わたしが利用している「ネットオークション」。
その老舗である「ヤフオク」を利用し続けています。
始めたばかりの頃は落札中心でしたが、いつしか出品も行うようになりました。現在はそのバランスが逆転し、出品が中心となっています。
オークションの置かれる立場も、いまと昔では違ったように思います。
最初の頃は本当に珍しいものを中心に売買している印象がありましたが、現在は中古品を扱うという商売が定着し、事業者や個人事業主も参入したため、市場は激変しました。ジャンルにとってはレアなものを競り落とすというよりは、単純に中古品をネットで購入するという感覚に陥ってしまうほどのラインナップになっています。
こうなるとオークションで高く売る、というよりは、市場をひとつでも多く押さえ、幅広く売り上げを上げるというのが、いまの出品者の姿勢になっているかもしれません。
出品=売る という構図なので、出品する側は少なくとも「利益を上げる」ことを目的に利用しています。その利益が100円でも10円でも立派な利益です。しかし、出品するまでに色々と準備しなければならないこともあります。その最初の関門は「利用者登録」であり、継続して出てくる課題は「出品作業」になるのです。
わたしがヤフオクに利用登録した時の記憶をかいつまんで話すと、およそ以下のことをしたように思います。
・ヤフーIDの取得(当時はヤフープレミアム(有料)に登録)
・取引用にネットバンクの口座を新設(当時は地銀とゆうちょ)
・出品時、またはその後の取引通信用のテンプレートを作成
まだ他にもあったと思いますが、おそらくこんなものかと思います。
そして出品に伴うに必要な作業というと、こんな感じです。
・商品のコンディションチェック
・商品撮影
・可能な発送方法の確認
・出品時の文章作成と画像のアップロード
・出品時のスタート価格設定
・質問の対応
・落札者とのやりとり
・振込確認
・商品梱包
・発送
・評価(この取引はどうだったかといったものを数値化したもの)
こう考えると、商品を出品するということでたくさんの作業が発生することになります。
「そんな暇はない」「暇はないがオークションで稼ぎたい」といった人向けに「代行業者」が出てくるほどで、その手数料は業者によってまちまち。そういった広告を見かけるということはそれなりに利用する人がいるということなのでしょうが、何となく「手数料」という名目であれもこれも請求されないように注意しないといけない気がします。特に確認もせずに依頼をしてしまうことで、後になってトラブルにつながることは、どの分野でもありますから。
そう考えると、落札はラクです。
・入札(落札)する
・出品者とのやりとりを行う
・振り込む
・商品が届いたら、評価をする
こんなもんです。
この違いから見てもわかるように
「買う(持つ)」ことはかんたんで
「売る(捨てる)」ことはめんどくさい(難しい)のです。
売ることが難しくなる、ひとつの典型的な理由として
・まとめて売ろうとする
・売るために「必要な時間」を確実に確保しようと思ってしまい、行動が鈍る
が挙げられます。
すぐに「捨てる」ことができる人は同時に「売る」こともできる人です。
誰かにあげたりすることも同様です。
逆にすぐに出来ない人は「まとめて」やりたいという気持ちが働いてしまいます。
いちいちやってられないという考えからのものだと思うのですが、それが長く続いてしまうといつの間にか・・・という状況になっている。思い出しては、また先に延ばしてしまう、ということの繰り返しを起こします。
オークションの出品作業もだいぶ簡素化されてきたように思いますが、それでも落札に比べると負担は大きいです。これを仕事にしている人ならまだしも、個人の範囲でしょっちゅうできるものではありません。仮にたくさんのモノを出品する時には、短期決戦で行うのが望ましいです。
わたしもちょくちょくオークションで出品をしていますが、それは「可能な範囲で投資したお金を回収する」という感覚で利用しています。レア物を出品して一攫千金という姿勢は、とうの昔に捨てました(笑)。
というのも、そんなに高い値段がつく確率は低いからで、ごくたまについたときに初めて「ラッキーだった」程度の喜びで済ませることができるようになったからです。「これは高値がつく」というのは事前に調べればたくさん見つかりますが、それを求めて転売するのはもはや事業になってしまいます。個人であれば自分の趣味程度に留めておくのが理想であり、在庫を抱えるのは個人宅では限界がありますし、いい影響を与えることはほぼないと思います。
わたしがガラクタ整理でモノを捨てるときは
- 売れるか売れないかを選別
- 売れると判断したものをオークションに出品
- 売れ残ったモノを業者に買い取り依頼
- 同時期に売却出来ないものを処分
という流れでやっています。
業者への買取は最低でもダンボール1箱は行きますので、相応の点数をその時点で手放すことになります。
オークションへ出す数はその都度違うのでまちまちですが、多い時は100点越えもざら。
そこから売れ残るのは2割程度なので、元々業者に買い取り依頼をするものと合わせます。
こんな流れに乗じて、他のモノも整理して捨てます。
流れに乗っているからこそ体のフットワークも軽くなります。こんな時は、意外とひとつのものに対しての決断がスパっとでき、時間をかけるようなことになりにくいです。
こういった整理は人によりけりですが、細かな準備や段階を踏んで初めてできる人と、一気にできる人に分かれてくると思います。それでも共通するのは「整理する!」という気持ちを「行動」に移す勇気です。「思考」を実際の「行動」に移すこと。つまりは「具現化」が重要だということ。いくら頭の中で考えていても、整理が進まないのであれば「絵に描いた餅」状態です。何にも変わらないのです。
一度これが出来ると後は早いのですが、これが出来るまでがひとつの「ヤマ場」だと言えます。なんだ、そんなことかよと言う人もいらっしゃるかもしれませんが、オークションに限らず、仕事でも日常生活でも当てはまることはあります。そこに何かしらの言い訳が出てきたときには、足を止めてしまっていると思ってください。
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