つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャス編 その61

【Series Herbie Hancock

 

Feets Don't Fail Me Now / Herbie Hancock

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SRCS-9504

 

1.You Bet Your Love
2.Trust Me
3.Ready Or Not
4.Tell Everybody
5.Honey From The Jar
6.Knee Deep

 

 

personel

 

Herbie Hancock(key,Lead&Background vocals)
Ray Obledo(gt)
Eddie Watokins(b)
James Gadson(ds)
Bill Summers(perc)
Julia Tillman Waters(Background vocals)
Maxine Willand Waters(Background vocals)
Oren Waters(Background vocals)
Luther Waters(Background vocals)
Bennie Maupin(ss) *only6
Wah Wah Watson(gt) *only6
Freddie Washington(b) *only6
James Levi(ds) *only2,6
Ray Parler,Jr.(gt,ds) *only3
Gordon Bahary(synth programing) *only6
Coke Escovede(timbales) *only3
Sheila Escovede(congas) *only3

1978年 サンフランシスコ録音


解説書には「ディスコ・ミュージックに挑戦した作品」とある。
これまでジャズをベースにロック等の音楽を見出してきたが、ここではディスコを意識して作成されたという。
バックバンドも列記したとおり、バックボーカルを含めるととんでもない数に。
編成はジャズでも通る形でありながら、エレキ要素をふんだんに盛り込むことでその姿が大きく変わります。
新しいものへの挑戦といえば聞こえはいいかもしれません。しかしその裏には新しい楽器に触れるととともにm、練習に練習を重ねるという作業が生まれます。
そこでカタチにできたものこそ、聴衆を感動させることができる。天性の才能でもそれは十分に可能かもしれないが、鍛錬が積み上げていった厚みには敵わないものと思っている。

 

 

 

 

 

-お知らせ-

現在、ニセコ「カリンパニ」に於いて「ヴィパッサナ瞑想」の合宿に奉仕者として参加中です。
期間中は電子機器を操作することを禁じられているため、自動更新で記事を掲載しています。
次の手動での記事更新は5月24日を予定しています。また、お問い合わせの返信やコメントの返信も、5月24日以降のとなります。

 

整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その34

イキモノタチ / タテタカコ

 

 

 

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VPCC81553

 

 


1.~雑踏~
2.身ひとつ
3.手の鳴る方へ
4.ワスレナグサ
5.押し問答
6.157
7.混濁
8.残影
9.月
10.雷
11.頬杖
12.道程
13.やわらかい風

 

タテタカコ初の?フルアルバム。
全13曲ながら、タテさんらしいピアノと歌、歌詞の世界が広がります。
この作品は彼女のスタイルを確立させた作品であると思っていて、これまで発表してきたミニアルバムは、なんだか出し惜しみをしていたんじゃないかと思うくらいです。

後にライブ盤が出ることになりますが、12曲目は彼女を代表する曲となります。

 

 

 

 

 

 

 

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現在、ニセコ「カリンパニ」に於いて「ヴィパッサナ瞑想」の合宿に奉仕者として参加中です。
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大いなる旅、ふたたび。~カリンパニの夜明け①~

明日、月曜日からはニセコ町にある施設でヴィパッサナ瞑想の合宿に入ります。

 

 

 

実際の合宿は数日後なのですが、今回は奉仕者として参加するため、事前の準備を希望していました。そのためコース開始前に現地入りし、受け入れを整えます。

 

前回の記事「ダンマの思い出」にも書きましたが、奉仕者は合宿参加者の世話をする立場のひとになります。とはいっても食事の用意や施設の清掃が主な仕事で、それ以外の時間は瞑想に充てることができます。ただ、純粋な合宿参加者と比べると、瞑想できる時間は少なくなります。そのためという訳ではありませんが、限られた時間の中での瞑想は、より一層大事な行となりそうです。

 

 

 

