つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その67

【Series Herbie Hancock

 

Man-Child  Herbie Hancock

 

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SRCS-9563

 

1.Hang Up Your Hang Ups
2.Sun Touch
3.The Traitor
4.Bubbles
5.Steppin'In It
6.Heartbeat


parsonel

 

Herbie Hancock(pf,elp,arp odyssey,pro solist2600,string ensemblessynth,clavinet,oberheim polyphonic synth)
Wayne Shorter(ss)
Bennie Maupin(ts,ss,saxello,bcl,afl)
Ernie Watts(sax,fl)
Jim Horn(sax,fl)
Bud Brisbois(tp)
Jay Da Versa(tp)
Garnett Brown(tuba,btb)
Back McKnight(g)
David T.Walker(g)
Wah Wah Watson(g)
Paul Jackson(b)
Louis Johnson(b)
Henly Davis(b)
Mike Clark(ds)
Harvey Mason(ds)
James Gadson(ds)
Bill Sammers(perc)
Stevie Wonder(harmonica)

1975,ロサンゼルス、サンフランシスコにて録音

 

このアルバムにはスティービー・ワンダーがハーモニカで参加、その他はデイビッド・T・ウォーカーやウェイン・ショーター、ハービー・メイソンなどの有名どころや、ヘッドハンターズからの付き合いがあるメンバーを組み込んでの収録となっています。
もう慣れてしまいましたが、パーソネルの多いこと(汗)

ハービーがたくさんの機器を揃え、華麗なタッチを披露してくれている点では、ヴォーカルを取り入れた作品よりも落ち着いて聴くことができるかもしれません。
ただ、ヘッドハンターズというヒットした作品の踏襲というか、延長というか、その路線を拡大させようという意図も見て取れるのも事実で、もっと新しい音を求めている人には、この光景はどのように写っていたことでしょう。

ご存じの通り、ハービーハンコックは創価学会員。
楽曲にも、その教えの影響を受けたと思われるものが散らばっています。
でも、音楽に自身の信仰を取り入れるのはいかがなものか、といった批判は的外れであることを知っておかねばなりません。
かのジョン・コルトレーンも宗教的な影響を受けて「フリージャズ」に傾倒していったことは事実。
その他のアーティストにも当てはまる話なのです。

宗教の影響は、人格の形成につながります。
それがサウンドにどのように影響してくるかは、リスナーとして単純に楽しみたいと考えています。

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その37

ハナダイロ / 元ちとせ

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ESCL 2828-9

 

 

Disc 1:CD

1.羊のドリー
2.前兆(まえぶれ)
3.青のレクイエム
4.詠みびと知らず
5.はなだいろ
6.春のかたみ
7.蛍草(つゆくさ)の夜
8.恐竜の描き方
9.黎明
10.甘露(アムリタ)
11.祈り
12.語り継ぐこと
13.死んだ女の子 -bonus track-


Disc 2:DVD

1.語り継ぐこと
2.春のかたみ


「死んだ女の子」は坂本龍一さんのプロデュースによるものだそう。
シングルにも収められた「語り継ぐこと」は、その後彼女の代表曲になりましたね。
制作には教授のほか、スキマスイッチ松任谷由美スガシカオさんらを迎えた豪華な布陣となっています。
楽曲のタイトルはなんだか昔の日本を思わせるものが多いですが、とてもポップな歌と、きれいな声を聴かせてくれます。

 

 

 

 

 

 

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多読の中間報告です。 その7

多読の中間報告も、今回で7回目となりました。

 

 

昨年冬から始めた多読。読むペースは波を打つような感じになっていますが、現在のところ中断することなく続けることが出来ています。

 

これは本好きだからできるものかもしれませんが、そんな本好きであっても読む気が起きないときはあるものです。その期間が長いか短いかは、なってみないとわかりません。幸いにも現在のところ、読む気が起きない期間は比較的短期間になっているため、大幅な停滞もなく、本の世界に入り込むことが出来ています。

 

 

 

 

