュニケーション」に切り替わります。メルカリなどのフリマアプリも昨今人気のようですが、便利さの陰にはコミュニケーションの簡略化が含まれています。簡略化こそは便利と捉えてもいいものだと思うのですが、そのバランスが偏ると、ちょっとしたトラブルの際にはその解決までに長い時間を要することがあります。

 

こういったシステム「だけ」は進化を遂げているので、勘違いを含めた「思い込み」が進んでもおかしくない状況にはあります。大事なのは表示されている情報をうのみにせず、しっかりと自分自身で調べ、納得して利用し、必要なコミュニケーションはその都度取るということをしなければ、温度を感じないやりとりになってしまいます。利用する先には「人」がいます。今後そのバランスは変わってくるでしょうが、ときには面倒と感じることも、必要なことだと思い直す機会を持つことになるかもしれませんね。

 

コミュニケーションにはその人の「人柄」も出ます。

商品の説明文はもはや作成ツールがあるのでそこに依存してしまうひとも多くいますが、質問のやりとりやその他のことで相手をより知ることが出来れば、どのツールであれ安心して利用できると感じています。

 

 

 

 

今年はというか、今年もオークションで出品するモノが出てきます。

現在はまだ出品に必要な段階を踏んでいる途中ですが、オークションでのガラクタ整理が「億劫」になることのないように、実践者自身が気をつけて取り組みたいと思います。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その39

First Time Ever I Saw Your Face / Rachel Z Trio

 

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1.Heart-Shaped Box
2.Crestfallen
3.Fragile
4.In The Wee Small Hours Of The Morning
5.First Time Ever I Saw Your Face
6.Hurt
7.Time To Say Goodbye(Con Te Partiro)
8.Autumn Leaves
9.Don't Give Up

personel

Rachel Z(p)
Nicki Parrott(b)
Bobbie Rae(ds)

Rec:April 4&5,2003 NY

 


邦題は「愛は面影の中に」。
レイチェルZ久々のリーダーアルバムになります。
ベースにはニッキ・パロットを迎え、シンプルなトリオ編成で臨んでいます。
1曲目はガツンとくるピアノで聴衆の度肝を抜くあたりが、彼女の経験を物語っています。


過去にサックス奏者の大御所であるウェイン・ショーターのアルバムに全面参加。
彼の復活に一役買ったことでその功績が大いに認められました。

代表的なモダンジャズの世界はまさしくたくさんの吸収の証。
リーダー作そのものは少ないものの、出せば注目を集める。それほど彼女のピアノの可能性と未来は誰もが望んでいるところです。

整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その24

急病人が出てしまったため(幸い重症ではないです)、きょう、そして明日くらいまでは「整理棚からひとつかみ」を掲載します。書こうと思っても、集中できないのです。

 

 

思わぬ出来事で不意打ちパンチ(しかもクリーンヒット級)を喰らってしまったような感覚をおぼえた数日間です。この件については、近々書こうと思います。書くことで、いまのぼくにはまとまることがあると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

水色 Water Blue / 遊佐未森

 

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ESCB-1428

 

 

1.合歓の木陰で
2.大きな靴
3.水色
4.緑の絵
5.夢でいいから
6.Island of Hope and Tears

 

 

ミニアルバム。
Nightnoiseというアイリッシュ・サウンドグループとの共演を果たした注目作です。
ナチュラルさは双方とも持っており、普段の遊佐未森とは少し似た、でもちょっと違う風景を楽しむことが出来ます。
個人的にお気に入りなのは6曲目。ここに彼女と彼女の想いのすべてが詰まっているように思えます。


和製ケイト・ブッシュと称された遊佐未森の願いに、どうぞ耳を傾けてください。

整理棚からひとつかみ。 インスト・サントラ編 その5

先日急病人が出たため、下記記事を掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

トップをねらえ! 響綜覧 SOUND COLLECTION OF GUNBUSTER

 

 

 

 

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DISC 壱

<唄のアルバム>


1.アクティブ・ハート
2.トライAgain…!
3.トップをねらえ!~Fly High~
4.いけいけぼくらのガンバスター!!
5.翔べ!ガンバスター
6.元気でね

