つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

きっかけは、枠にはまらないところからひろがる。

きょうは木枯らしの強いこと・・・

 

気温も一桁台で、秋を通り越したかのような寒い1日でした。

 

 

 

 

 

そんななか、自宅から歩いて向かった先は最近注目スポットとしても紹介されている

 

 

「もみの木So」へ。

 

 

ここで観てきましたのが

 

 

 

 

「絵本とわたし展Vol.2」

 

 

 

でした。

 

 もみの木Soのブログ

blog.goo.ne.jp

 

 

 

 

この展示を知ったきっかけが、別件で知り合いの絵本作家さんに連絡を取ったこと。

その方が上記の展示に出展するということで、声をかけていただいたのです。

 

 

出展されている方は絵本作家さんに限らず、ハンドメイドで活動している方、輸入雑貨を扱っている方など様々。しかし、展示スペースの空気というか空間というか、その世界がうまくまとまっていて、興味も湧けば驚きも飛び出るという感じで、落ち着いて展示を見ていなかったような気がします(汗)

 

 

 

展示に関しては絵本作家さんが紹介したい絵本というコーナーを設けてそれぞれお薦めの絵本を紹介していらっしゃったり、絵本作家さんがポストカードなどの作品を展示していらっしゃったり、好きな作品を掘り下げていらっしゃったりと本当に様々で、興味のきっかけが広がる感覚を覚えました。

 

 

 

絵本とは言っても、小さい頃に読んだことがほとんどで、大人になってからは読むことなどなくなりました。それが、店頭で小さい頃読んでいた本が売られていて、それを購入してからちょくちょくと絵本に触れる機会が増えました。絵本作家さんによる絵本や、詩人とコラボレーションした絵本など、今では様々な絵本が出ています。

 

そういったことを知るだけでも、世界が広がる。

それは何も絵本だけのことに限りません。

 

 

 

きょうは知り合いの絵本作家さんもいらっしゃったので、ひととおりお話してから在廊されている方々に許可をいただいたうえで、何枚か写真を撮ってきました。

 

 

 

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こうしてみると、凄くわくわくするのがわかります。

ぼくの他にもお客さんは来ていましたが、一様に懐かしいという声があちこちから上がっていました。

 

 

 

 

 

 

この展示で目に止まったものがあったので、それをざっくり紹介すると。

 

 

 

 

みなさんは「ショーン・タン」という作家さんをご存じでしょうか。

代表作は「アライバル」で、絵のみというちょっと変わった作品です。

この作品が出るにあたり、日本でもちょっとしたニュースになったことがあり、それがきっかけでぼくもこの作品を買っています。

 

それが今回の展示で洋書の本が置かれてあり、この本をピックアップした方としばしこの作品についてお喋り。この本は世界的には有名だそうなのですが、国内ではこの人の本を持っている方というのは知らないらしく、どうやらぼくが第1号になったらしいです(汗)埋もれた名作というのはあるんですねーとお話していました。

 

www.kawade.co.jp

 

 

 

次は絵本作家「ベスコフ」さん。

このベスコフさんの作品に感化され、オマージュという形?で新しい絵本を作られたのが知り合いの絵本作家さんであるかとうまふみさん。

そのきっかけや作風などをお伺いしながら、ベスコフさんの絵本を読み、続いてかとうさんの絵本を読む。そしてベスコフさんの著書履歴を見てみると、あらびっくり!我が家にベスコフさんの絵本があったのです。

 

 

 

 

 

そのタイトルは「ペレのあたらしいふく」

 

 

 

 

 

このタイトルであれば、ご存じのかたも多いかもしれませんね。

 

 

 

この絵本は家人が記憶に残っている絵本で、大人になってから買い求めたもの。

そうとは知らずに最初は読んでいて、その後につながりを知るなんて、なんて素敵なストーリーなんでしょうか。世間は狭い(笑)、いやいや、世界の幅が広がるとはまさしくこういうことだと感じました。

 

 

 

 

最後に驚きを禁じ得なかったのがちびくろさんぼ

 

この作品、当初は何ら問題がなかったのですが、時代が流れるにつれ、この作品には差別用語が含まれているということで発売禁止になるなどニュースにもなった作品です。

 

