―ここからが本当のガラクタ整理だ
という気持ちで、認定後しばらくしてからの短い期間を過ごしました。
講座最終日に、ボードに書かれたまとめ。
通常のガラクタ整理を進めるとともに
じぶんの心に注視して、癖を把握することからはじめました。
これまでにも述べてきましたが、モノは日常的に増えていきます。
これを止めることはほぼ不可能で、生活をしていく以上は増えることは必然のことです。
それでは、心は?感情は?
これも日常的に増えていくのだと考えたときに、これまで一度も整理をしてこなかった状況を想像すると、ちょっとぞっとするものを感じました。
多くの人たちに言えることは
いかに多くの感情や心を棚上げにしたり、引き出しのもっと奥へしまいこんで、整理ではなく忘れ去ることにしようとしているのか、だと思います。
これは癖と言うよりも「やりかたがわからない」と言った方がいいのかもしれません。
だから、文化文明よりもずっと長い間続いてきた「根本の問題」になったのだと思います。
今ある数多くの心身症や原因不明の症状などの原因のひとつは、心や感情にある直さなくてはならない癖をそのままにしてきたからだと思っています。
わたしの場合、長所のひとつが「書くこと」でしたので、書き出しをしながら心と感情の整理を行っています。言い換えると心と感情の間にある、配線の確認作業のようなものです。
しかし、この作業はたいそう簡単なものではありません。だって、これまで一度も整理したことがないうえに、感情の昂ぶり(怒りや悲しみなど、当時感じたことが再び出てくる感覚)が邪魔をしてきます。こういうこともあり、遅々として進まない、とはいかないまでも、その足取りはかなりのスローペース。すんごい時間がかかります。
それでも、整理を行っている。
それでも、整理をしようと思った。
理由は単純でした。
もう、後には退けないということでした。
長年、棚上げだったり先延ばしだったり、忘れ去ろうとしてきたことは無数にあるため、かんたんにその領域に入ることは出来ます。つまり
のらりくらりとごまかしながら、人生を終えることは出来るわけです。
実際、それでいいじゃないかという人もいますしね。
そういう人ほど、他人から指摘されると「やかましいわ!」と激高しますが。
ガラクタが増える理由は「その人の心」にある。
これは、ガラクタ整理や断捨離、そして整理収納アドバイザーの多くのかたが仰っている「事実」です。
「事実」だと思います、ではなく「事実」です、と断言します。
この世の中は何かを補うために何かを「増やす」「補填する」傾向にあります。
しかし補填ばかりしていると、次第に自分の身動きが取れなくなります。
あれもこれも増える。しかしそのすべてを使用または管理できているかどうかは次第に疑問が残っていきます。そうした時にじぶんはどうするか、ということを本気で考えないと、常に「流されたまま」の時間を送ってしまうことにつながります。
過去のガラクタ整理で、わたしは仕事が舞い込んだという経験があります。
じぶんのモノを整理する一環としてオークションなどでの処分を行い、当時の1ヶ月分の給与を超える金額を稼いだこともあります。
なにもわからずただ減らしただけでも、これだけの効果(影響)がありました。
ただこれだけでは「物質」「物体」が減っただけ。
しかし、じぶんひとりで「感情」や「心」を意識しながら整理するのは、正直困難だと思います。
わたしは、竹内さんに出逢うことで、ガラクタ整理がもたらす本当の効果というものを自身の整理を以てやっと知ることが出来ました。そしてそれは何ら特別なことではなく、誰もが共通に経験の出来ることだと感じました。
ただ、ショッキングな展開はあるかもしれません。
実際、わたしの場合は「このタイミングでか!!!!」という感じでしたし、感情に支配されてしまうと「もういいや」という感情や思考が生まれることも否めません。
認定後に行った整理のひとつ。
電話台の引き出しの整理。
ですが、考えてみてください。
わたしたちは常に「良い展開」を想像しているはずなのに、なかなかそうならないのはどうしてだろうと考えたことはないでしょうか?