<音劇のアルバム>
7.いけいけぼくらのガンバスター!!(TVサイズ)
8.(ドラマ)大あばれ!宇宙怪獣ギドドンガス
9.アクティブ・ハート(ビデオサイズ)
10.(ドラマ)歌え!!銀河のはてまでも!
  (挿入歌)ロックだGo!Go!ガンバスター
11.トライAgain…!(ビデオサイズ)
12.(ラジオドラマ)消えた婚約指輪

<付録のアルバム>
13.第5話予告(ビデオ版)
14.第6話予告(ビデオ版)
15-99.キミも音響監督!トップをねらえ!名台詞大行進1-85

 

 

DISC 弐

<劇曲のアルバム>

 

第1回録音分
1.プロローグ
2.ヱクセリヲン沈没
3.おねえさま
4.悲哀
5.ノリコ
6.スミス
7.炎の特訓
8.ユングフロイト
9.決意
10.合同演習
11.作戦開始
12.遥かなるヱクセリヲン
13.赤色巨星
14.放課後の決闘
15.危機
16.出発(たびだち)
17.ガンバスター
18.ヱクセリヲン
19.M-22
20.下校~新世界より
21.イナズマキック
22.悲しみ
23.レクイエム
24.Br-5
25.Br-6②
26.第2話サブタイトル Br-6②
27.第1話サブタイトル Br-6⑤
28.Br-6⑭
29.Br-6⑮
30.Br-7
31.未知の敵
32.キモだめし
33.アイキャッチ
34.コーチ
35.Br-14
36.Epソロ ロマンス②
37.科学講座のうた

第2回録音分
38.初めての出撃
39.戦場
40.全艦 発進せよ
41.勝利のガンバスター
42.第6話サブタイトル
43.銀河中心殴り込み艦隊
44.カルネアデス計画
45.悲愴なる決意
46.最終決戦
47.時の河を越えて・・・
48.仰げば尊し
49.Pfソロ その1
50.Pfブリッジ その2

<劇曲のアルバム>

51.交響詩「GUNBUSTER」

<付録のアルバム>

52-99.キミも音響監督!トップをねらえ!名台詞大行進86-133

 

 

DISC 参

<新・唄のアルバム>

 

1.トップをねらえ!~Fly Away~
2.感動!ヱクセリヲンのマーチ

<新・音劇のアルバム>

3.友情パワーは無限大!倒せ、トポロジー・ギャス
 (挿入歌)トップをねらえ!~Fly High~<艦長&副長バージョン>

<空唄のアルバム>

4.アクティブ・ハート(ビデオサイズ・カラオケ)
5.トライAgain…!(ビデオサイズ・カラオケ)
6.トップをねらえ!~Fly High~(オリジナル・カラオケ)
7.いけいけぼくらのガンバスター!!(TVサイズ カラオケ)
8.翔べ!ガンバスター(1ハーフ カラオケ)
9.元気でね(オリジナル・カラオケ)

<新・付録のアルバム>
10-35.トップをねらえ!予告編集(完全版)0話~25話
36.トップをねらえ!おしゃべりカセット
37-99.キミも音響監督!トップをねらえ!名台詞大行進134-196

 

 


OVAで話題になった、ガイナックスのアニメーション「トップをねらえ!」のサントラ完全版になります。
収録枚数は3枚。しかもそれぞれのクレジットが99まであるという、CDの許容範囲を目いっぱい使った使用になっている、なんとも太っ腹な作品です。

実はこの完全版が出る前に、合計2枚のアルバムが出ていました。
今回はそれを統合し、さらなる楽曲を追加したというもの。ファンにはたまらない内容となっています。

以降、ロボットアニメは発展の一途をたどります。
トップをねらえ!も、その後続編が出たり、劇場版が出たりとリスペクトされる機会が出てきています。

努力と根性、そして、アイドルが歌を担当するという「ガチ」な組み合わせが、大作を生み出した気がしてなりません。

整理棚からひとつかみ。 インスト・サントラ編 その4

昨日、急病人が出てしまったため本日はこちらの記事を掲載します。

また、事態が落ち着くまでのあいだは定期的に「整理棚からひとつかみ」を掲載する場合があります。ご了承ください。

 

 

 

 

 