読み進めてきた本の中で、気になる文章や語句などがあればその都度付箋を貼っています。これをまた別途文字に起こすことを決めていますが、現在のところは図書館で借りてきた本に限り、先行してノートに書き留めている状況です。そのため、じぶんの持ち物になっている本に貼った付箋はそのまま。それがそのままダンボール箱に収納された状態になっています。

 

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4箱目に入りました。

 

 

 

 

 

 

これを一目で見ると、いろんなことが浮かんできます。

 

よく読んだなとか、この付箋どうすんだよとか(汗)

 

 

いい意味でも悪い意味でも、自己責任です。自業自得です。

そうです。自分でやると決めたことです。

 

 

 

 

なので、後悔はしていません。

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その66

【Series Sideman of John Coltrane

 

Soul Junction / The Red Garland Quintet

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VUCJ-2146
prestige7181


1.Soul Junction
2.Woody'n You
3.Birk's Works
4.I've Got It Bad(And That Ain't Good)
5.Hallelujah


personel

 

Red Garland(p)
Donald Byrd(tp)
John Coltrne(ts)
George Joyner(b)
Art Taylor(ds)

Rec:Nov 15,1957

 


迫力のある5人編成(クインテット)の作品。
レッド・ガーランドといえばビリビリ来るほどの熱いピアノの旋律と、それを支えるバンドメンバーの熱量と言えると思います。
コルトレーンを加えた作品は何作かに分かれておりますが、そのどれもが一流のセッションであり、様々な組み合わせを構築することでその面影が変わっていく様を実感できるというのがとても興味深いところです。
いつまでも同じような調子で演奏していては観衆にも飽きられてしまいますが、特殊な環境下での経験を積むことにより、スリリングさをも兼ね備えた旋律を加えていきます。
1曲目が15分を超える大作になっていたりと、何かと興味をそそられる1枚ではないかと思います。

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その65

【Series Herbie Hancock

 

Sound System / Herbie Hancock

 

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SRCS-9567

 

1.Hardrock
2.Metal Beat
3.Karabali
4.Junku
5.People Are Changing
6.Sound System

bonus track
7.Metal Beat(Extended version)


parsonel

1.
Herbie hancock(key)
Bill Laswell(b,Dmx,tapes)
Henry Kaiser(g)
Nicky Skopelitis(eld)
Anton Fier (Simmons,ds,soundplate,cucia)
Rob Stevens(Xmd)
Will Alexander(fairlight programming)
D.S.T.(turn,FX)
Daniel Ponce(bata)

2.
Herbie hancock(key)
Wayne Shorter(lyricon)
Henry Kaiser(g)
Foday Musa Suso(Dusunguni,Balophone)
Anton Fier (Simmons,ds,soundplate,cymbals,gong)
Will Alexander(fairlight programming)
D.S.T.(turn,FX)
Toshinori Kondo(speaker)
Aiyb Dieng(talking drum,chatan,bells)
Bernard Fowler(voice)

3.
Herbie hancock(key)
Wayne Shorter(lyricon)
Daniel Ponce(bata,bells,shekere)
Will Alexander(fairlight programming)
Hamid Drake(cymbals)
Bernard Fowler(voice)

4.
Herbie Hancock(key)
Bill Laswell(b,Dmx,tapes)
Foday Musa Suso(kora,kalimba,dusunguni)
Aiyb Dieng(talking drum,chatan,bells)
Rob Stevens(praxis programming,xmd)

5.
Herbie Hancock(key)
Bernard Fowler(voice,vocal arrangement)
Anton Fier(TR-808,woodblock,perc)

6.
Herbie Hancock(key)
Toshinori Kondo(tp)
Niicky Skopelitis(g)
Foday Musa Suso(kora,g,talking drum)
Bill Laswell(b,dmx)
Aiyb Dieng(talking drum)
Anton Fier (Simmons,ds,soundplate,synare tympani)
Hamid Drake(cymbals)
Will Alexander(fairlight programming)
D.S.T.(turn,FX)