それはじぶんの置かれた境遇に問題がある等、様々な原因を並べ立てるかもしれませんが、そんなことをしていても結局「言い訳」にしかならないことを、早い段階で分かって欲しいのです。
良い展開は中々訪れず、停滞や悪い展開はコンスタンスに起きる。
それはひょっとすると「悪いこと」のほうが「目立つ」からなのかもしれませんが、わたしたちが日常抱く「癖」のひとつでもあるとは考えたことはないでしょうか。
「引き寄せの法則」というのがありますが、このまま何もせずにいれば「よくないこと」を無意識に「引き寄せ続ける」可能性だってあるわけです。負の連鎖を切り離し、新しい風を吹かせるためにも、有効なワークのひとつとして、ガラクタ整理を始めてみてください。
人生を変えるのは、ダイエットでも、整形手術でもありません。
たとえ変わったとしても、それらは「一時的」なものとなる可能性が高いです。
大事なのは「習慣」を持って生活すること。
ガラクタ整理は、それにもってこいのワークになります。
わたしも今回の講座を受講して認定を受けたからそれで終わり!にはしておらず、今も継続して「ガラクタ整理」を行っています。
それはモノであったり、心であったりと、実に様々です。
これがしっかりと習慣づけば、生活習慣も、人生も変わる。
机上の空論であっても、容易に想像できる「展開」であり、決して実現不可能なことではないと日々の実践から感じています。
最後に
わたし自身はわからないのですが、ガラクタ整理を進めていくと、ほんとうに多くの方々から
「凄い変わったねー!!!」
と励ましをいただくことが、ほんとうにたくさんありました。
そこを意識して続けてきたわけではないのですが、それもひとつの「展開」がもたらした「新しい風」のひとつでもあり、これからもガラクタ整理を継続できる大きな要素となりました。
ふと考えると、わたしたちは「目に見える変化」を求めて動くことが多いと思いました。
体重や体型(容姿)
学業や仕事の成績
礼儀などの所作
などなど
周りからの「評価」を意識して、目に見える結果のようなものを追い求めてきましたし、今ある会社のほとんどは、目に見える結果というものを求めていますし、これは仕方のないことだと思います。
では、目に見えないところでの変化は無意味なのでしょうか?
即答で「無意味ではないです」と言うことが出来ます。
わたしたちは常日頃、目に見えるもの「だけ」で判断をしているわけではなく、目に見えないものを感じ取り、そこから判断を下すという行動を数多く行っているはずです。
そこに変化が訪れるということは、順調に「整理」が出来ていることの現れです。
その部分を実感するのにはタイムラグが発生するかもしれませんが、その経験を1度でも感じていれば、それは揺るぎない自信と確信になります。
これが確立していけば、理不尽なことに対しても「揺らぐ」ことはなくなり、やがて対象のほうがフェードアウトしていくことになるでしょう。
まだまだうまく話せないところはありますが、この半年間でとても貴重な体験をさせてもらいました。そして、とても大切な「軸」を確立することが出来ました。今はこの「軸」があれば、何も怖いものはないと思っています。ただ、日々の成長と変化は必要だと考えていますし、これは自分に課した命題だと考えています。
今年1月1日から始めたブログですが、お陰様で1日のアクセスがゼロなるということはまだなく、日々勉強の状況でも誰かは必ず読んでくださっております。たまーに「1日のアクセスがゼロでも更新していく」と言っていますが、読者のかたがいるのはまた格別の喜びであるととともに、表現力や伝える力を育み、豊かにさせるための大きな励みになっています。
この半年間は凝縮された毎日でした。この素晴らしい日常を生み出すことが出来た自分を精一杯褒めてあげたいと思います。そしてまた、明日からの人生に対して自分の役目をしっかり果たしていこう、責任を果たしていこうという気持ちで溢れています。
ありがとう。
この感謝のことばをここに書こうとして、ふいに涙が何度も何度も溢れました。
自分自身が、この言葉を「待っていた」のだと思います。
ひとりでは、到底できませんでした。
たくさんのかたの支えがあったからこそ、ここまで来ることが出来ました。
ガラクタ整理を教えてくださった竹内さん
一緒に講座を受けた受講生のみなさん
イベントに興味を持ってくださったみなさん&参加してくださったみなさん
イベントのチラシを店舗やイベント会場で設置いただいた関係者のみなさま
このブログを読んでいただいている読者のみなさま
家族・友人・知人などの大切なみなさん
出逢っていただいたすべてのかた
ほんとうに多くの方々に支えていただきました。
本当に、有難う御座いました。
ガラクタ整理 シーズン4は、この記事をもちまして幕とします。