Round Midnight / Dexter Gordon

Original Motion Picture Soundtrack

 

 

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SICP 5041

 

1.'Round Midnight
2.Body And Soul
3.Berangere's Nightmare
4.Fair WWeather
5.Una Noche Con Francis
6.The Peacocks
7.How Long Has This Been Going On?
8.Rhythm-A-Ning
9.Still Time
10.Minuit Aux Champs-Elysees
11.Chan's Song(Never Said)

BONUS TRACK
12.'Round Midnight


featuring

Chet Baker(vo,tp)
RonCarter(b)
Dexter Gordon(ts)
Herbie Hancock(p)
Billy Higgins(ds)
Freddie Hubbard(tp)
Bobby Hutcherson(vib)
Bobby McFerrin(vo)
Lonete McKee(vo)
John McLaughlin(g)
Pierre Michelot(b)
Wayne Shorter(ss,ts)
Cedar Walton(p)
Tony Williams(ds)

 


デクスター・ゴードン主演
1986年度アカデミー賞オリジナル作曲賞受賞作品

 

映画のサントラになりますが、出演陣が豪勢の一言に尽きます。
わたしはこういった作品を「ジャズ映画」としていますが、実は幾つかの作品が残されています。
真夏の夜のジャズ」「ラウンドミッドナイト」がその代表かと思われますが、以外にもディスク化していないのが実情です。
この映画はレンタルでも入手できるほどの「超」有名作。
アカデミー賞も受賞しているからなのかもしれませんが、こういった作品が世に触れることはほんとうに嬉しいです。
収録曲どれもが一級品であり、豪華なセッションだと言えます。
歴史を切り取った見事な作品でもあり、貴重な資料となるかなと感じました。

スペースは、無駄じゃない。

年末年始は移動で高速道路を利用しました。

 

 

お盆以来の利用だったのですが、アスファルトも見えており、快適に走行することができました。

 

行きは札幌市中心部から離れた場所への移動であったため路線もさほど混んでいなかったのですが、帰りに利用した際は利用する車の台数も多く、長い車列を作っている箇所もありました。

 

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 画像はイメージです

 

 

 

 

 

 

運転免許を取得するために通った自動車学校では、口が酸っぱくなるくらい「車間」を開けて走行しなさいと教えられた記憶があります。

 

一般道でも高速道路でも共通して言えることですが、車間が開いていれば不測の事態にも落ち着いて対応できるというのが言えます。加えて、年齢を重ねてしまうと状況を認知してから行動に移すまでのタイムラグが増えてしまうので、自分が事故を起こさないためにも必要なことだといえます。

 

 

 

行き帰りの高速道路での話になってしまうのですが、行きはスカスカ、帰りはちょっとした混雑と、180度違う展開を目の当たりにしたのですが、特に大きな渋滞等に遭遇することなく目的地に着くことができました。

 

これはもう癖なのか習性なのかはわかりませんが、高速道路で運転していると、車間が広い方が「安心」して走行できるな・・・と改めて気づきました。反対に路線に車が何台も連なっており、車間が狭くなると車線を移動して、車間が広いところまで一時的にスピードを上げて移動するということを何度か繰り返していました。

 

 

このような走行を何度かしていくうちに、ふと気がつきました。

 

 

何がというと

 

「車間」=「スペース」

 

だということ。

 

 

 

 

スペース・・・?

 

ああ、スペースか。空間か。

 

 

 

 

と思ったのです。

 

 

 

 

 

つまり、ガラクタ整理との共通点を、この車間から見出したということです。

 

 

 

これはぼく自身が「ガラクタ整理」を何度か繰り返し行ってきたことで得た実感から言えることなのですが、棚が本やCDでびっしりになっていたときと、隙間だったりスペースだったりというものが目立って多くなってきたときと比べると、明らかに後者のほうが「落ち着いて」いると感じています。

 

それは言い換えると「安心」と言ってもいいかもしれません。一時期本棚や壁面収納はこれでもかというくらいにモノがびっちりと入っており、それなりの充実感を感じていたのですが、いざモノを減らしてみると、充実感ではなく「安心」や「落ち着き」といった、フラットな状態になることが出来たように思います。

 

 

 