そもそも、何故今回は奉仕者として参加することにしたのか。

 

それは前回、ダンマーディッチャでの合宿終了時に於いて、奉仕者のかたから今後の活動について聞いたところ、奉仕者と合宿参加者を交互に経験していったほうがよいという話を聞きました。どうしてかといった問いに対する詳細な返答はありませんでしたが、見えなかったことが見えてくる、というようなことを仰っていたと思いますそれが気にかかっていたこともあり、今回は奉仕者の道を選びました。ちなみに奉仕者での参加は、事前に瞑想合宿を1度でも修了していることが条件だそう。つまり奉仕者は「古い生徒(1度でも合宿に参加し、修了した者)」で構成されており、施設を運営するブレーンにもなっているのです。そのため今回は違った立場で、ヴィパッサナ瞑想を体験することになります。

 

 

 

 

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非日常のはやさを感じました。~また行きたい国、台湾~

台湾での滞在時間も、文字通り「あっ」という間に過ぎました。

今回はそこまでディープな旅にはならなかったのですが、台北市内や他の主な観光スポットを訪ねてみても、旅の醍醐味や面白さ、興味深さをじゅうぶんに堪能することができました。

 

外国へはこれまでに

ニュージーランド(クライストチャーチ)

インドネシア(バリ島)

韓国(どこだったかは忘れましたが、仁川国際空港に降りた記憶。当時はロッテの懸賞で)

 

とまさしく「観光」で訪れており、今回で4か国目となりました。

 

 

 

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 滞在中はだいたい曇りでした。

 

 

 

旅は元来好きでした。

 

若かりし頃は、よく失恋旅行などといってはひとりで車を走らせました(笑)

 

 

一人旅は慣れていました。逆に、複数人での旅にはあまり慣れていませんでした。

 

 

いつしかひとりで旅に出る回数は減りました。それが良かったこともあるし、そうでなかったこともあります。でもそれがかえって学びになったことも多くありました。それが旅先であったからこそ、享受できたのかもしれません。

 

旅は非日常の出来事であり、そのひとの「素」が垣間見える空間でもあると思います。

そこで相手を見て、現地のひとを見て、じぶんを見ることは恐らく大事なことだと感じました。

 

 

 

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ヂェン先生の服を買いに。~目的の国、台湾~

ここ数日間、札幌や他の地域では気温が例年以上に上がり、ゴールデンウィークに桜の開花がぴったりとはまりました。

 

例年の話しをしますと、じつは桜の開花(札幌)はゴールデンウィーク後になることが多く、期間中は円山公園でも一時的に火の使用を認められるのですが、肝心の花がないことが多かったのです。それが日常であったため、今年は特に早いなと感じていたのですが、昨日近所の公園へ桜を見に行きましたら、既に葉桜が進んでいました。それだけ高気温が続いたということでしょうか。その傍らには梅が少しずつ蕾を膨らませていました。

 

 

 

桜の次は梅。その後はライラック・・・

札幌の花のシーズンは、これからといったところです。

 

 

 

と、花の話しを少ししてしまいましたが、先月訪れた台湾では、思えば花を見る心理的余裕がありませんでした。いや、その他のモノに興味が行き過ぎて、目を向けなかったと言うべきかもしれません。木々に関しては明らかに熱帯に生きる木であったことは確認していたのですが、花々についてはゆっくり眺めることをしませんでした。台湾の国の花であるとか、よく植えられている花なんかを観察すると、少し街の風景が変わって見えるかもしれません。見慣れている光景も、視点を変えることで新たな気づきというのが起こります。短期間の滞在となってしまいましたので、また改めて渡航し、こんどはしっかりと花を眺めたいと思います。

 

 

 

今回、台湾を訪れることで行ってみたいお店が「ひとつだけ」ありました。

 

それが「ヂェン先生」のアトリエ兼ショップ。

 

 

