いまだ鈍い思考と、いまだ浮かんでこないことばとは裏腹に、この時期の手はよく動いたほうでした。
先延ばしにしていることをリストに書き、それを着実に減らしてゆく。
タスクは
・すぐにできるもの(短時間)
・ちょっと時間がかかるけどできるもの(中時間)
・多少の時間をかけなければいけないもの(長時間)
という具合に自然と分かれていきました。
最初の頃はタスクの数自体が多くありましたので、短時間で済ませることが出来るものから中心に処理。中時間のタスクについてはある程度下調べなどしてから電話等での手配をしてタスク処理完了といった流れになります。
長時間かかるタスクに関しては純粋に「処理に時間がかかる」ものと「言葉が出る状態にならないと処理ができない」ものに分かれました。後者がより時間がかかって結果として仕事をひとつ失いましたが、前者に関しては1日の処理目標を定めつつ、こつこつと進めていきました。
タスクの中身ですが
・家事
・ガラクタ整理
・仕事に関する諸手続き
に分かれます。
家事に関しては毎日「何かしら」のやることがあります。
ガラクタ整理に関しては、新たな気づきを得てスタート。
仕事に関する諸手続きは、文章作成が絡むので長い時間をかけることになってしまいました。
復活(とまではいかないけれど)した後に始めた本格的なガラクタ整理は
ここがあったか!という驚きを感じたのが
パソコン・デジカメ・スマホ・CD-Rに収められている写真の整理
と
パソコンに収められている音楽・映像ファイルの整理
でした。
それと新鮮な驚きを得たのが
車のなかで保管している、車検証等を入れているファイルの整理
でした。
・車検証等保管ファイルの整理
こちらのファイルは普段車のなかで保管しっ放しなので、改まって見るということはありませんでした。
では何故、今回このファイルを見直すことになったのかといいますと
「自動車保険の更新」
が近づいていたのです。
テレビをつけるとよく流れていますね、自動車保険のCMが。
特徴的な歌だったり音楽だったりと、印象付けたい意図が見え見えなのですぐに飽きてしまうのですが、毎年更新の時期が近づいた時には比較サイトを利用しているのでCMでの内容にはまったく見向かず補償内容や口コミなどを総合して契約しています。
で、見積もりの際に車検証を見ながら入力する必要があることから、車外に持ち出してみたところ、何やら書類がいろいろ入っている模様。
そういえばここ何年か(ひょっとしたら1度も)中身を見返したことがないなと思い、見積もり比較を終えた後にファイルからすべて取り出してみました。
すると、出てくる出てくる。不要な書類が出てきました。
見積書や作業シート、有効期限切れとなった保険証書やら、カーコンポのマニュアルやら。
枚数はそこまで多くはなかったものの、全体の8割強は不要の書類でした。
これらをすべてシュレッダーで処分し、ファイルも必要な書類だけ封入してとてもスリムに、そしてとてもスッキリしました。
そして、これ以上に驚きを感じたのが「写真」でした。
フィルムの時代から、データの時代に移ったことにより、保管している写真の量がぐぐぐっと増えました。
加えて写真を撮ることが出来る機会もカメラ以外に出てきたので、気軽に写真に収めることができるようになりました。
しかし、写真に収めはしても、ろくに整理もせずにそのまま「丸ごと」保管していました。
保有しているHDD(ハードディスク)の容量は1TB(テラバイト)もあるため、パソコンには無尽蔵にファイルを収めることが出来るのです。ここに気がつかなければ、無意識にどんどんどんどん写真を増やしていったのだと思います。
整理する前の段階で写真の枚数は5.000枚以上。
きっちり数えたわけではないのですが、途中でげんなり(笑)したこともあったことから、目検討ではありますが5.000枚以上10.000枚未満の範疇だったと思います。
CD-Rは10枚ほど。
整理は以下のような段階を分けて行いました。
- パソコンに入っている写真ファイルを選別
- デジカメに入っている写真データをすべてPCに取り込んで選別
- スマホに入っている写真データをすべて取り込んで選別
- CD-Rに入っている写真データをすべてPCに取り込んで選別
もう2.の段階でげんなりです。
- でも相当数の数があったのですが、4段階すべてが大きな「山」のように感じました。
これは正直、こつこつやりました。
PCのキーボードを使って、ボタン一つで残すor削除するを選択。
操作としては瞬間の出来事ですが、これを延々やるわけです。
こつこつこつこつ。
こつこつこつこつ。
先延ばしリストの中でも「長時間」の部類に属したタスクは、毎日のこつこつでようやく整理が終わりました。
保存が決まった写真ファイルをCD-Rに再び保存。
前のCD-Rはこの時点で処分します。
そしてPCには仕事上必要と思われる画像のみを残しました。
途中何度かPC上のゴミ箱を空にしましたが、そのたびに10GB(ギガバイト)を超える容量を削除していましたので、数量に変えると相当のものだなとやはり感じました。
撮りっぱなしはやはりいけませんね。
容量は出ていませんが、削除する前のゴミ箱。
整理していて感じたのは、ピントが合っていなかったりするものも知らずに保管していたということ。あとは多くの食べ物の写真が出てきました。食べ物はその時の思い出としては残したくなるのですが、時間が経つと重要度は高くはありません。今回は食事に出てきた食べ物はざっくりと削除しました。その他はなんてことない風景とか。
その写真を見て瞬時に「残したいか、残さなくてもいいか」といった判断は誰にでも可能だと思います。そんなに難しいことではないですから。迷ったら「保留」のフォルダに移動して、後日見返してみればいいわけですし。
こうしてわたしは本格的に、再び動き始めました。
ガラクタ整理は、わたしの中にしっかりとありました。
これまでのことは着実に根付いていた。
そのことが純粋に、嬉しかった瞬間でした。