モノが多くなるのは仕方のないことなのですが、許容量というものがあります。

それは部屋にある収納スペースのことだと考えてしまいがちですが、大事なのは人間のほうにある「許容量」で、それを超えてしまうと感覚がマヒしてしまったりと、いろいろ滞ってしまいます。なのでモノを増やしてもいいのですが、管理できる範囲を把握しておくことが重要になります。把握するために重要なのが「スペース」だと考えていただくと、一目瞭然でわかると思います。普段使用していない棚にまでモノが溢れてきてしまったら、モノを減らさないといけないといった基準を設けるでもしないと、目の前にスペースがある限りは、エンドレスでモノは増え続けます。それがダメだとわかっていながらも、すぐには影響はないだという確証のない自信のもとに、ついつい棚上げしてしまうのです。

 

 

 

モノは、たくさんあったっていいけど、どこに何があるのかが分からなければ、そこにモノがある「意味」がない。

 

 

 

把握できる範囲内のスペースであれば安心ができ

把握できない範囲のスペースであれば不安になる

 

 

 

これは、走行時の車間にも言えることだな・・・・・と、ひとり考えていました。

車間が詰まっていてれば、たとえスピードは出ていなくてもあまり安心は出来ないものです(自分だけかもしれませんが)。

 

もちろん、車間なくたって大丈夫、という人もいると思います。それは把握が出来ているからということに尽きるのですが、それがイコール自分のモノの管理に直結するというわけではありません。残念ながら。

 

こういった不安や安心感を、他の何かに置き換えてしまうことでマヒさせてしまうことは、案外どこにでもあるものです。それによって、間違った常識というか、考えていた効果とは真逆のものだったということは、実はあったりすると思います。

 

じぶんが持つモノには適正量があり、それは少なすぎても、多すぎてもいけないということになります。それは最初から教えられて知り、そこを維持していくというよりも、何度かの失敗などを重ねたうえで見出していくのとは、大きな差が生じます。

 

 

 

昨今は最初からこの「もっとも適した」数値だったり範囲だったりを知ろうとする風潮が多いです。それは無駄な時間を省きたいという願いからのことなのだと思いますが、そこに無駄な時間があるのかというと、そうでもないと思います。結局そのような考えになってしまうことは「合理化」を推し進めていることにつながり、それは欧米化の流れにまんま乗っかっていることにつながります。そのあたりをしっかりと押さえたうえで、行動を展開していくことが必要だと感じました。

 

 

 

ガラクタ整理は、いまや雑誌の特集だったり、書籍だったりとあちこちでその内容を目にすることができるようになりましたが、それを行動に移したひとは意外に少ないのではないだろうかと思ってしまいます。それは何度も何度も同じような特集が組まれているし、ちょっと見渡せばそのような類の本を読んだという人をたくさん見かけるのですが、誰に対してしているのかがまったくわからない言い訳をしながらいっこうにモノの整理をしようとしない。それなのにまた特集が組まれている書籍等を購入する。

 

読むのはいいんですが、実行しない限りはなんの効果も発揮しません。

 

 

それが歯がゆいところでもあり、あくまでぼく個人の限界を感じるところです。

ガラクタ整理の新メニューも、延びに延びています。

決してこれが最強だ!というのもは出来上がらないかもしれないのですが、いまはまだこの想いをカタチにすることが出来ないでいる。そこにジレンマというか、未熟さを感じてしまいます。

 

 

 

いずれにしろ、まだまだ推敲が必要なようですが、高速道路での一件はよい気づきになったと感じました。

 

この世界の至る所に、ヒントや気づきの類は転がっていることを考えれば、そして本気で取り組んでいけば、想いをカタチに出来ることを感じた瞬間でもありました。

 

1年後の自分に恥ずかしくない姿を残すために。

年末年始はバタバタ感がある時間帯と、ゆるーく感がある時間帯の真っ二つに分かれていました。

 

バタバタ感というのは移動時間だった利、買い物の時間だったり。

ゆるーく感はみんなでテレビを見たり、お食事をいただいたり。

自宅で録画してためていた番組を朝から晩まで見ていたり。

箱根駅伝にも興奮しましたね。

 

 

 

