つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その64

【Series Sideman of John Coltrane

 

Traneing In / John Coltrane With Red Garland Trio

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VICJ-2137
prestige7123

 

1.Traneing In
2.Slow Dance
3.Bass Blues
4.You Leave Me Breathless
5.Soft Lights And Sweet Music

 

personel

 

John Coltrane(ts)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)


Rec:Aug 23,1957

 

とうとうリーダー格のひとり、レッド・ガーランドをさしおいてトップに名前が入ったコルトレーン
というのも当時のコルトレーンは自身のリーダーアルバムが好評を受けるなどして急激に実力と人気をつけてきたから。
編成はあくまでトリオ(3人)という表記なので頭にはガーランドが来るはずなのですが、ゲストプレイヤー扱いになtyているコルトレーンが先にくるのは、とても不思議な現象です。
とはいってもこの4人編成は代表的な組み合わせのひとつなので、シンプルにジャズを楽しむことが出来ます。
ブルース色が強いかな?と思いつつも、それを緩和させるメロディプレイが響いたりと、ジャズの幅の広さを感じさせてくれる本作品は、レッド・ガーランドそしてジョン・コルトレーン双方にとって記念碑的な作品だと思います。

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その63

【Series Herbie Hancock

 

Sunlight / Herbie Hancock

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SRCS-7168

 

1.I Thought It Was You
2.Come Running To Me
3.Sunlight
4.No Means Yes
5.Good Question

 

personel

 

ハービー・ハンコック(p,kb,synth,vo)
ワー・ワー・ワトソン(g)
ハービー・メイソン(ds)
レイ・パーカーJr.(g)
トニー・ウィリアムス(ds)
レオン・チャンクラー(ds)
ベニー・モウピン(ss)
ジャコ・パストリアス(b)
ビル・サマーズ(per)
ポール・ジャクソン(b)
ラウル・レコウ(cong)

etc

※英語表記がないため、カタカナ表記とした


ハービーがヴォコーダーを初めて使用した「ヴォーカルデビュー」アルバムになっています。
ということは、ここから彼のヴォーカルが吹き込まれた作品が多数出てくるわけなのですが、最初はいいとしても、どんどんそれが違和感に感じてくることも。
このアルバムではひとまずお手並み拝見といったところになるのでしょう。

注目はジャコ・パストリアスがベースで参加していること。

当時はフュージョン全盛のとき。
となれば新しい音を探求する時代でもあったように感じます。
そう考えれば自分の「声」でさえもサウンドのひとつになりうるとひらめいたとき、自然と私たちも同じような試みをするのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その35

ノマド・ソウル / 元ちとせ

 

 

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ESCL 10001-2

 

 

 

Disc 1:CD

1.トライアングル
2.音色七色
3.千の夜と千の昼
4.いつか風になる日
5.翡翠
6.オーロラの空から見つめている
7.この街
8.月齢17.4
9.百合コレクション
10.ウルガの丘


Disc 2:DVD

1.この街
2.千の夜と千の昼

 

元ちとせさんの2作目になるアルバム。
この作品を最初聴いたときには、期待通りの作品だと感じました。
前作と比べていくと段々とポップ路線を走っている印象を受けますが、どこか故郷の旋律や想いなどを散りばめたいという彼女の想いが垣間見えるようです。
松任谷由美山崎まさよしらの力を得つつ制作した、彼女の自信作だと思います。

 

 

 

 

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果たすということ

だれもが容易にコネクトできる世界になってしまったからこそ
だれからもつながろうという意思表示をされないことが際立ってしまう


それが孤立という見解や状態であったとしても
決してそれとは言わずに孤高だと言い張るだろう
そして知らないうちに何かに疲れていることに気づく

 

 

 

 

 

遡るとそこには不便さという名がついた制限があった
だからこそ人は工夫を凝らすようになったのだと思う


便利になってしまったからこそ反応のないことについて不安のさざ波が立つ
そして自らを安定するためのもしくは安定させてくれる存在にすがっていく

 

 

 

 

ぼくはどこかで考えなおさなければならない
ひととのつながりや自分自身との関係性を
程よい距離もそして干渉も
無言の中に含まれているということをいい加減知るべきなのだ


それを刻んだうえで孤高として立てばいい


誰も居はしないが何かが居る蒼い岸で立てればそれでいいのだと思おう

 

 

 

 

 

それが無力という寿命を蝕むものに対するささやかな
抵抗ではなく、挑戦でありつづけたい

 

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その62

【Series Sideman of John Coltrane

 

Dig It ! / Red Garland Quintet With John Coltrane

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VICJ-2112

Prestige7229


1.Billie's Bounce
2.Crazy Rhythm
3.C.T.A.
4.Lazy Mae

 

 

personel

 

1.3.4

Red Garland(p)
John Coltrane(ts)
Donald Byrd(tp)
George Joyner(b)
Art Taylor(ds)

2

Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)

 

Rec:

