昔のガラクタ整理のことを書いていたら、やはりといいますか過去の「見たくない部分」を見ている感覚に囚われてしまい、少しやられてしまいました。
ということで、今日は筆休め、という形にして、整理対象のCDの山からひと掴み。
ジャズのCDが多めなので、レビューという訳ではないですが紹介文を書くことにします。
今回紹介する作品はウィルバー・ハーデンという人がリーダーの作品「ジャズ・ウェイ・アウト」です。
以下、クレジットを紹介。
JAZZ WAY OUT / WILBUR HARDEN
SAVOY MG 12131
1.DIAL AFRICA(W.HARDEN)
2.OOMBA(W.HARDEN)
3.GOLD COAST(C.FULLER)
WILBUR HARDEN(tp,flh)
JOHN COLTRANE(ts)
CURTIS FULLER(tb)
TOMMY FLANAGAN(p)
ALI JACKSON(b)
ART TAYLOR(ds)
Rec:1958/06/24 at N.Y.
と、曲順とレコーディングに関わったミュージシャンの名前がクレジットされています。
1958年の録音なので、今から60年近く前の作品になりますが、典型的・代表的なリズムに乗ったジャズとなっています。
また、このバンドには何人かの有名なジャズプレイヤーが入っており
・ジョン・コルトレーン
・カーティス・フラー
・トミー・フラナガン
・アート・テイラー
以上4人の名前は復刻版のCDなんかでもよく名前が出ています。
コルトレーンはサックス奏者で、本当にたくさんの作品を残しています。
デューク・エリントンとの共同作品やマイルス・デイビスのバンドにいたこともあります。
カーティス・フラーの代表作は「ブルース・エット」
トミー・フラナガンはピアニストで作品はさほど多くはないですが、彼のピアノを好む人は多いです。
アート・テイラーも復刻版の中で名前を連ねる一人です。
という訳でこのアルバム自体はさほどメジャーではないのですが、バンドメンバーはいたって豪勢です。
なんとなくジャズというと
・ピアノ
・ドラム
・ベース
っていう組み合わせ(これに管楽器が入ってベースが抜けることも)が一般的なイメージかな、という気が勝手にしていますが、今回は6人編成(セクステット)なのでそのあたりもカバーしつつ、という感じになっています。
今回は
ピアノ
ベース
ドラム
という基本的な組み合わせの上に
トランペット(またはフリューゲルホーン)
テナーサックス
トロンボーン
という管楽器の3兄弟がタッグを組んでいるので、音楽自体も重厚さ、豪華さを増しています。
表題のJAZZ WAY OUT
WAY OUTは形容詞の意味として「抜群の~」とある。
さしずめ、このタイトルの意訳は「イカしたジャズ」ということになるのかな、と思います。