鄭惠中(ヂェン・ホェヂョン)というのが先生の名前ですが、だいたい「ヂェン先生」とみなさんは呼んでいるようです。

 

 

ぼくがこの人を知ったのは、松浦弥太郎さんの本を読んでのこと。

 

松浦さんの、ヂェン先生とその服に対する気持ちがとてもいいなと思っていました。

 それで、この服を着てみたいなと思ったのです(ミーハー。笑。)

 

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80:20の法則(パレートの法則)を改めて体験する。~役目の終わりに気づくこと~

ゴールデンウィーク、真っ只中です。

 

 

 

ぼくは一足先に道南・森町と七飯町を訪れてきました。

平日の移動であったため、高速道路も一般道も大きな混雑はなく、スムーズに移動することができました。昨日混雑状況を見てみますと、高速道路でも最低2km、最高で約20km近くの渋滞が起きていたようです。またこういった時期に目立つのが「逆走」で、この事象が発生してしまいますと、高速道路が通行止めになります。逆走する側の心理はわかりませんが、たとえ「路肩」を走っていたとしても決して安全とは言えません。高速道路でのイレギュラーは重大事故につながる要因を過分に含んでいます。ついついアクセルを踏みがちになりますが、安全運転で目的地へ、そしてまた安全運転で自宅に戻って欲しいと思います。

 

 

 

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カヌーのアクティビティを体験。その先には駒ヶ岳

 

 

長距離移動のお供として、ラジオやCDで音楽などをかけることがよくあります。

これまで「整理棚からひとつかみ」として掲載してきたアルバムたちの大半も、この長距離移動の中で聴き、その時に抱いた印象をメモ感覚で書き留めてきました。

 

 

今回の移動は札樽自動車道から道央自動車道に合流し、道南側終点の「大沼国定公園」までとなっており、片道ゆうに300kmを超える移動となりました。最初は2車線だったものが、登別あたりから1車線に縮小、制限速度も抑えられつつ、初夏の陽気に誘われながらひたすら車を走らせました。

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その60

 

【Series Sideman of John Coltrane

 

 

High Pressure / The Red Garland Quintet With John Coltrane

 

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VICJ-2147
prestige7209

 

 

1.Soft Winds
2.Solitude
3.Undecided
4.What Is There To Say
5.Two Bass Hit


personel

Red Garland(p)
John Coltrane(ts)
Donald Byrd(tp)
George Joyner(b)
Art Taylor(ds)


Rec :

Dec 13,1957 on 1.2.5
Nov 15,1957 on 3.4

ピアノのレッド・ガーランドマイルス・デイビスのコンボに参加したこともあり、評判と評価は上々のものでした。
そしてジョン・コルトレーン。こちらも負けず劣らずの注目株で、プレスティッジというレーベルはあの手この手で「いろんな」セッションを録音し、商品化していきます。

このアルバムもある意味「プッシュ」されている作品で、演奏者のみならず、プロデュース側の「熱」も伝わる作品です。
あちこちのセッションで目にする名前が多いのはそれこそ「引っ張りだこ」状態。その腕を買われてのことですが、自分の腕を披露すると共に、新しい奏法を試してみたりと、常にドアをノックしているさまも垣間見ることが出来そうな気がします。

整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その33

 

ハイヌミカゼ / 元ちとせ

 

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ESCL-2320

 

 

1.サンゴ十五夜
2.ワダツミの木
3.夏の宴
4.ひかる・かいがら
5.心神雷火
6.37.6
7.初恋
8.ハイヌミカゼ
9.君ヲ想フ
10.凛とする

 

ワダツミの木が話題を呼んだ、元ちとせのメジャーデビューアルバム。
その1曲1曲が宝石のようで、今聴いても飽きることはない。
シングル曲2曲を含めたほか、その土地柄の心情を代弁したような曲も含まれている。
何度聴いただろう、というくらい、繰り返し聴いたアルバムのひとつです。