1.4:Dec 13,1957
2  :Feb 7,1958
3  :May 22,1957


プレステッジというレーベルのご自慢は「ブローイング・セッション」。
ブロー、つまりは ジャズなどで、管楽器を派手に吹くことがこのレーベルの目玉、ということになります。
リーダーはピアニストのレッド・ガーランドですが、管楽器にはトランペット、テナーサックスのツートップが控えており、ブイブイいわせています。
かと思いきや、これらのジャム・セッションには珍しい、管楽器抜きのナンバーが収録されているなど、変化球も織り交ぜた作品になっています。
ジョン・コルトレーンはあちこちのセッションに参加することでその実力を不動のものへと近づけ、そこからまた高みへ昇る階段を見つけることになるのですが、この作品もその途中経過を示す貴重な記録であることに違いはありません。

 

 

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャス編 その61

【Series Herbie Hancock

 

Feets Don't Fail Me Now / Herbie Hancock

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SRCS-9504

 

1.You Bet Your Love
2.Trust Me
3.Ready Or Not
4.Tell Everybody
5.Honey From The Jar
6.Knee Deep

 

 

personel

 

Herbie Hancock(key,Lead&Background vocals)
Ray Obledo(gt)
Eddie Watokins(b)
James Gadson(ds)
Bill Summers(perc)
Julia Tillman Waters(Background vocals)
Maxine Willand Waters(Background vocals)
Oren Waters(Background vocals)
Luther Waters(Background vocals)
Bennie Maupin(ss) *only6
Wah Wah Watson(gt) *only6
Freddie Washington(b) *only6
James Levi(ds) *only2,6
Ray Parler,Jr.(gt,ds) *only3
Gordon Bahary(synth programing) *only6
Coke Escovede(timbales) *only3
Sheila Escovede(congas) *only3

1978年 サンフランシスコ録音


解説書には「ディスコ・ミュージックに挑戦した作品」とある。
これまでジャズをベースにロック等の音楽を見出してきたが、ここではディスコを意識して作成されたという。
バックバンドも列記したとおり、バックボーカルを含めるととんでもない数に。
編成はジャズでも通る形でありながら、エレキ要素をふんだんに盛り込むことでその姿が大きく変わります。
新しいものへの挑戦といえば聞こえはいいかもしれません。しかしその裏には新しい楽器に触れるととともにm、練習に練習を重ねるという作業が生まれます。
そこでカタチにできたものこそ、聴衆を感動させることができる。天性の才能でもそれは十分に可能かもしれないが、鍛錬が積み上げていった厚みには敵わないものと思っている。

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その34

イキモノタチ / タテタカコ

 

 

 

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VPCC81553

 

 


1.~雑踏~
2.身ひとつ
3.手の鳴る方へ
4.ワスレナグサ
5.押し問答
6.157
7.混濁
8.残影
9.月
10.雷
11.頬杖
12.道程
13.やわらかい風

 

タテタカコ初の?フルアルバム。
全13曲ながら、タテさんらしいピアノと歌、歌詞の世界が広がります。
この作品は彼女のスタイルを確立させた作品であると思っていて、これまで発表してきたミニアルバムは、なんだか出し惜しみをしていたんじゃないかと思うくらいです。

後にライブ盤が出ることになりますが、12曲目は彼女を代表する曲となります。

 

 

 

 

 

 

 

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大いなる旅、ふたたび。~カリンパニの夜明け①~

明日、月曜日からはニセコ町にある施設でヴィパッサナ瞑想の合宿に入ります。

 

 

 

実際の合宿は数日後なのですが、今回は奉仕者として参加するため、事前の準備を希望していました。そのためコース開始前に現地入りし、受け入れを整えます。

 

前回の記事「ダンマの思い出」にも書きましたが、奉仕者は合宿参加者の世話をする立場のひとになります。とはいっても食事の用意や施設の清掃が主な仕事で、それ以外の時間は瞑想に充てることができます。ただ、純粋な合宿参加者と比べると、瞑想できる時間は少なくなります。そのためという訳ではありませんが、限られた時間の中での瞑想は、より一層大事な行となりそうです。

 

 

 

そもそも、何故今回は奉仕者として参加することにしたのか。

 

それは前回、ダンマーディッチャでの合宿終了時に於いて、奉仕者のかたから今後の活動について聞いたところ、奉仕者と合宿参加者を交互に経験していったほうがよいという話を聞きました。どうしてかといった問いに対する詳細な返答はありませんでしたが、見えなかったことが見えてくる、というようなことを仰っていたと思いますそれが気にかかっていたこともあり、今回は奉仕者の道を選びました。ちなみに奉仕者での参加は、事前に瞑想合宿を1度でも修了していることが条件だそう。つまり奉仕者は「古い生徒(1度でも合宿に参加し、修了した者)」で構成されており、施設を運営するブレーンにもなっているのです。そのため今回は違った立場で、ヴィパッサナ瞑想を体験することになります。

 

 

 

 

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