7.
Herbie hancock(key)
Wayne Shorter(lyricon)
Henry Kaiser(g)
Foday Musa Suso(Dusunguni,Balophone)
Anton Fier (Simmons,ds,soundplate,cymbals,gong)
Will Alexander(fairlight programming)
D.S.T.(turn,FX)
Toshinori Kondo(speaker)
Aiyb Dieng(talking drum,chatan,bells)
Bernard Fowler(voice)

 

 

1984年録音


ビル・ラズウェルとのタッグが印象的なアルバムになります。
フューチャーショックといった名作もあったため、彼とのコンビネーションは更なる拡がりを見せます。
このあたりのアルバムタイトルからも推察されるように、表題からも「先」を意識しているというのは見て取れます。
そして時代的背景として、エレクトリックやアフリカの音を取り入れ、その先にはヴォコーダーを導入して様々な「音」を追求していく姿勢も見えます。
楽曲ごとに編成を変えて収録しているということは、それぞれに追求する何かがあり、また「試し」でもあるということだと思います。
たくさんの機器を駆使するハービーは日本で言うところの「小室哲哉」に見えて仕方ないのですが笑、その姿勢を貫くことこそが、結果として新しい境地を見出すことにつながるのかなと思いました。

 

 

 

 

 

 

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整理棚からひとつかみ。 邦楽編 その36

羊狼 タテタカコ ドキュメンタリー

 

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VPCC80624

 

 

 

CD

1.えのぐ
2.手の鳴る方へ
3.宝石
4.157
5.混濁
6.ワスレナグサ
7.シャボン玉
8.月
9.頬杖
10.卑怯者
11.あした、僕は~道程
12.しあわせのうた


DVD

1.混濁
2.心細い時にうたう歌
3.あした、僕は~道程

 

2007年6月15日、品川教会にて行われたライヴのドキュメンタリー。
彼女の真骨頂はスタジオではなくライヴ会場だということがよくわかる作品です。
ぼくはこの作品からタテタカコを知り、聴くようになりました。
ここには、タテタカコの「きほん」が、ぎっしりと詰まっています。

 

 

 

 

 

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ひとは「ことば」ではなく「ことばを発したひと」を見る

 

今ではあらゆるところに「名言」や「金言」といったものがかんたんに掲載され、また目を通すことができるようになりました。この背景としては「自己啓発」的な面が支持されているということもあると思います。ビジネス誌では自己啓発に近い特集が何度も組まれていますし、経営者が座右の銘にしていることばも、偉人の名言や金言になります。これまでたくさんのことばに触れてきたわけですが、その中には「誰が」発したことばなのか、実はわかっていないというものもあると思います。

 

 

 

そのことばが背中を押すこともあれば、押しつけがましいと反発されることもあります。

それは一体どうしてなのだろうと思ったことから、この文章を書き始めています。

そう思わせた出来事が、実際にあったからなのでした。

 

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その64

【Series Sideman of John Coltrane

 

Traneing In / John Coltrane With Red Garland Trio

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VICJ-2137
prestige7123

 

1.Traneing In
2.Slow Dance
3.Bass Blues
4.You Leave Me Breathless
5.Soft Lights And Sweet Music

 

personel

 

John Coltrane(ts)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)


Rec:Aug 23,1957

 

とうとうリーダー格のひとり、レッド・ガーランドをさしおいてトップに名前が入ったコルトレーン
というのも当時のコルトレーンは自身のリーダーアルバムが好評を受けるなどして急激に実力と人気をつけてきたから。
編成はあくまでトリオ(3人)という表記なので頭にはガーランドが来るはずなのですが、ゲストプレイヤー扱いになtyているコルトレーンが先にくるのは、とても不思議な現象です。
とはいってもこの4人編成は代表的な組み合わせのひとつなので、シンプルにジャズを楽しむことが出来ます。
ブルース色が強いかな?と思いつつも、それを緩和させるメロディプレイが響いたりと、ジャズの幅の広さを感じさせてくれる本作品は、レッド・ガーランドそしてジョン・コルトレーン双方にとって記念碑的な作品だと思います。

 

 

 

 

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