つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

時代はうごく。目的は進化する。 -NPO法人ねおす、発展的解散に寄せて ①-

NPO法人 ねおす が、解散した。

 

 

 

 

 

 

HP:【 NPO法人ねおす 】北海道の未来に向かって ねおす は進化中!

 

しかし、ただの解散ではなく「発展的解散」ということばを用いた。

 

 

 

平成28年3月19日、かでる2・7で行われたNPO法人ねおす KAISANフォーラム」では、この出来事の趣旨と今後の展開等が語られ、涙を誘う話というよりもいつものように「夢」を語る、そんな場所であったように思います。

 

f:id:maruyamabase:20160323161747j:plain

 

 

 

ねおすはその前身組織が1990年頃から自然発生的に起こり、数々の経験と課題を積み上げていき、世紀末にあたる1999年に正式にNPO法人の認証を得ました。

 

「いえてぃくらぶ」や「エコツアー」などの活動事業を次々と企画立案、実行に移していくとともに、人材も育ち、興味を持った人が集い、大きなネットワークへと発展していきます。

 

ねおすで経験を積んだ人たちの一部はそれぞれ独自の路線を歩み、地域に密着した自然体験活動を目指し、日々実践しています。そのような「波紋」がとてもよい形で及ぶなか、次のステップへと踏み出すために「発展的解散」または「分派」というかたちで、NPO法人ねおすという名前はなくなります。

 

ねおすの活動として記憶に新しいのは「ふくしまキッズ」

これは2015年まで受け入れのコーディネートが続き、わたしは残念ながら参加する機会を永遠に失いはしたものの、ほんとうに多くの人たちが関わってくれたいわば「善」の事業

 

 

このイベント関わられたかたに小説家の田口ランディさんがいらっしゃいます。

ふくしまキッズに携わり、一応のピリオドを迎えた中でこの活動を知ってもらう広報の手段として「リクと白の王国」を執筆。好評を得ている。

 

リクと白の王国

リクと白の王国
著者:田口ランディ
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

 

 

作品はとても読みやすく、そしてとても考えます。

問題提起の作品とも取れるし、純粋に「ひと」「いきる」とはというのも考えさせられます。

 

 

 

 

わたしがねおすとかかわりを持つことになったのは、札幌市にあるさっぽろ地域雇用創造協議会が行った人材育成講座で、その講師を務めたのがNPO法人ねおすのスタッフだったことからはじまります。

 

講座の内容は「藻岩山観光に携わる人材育成」という趣旨のもので、フィールドワークや座学、OJT(実地研修)を含めてしばらく藻岩山に向かいました。

 

その後はねおす主催の野外活動にボランティアとして参加を続け、その流れで「木育(もくいく)マイスター」の研修にも応募させてもらい、無事に修了。野外活動の場所と知識や経験を広めるべく活動しています。

 

 

 

きっかけとなった講座を受講したきっかけは、中央区に引越をした時点でわたしが体調不良により仕事をしていなかったためで、いい気分転換になるかなと思った程度で応募しました。

 

 

研修場所が藻岩山の施設内で行われることもあり、魅力的に感じました。

 

「藻岩山」は札幌を代表する山ではありますが、多くの市民はおそらくあまりなじみがありません。

というのは、学校の授業で登山するのがせいぜいで、あとは道外・海外から知り合いが来た時に連れて行く程度のものというケースが多いからです。

 

あと有名なのが「元日」の藻岩山山頂から見るご来光。

これは毎年行われていて、ロープウェーもその時間帯に合わせて運行しています。

 

 

 

研修やOJTで野外に出て活動して「体でわかった」ことですが

 

精神的な疲れは回復にかなりの時間を要し、その実感がわかりずらい

体力的な疲れは回復に時間はかかるものの、回復時に漲るものが実感できる

 

というのが率直な感想でした。

 

 

上記の体験があったからこそ、ねおすの考えに賛同してともに行動するとともに、じぶん自身の「治癒」を目的として本格的に活動を始め、現在に至ります。

 

 

 

わたしがねおすとのかかわりを持たせていただいたのはほんの数年間ですが、それでも現場のひとつひとつが珠玉の経験として残っています。こどもだけでなく、おとなもいっしょに笑って楽しんで、知らず知らずに癒しを得ていくさまを見て、わたしはこの活動とともに生きていくことが自分が生きることだと感じました。

 

 

そんな短期間でも万感の思いを持ちつつ、フォーラムに参加しました。

 

 

 

 

 

●この節目の出来事を誰かの歌で表現していないだろうかと探してみた。

 

1曲目は、この「うた」だった。

 

youtu.be

 

 

-つづく-

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

朝起きましたら一面まっしろ。

積雪は10センチ未満といったところでしょうか。逆戻りです。

 

 

春はまだか、と思いつつも引いたカードは

 

 

No.30「高次元」

 

 

f:id:maruyamabase:20160315002327j:plain

 

キーワードは「天」「神の存在」「天界」

 

 

高次元はいうなれば別次元。

いまいる場所からすんなりとそこにいくことは難しいのかなと考えてしまいます。

 

加えてなんの抵抗もなく進むことは難しく、何かしらの痛み・苦しみなどがじぶんを覆い尽くすということも考えられます。

 

 

これはひょっとすると「幻想」なのかもしれませんが、ひとが「まったく違うところ」に行く場合、何かしらの「摩擦」が生じるものだと考えがちです。だからこそ新しい世界に身を置いたときの感動はひとしおのものだと感じることができるからだと思っています。

 

 

このカードはわたしたちがどんなに努力しても見えることのない次元かもしれませんが、見ようとするのではなく、感じることに重きを置けば、少しでもそれに触れることができるのかもしれません。

 

 

 

 

 

「こころをひらく」。

 

 

 

 

 

この行為こそが原点であり、究極であるのだと、このカードは伝えたいのだと思います。