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それが今回展示されていて、なんと指人形まで作成されるという情熱のこもった展示に感嘆としました。そのできが素晴らしいのです。ちょっと指にはめて遊んでしまいました(笑)

 

ぼくはこの作品を読んだ記憶がないのですが、タイトルはもちろん知っています。

長年歴史ある作品でさえも、時代の流れでそのような扱いを受けることにびっくりしました。

 

また、日本の昔話でさえも、ぼくが知っている結末ではなく、現代風にアレンジされているそうです。それは残酷な展開等を変更するというものらしいのですが、これは違うと思います。絵本は道徳の教科書のような存在でもあるのではないでしょうか。いい話をたくさん読んでもらっていい子に育ってもらいたいという気持ちはわかりますが、いまはまだ対称となる存在の教訓や教科書等は必要だと感じています。実際にやるというのではなく、お話として体験してもらう分には問題ないのではと思います。

 

そしてこの話を聞いて思うのは、こういった展開の変更がこの先色んなジャンルの作品に派生しないか心配だということ。表現の自由の問題も出てくるかもしれませんが、今後様々な問題と絡まり合い、面倒になってくるかもしれないなと感じました。

 

 

 

話を戻して。

 

 

 

今回の展示では「ちびくろさんぼ」の原書をわざわざ探してこられてきたとのこと。

ネット等で探し当てたのが、今回展示されている一冊なのですが、よーく見てみると・・・

 

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・・・・・なに?

 

・・・・・・なんだ、これは?

 

・・・・・・・こ、これは・・・・・・・

 

 

 

 

全っ然、違うじゃねえか!!!

 

 

 

 

驚きです。

 

いや、驚きどころではありません。衝撃レベルです。

 

カルチャーショックどころではありません。

 

 

 

付き合っていた彼女と別れてしまい、後日彼女の本心を人づてに聞いてその場に崩れ落ちたような残念感を味わいました←(実体験です)。

 

 

 

 

 

 

何度も何度も。

 

何度も何度も。

 

何度も何度も。何度も何度も。何度も何度も何度も見比べる。

 

 

 

やはり全然違う・・・・・・

 

 

 

これには苦笑いしかありませんでした。

 

 

 

 

 

 

これだけで話が盛り上がり、お話から「ちびくろさんぼのうた」というのもあったと話に出てきたため、帰宅してから探してみました。

 

 

それがコチラ。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

新しいバージョンもあるそうなのですが、昔懐かしのものがあったのでこちらにしてみました。

 

 

 

 

一冊の絵本で、こんなに話が広がるなんて。

一冊の絵本で、こんなに会話が楽しくなるなんて。

当初の予想とは、まったく違いました。

 

これは、本当に嬉しい発見でした。

 

ほかの作家さんでも気になるものがあったので、名刺をいただき、会場を後に。

 

 

 

 

もみの木Soはその昔、古いアパートだったのです。

その隣にあるパン屋さん「円麦」には、以前は喫茶店が入っていました。

 

そのお店の名前は「ブラウンブックスカフェ」。

現在大通にある4丁目プラザと南3条に店舗を構える人気店です。

 

 

 

ぼくはこのカフェが好きなので、現在のもみの木Soがある場所には何となくですが行きづらい感がありました。他のお店が営業しているという事実を受け止めたくなかったんだと思います。それはまるで、今でもすごく好きな人が他の人と結婚して幸せに過ごしているという残酷な事実を受け止めたくないかのような感じです(汗)←(これも・・・)

 

それが今回は、そうもいかなくなりました。

というよりは、その引きずったような想いを払しょくするひとつの経験ではないかと想うようになりました。

 

もちろん、今でもひきずっている想いはあります。手放そうとしても手放すことができなかった想いが、今でもあります。その中でも「進める」ことはできるものがあり、進めることで何かが変わる。そのようなサイクルを寒風にさらされながら感じていました。

 

 

 

これはもちろん、何でもかんでも特に何も考えず「プラス思考」として捉えるものとはまったく違います。

感じて受け止め、咀嚼した結果にもたらされた経験であり、実感です。

久々に踏み入れた、かつて通った地域を歩きながら、抱いた感情と得ることが大きかった経験から、そのようなことに想いを抱きました。

 

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