食事も普段よりはいただいているので、確実に体重増加につながっています(笑)。しかしこの空気も徐々にフェードアウトさせていき、日常生活、または仕事モードに切り替えていきたいと思います。

 

 

 

今日は所用がありサツエキ(札幌駅)やら大通周辺やらへ外出しましたが、地下鉄には北海道神宮への参拝を終えたひとたちがとても多くいらっしゃいました。またそこかしこに旅行中と思われるひとたちもかなりいらっしゃり、なんだか正月という気がしません。かろうじて大きな門松で改めさせられるくらいです。

 

しばらくのあいだサツエキ周辺には訪れていなかったので、しばらくぶりの訪問となりました。とはいっても行くところはだいたい決まっていて、仕事のためにJRタワー展望台へ行くこと、三省堂書店でひたすら新刊や企画コーナーを見て回ること。その他にも色々ありますが、だいたいはこれで済んでしまいます(汗)今日は新年一発目として展望台へ行き、読書と書き物など、思索にふける時間に充てることにしました。

 

 

 

JRタワー展望台に行くと、意外にも人は少なかったです。観光客が最近特に多くいらっしゃっている印象が強かったので、ちょっと驚き。でもテーブルが空いていたためそこに座り、軽食セットを頬張りながら読書をしていました。

 

食事後、に手をつけたのが「そらのポスト」というもの。

 

 

 

 

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ポストがあるのは1月7日まで。

 

 

 

展望台に移動する際、告知ポスターを見たぼくは興味本位からやってみようと思ったのです。

内容は、展望台の売店にて取り扱っているはがきと切手のセットを購入し、内容を記入して展望台内にある指定のポストに投函すると、翌年の元日に届けられるというもの。なんだか小学校時代のタイムカプセルを思い出してしまいました。展望台に移動した後に早速売店でこのセットを購入。何を書くかはまったく決めていなかったのですが、いざペンを走らせてみると、意外にもたくさんのことを言いたかったようで(笑)、びっしりと文字で埋め尽くされました。

 

 

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セットの絵葉書も、センスいいです。(切手つき)

 

 

 

この内容はいずれ忘れてしまうでしょうが、翌年の元日に「はっ」として思い出すことでしょう。その時にでも振り返りたいと思います。

 

 

 

そらのポストについてのページは下記参照

www.jr-tower.com

 

 

 

 

 

JRタワーの展望台という場所、いまのぼくの中ではちょっとした「特別な場所」になっています。それは読書にしろ仕事にしろ、それに「集中」出来る場所であることや、何も考えずに過ごすことが出来るという場所でもあります。

 

この場所に来てくつろぐと、結構な割合で欠伸が出ます(笑)

それだけリラックス、力を抜くことが出来ているのかもしれませんね。

 

 

 

この場所でしばらくの時間を過ごし。

 

その後は三省堂書店と、久々にHMVへ。

本屋とCDショップにはカタログであったり、販促用の小冊子などがあることを今回改めて知ることになったため、これを機に何冊かいただいて帰ることに。内容もさっと読める程度のボリュームなので、先延ばししないように気を付けたいと思います。

 

 

 

 

今日はぼく自身にとっての「仕事始め」でしたが、スローな運転に留まりました。

新年になったこともあり、「先延ばしリスト」を更新し、ちょっと書き物をした程度で思考力が鈍りました。そのため他の時間は読書等に充てることに。きっちりできればいいのですが、こればかりはしょうがありません。

 

 

何もしていないよりは、何かでも少しは進んでいるということを実感しているので、結果を欲張らず、毎日をていねいに、そして確実にこなしていきたいと思います。

そして、年末年始で増えた(と思われる)体重その他の数値も、確実に減らしていきます(汗)

 

 

 

 

 

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 JRタワー展望台内にあった、記念写真スポット。

 

 

 

 

きょうまでに読んだ本

 

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 佐々涼子 集英社 2012年第10回開高健ノンフィクション賞受賞(3)

新・コルトレーンを聴け! 原田和典 ゴマブックス(4)

インサート・コイン(ズ) 詠坂雄二 光文社(5)

NPOが北海道を変えた。 道州制と市民自治へのチャレンジ 編集工房NODE編 インテリジェント・リンク(6)

東京ヴィレッジ 明野照葉 光文社(7)