つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

大地くんの想いが伝わった日。~洞爺湖町佐々木ファーム 大地とあそぼう。2016~

8月5日に行われた、佐々木ファームの「大地とあそぼう。2016」。

 

 

 

たった1日のイベントではありましたが、畑、野菜、人、そして土地という

素晴らしいものにたくさん触れ、会場を後にすることができました。

 

 

会の終盤にトークライブというのがあり、その前半では佐々木ファームが主宰する

「大地の学校」という研修のようなものがあるのですが、その卒業生からの率直な

感想などを語るコーナーが設けられました。

 

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その中には今回のイベントで食事を提供してくださった店舗の社長さんがおり、

アタリマエというか、興味深い話がありました。

 

 

箇条書きにすると

・佐々木ファームの野菜は本当においしい

・佐々木ファームの野菜は野菜の保ちが凄くいい

・佐々木ファームの野菜に切り替えてから売り上げが「すごく」上がった

・佐々木ファームの野菜を食べた治療中の人が、症状が改善したと報告

(あくまで個人的感想)

・通販も行っているが、野菜を切り替えてからは評価がぐっと上がった

 

 

という話がありました。

 

わたしも一度取り寄せで佐々木ファームの野菜を購入したことがあります。

不思議なのは、スーパーなどで購入する野菜の多くは、保存していくうちに

どんどん腐っていきます。その経験は誰にでもあると思います。しかし佐々木

ファームの野菜は不思議なことに「しおれていく」感じなのです。しかも腐ることが

ありません。わたしも長期保存していた野菜が多数あったものの、腐っている野菜は

ひとつもありませんでした。こうなると、お店でも家庭でも、買ってきた食材を

無駄にしてしまう可能性がかなり減ることになりますで、結果として「効率的」な

食材の活用につながるということになります。

 

もちろん、佐々木ファーム以外の農家さんでも同じような感じで保存期間が長い

野菜はあると思います。でも思い返してみると、これまでの野菜の栽培で農薬を

使ったり、肥料を与えていたのはなんだったのだろうかという気になって

しまいました。農薬も肥料も育てている野菜を「守るため」だとは思うのですが、

出来上がった野菜(商品)は輸送中にも腐敗を始めてしまいます。しかし、農薬も

肥料も一切使用しない野菜のほうが、長持ちするという現実。こうなると農薬や

肥料の使用による野菜の栽培は「幻想」であると言わざるを得なくなります。

 

 

 

余計なものを一切入れていないから、美味しい。

余計なものを一切入れていないから、本来の生命力がある。

余計なものを一切いれていないから、それが心と体にダイレクトに伝わる。

 

 

 

野菜に含まれる栄養分の低下が叫ばれ、サプリメントなどでそれを補う動きが

定着しましたが、それを根本から解決するのが「無農薬・肥料なしによる栽培」

なんだろうなと思いました。

 

多くの人の記憶に新しいのは「奇跡のリンゴ」で知られる木村さん。

当時は異端、もしくは頭がおかしくなったとまで言われ批判されながらも、

農薬などを一切使用しない林檎の栽培を試みつづけたという経緯は有名です。

その姿は佐々木ファームで同じ可能性に挑んだ村上さん一家に重なります。当時は

異端児であったとしても、それが確立され、定着したときに初めて、わたしも

やりたいという人たちが手を挙げた。それは、この栽培方法が「必要」だと、時代が

認め始めたことに他なりません。過去のわたしたちは「排除する」歴史を散々と

見てきました。そしてそれは、個人的な出来事でも多く経験してきているはずです。

それを排除ではなく「シフト」に書き換えることで、不要な圧力やストレスを

かけることなく、自然に切り替えを行っていく人たちが増えていくであろうと

思います。その割合が大多数を占めたときには、海外産の野菜に「価格」以外の

面で大きく優位に立つことが出来るのだろうと感じています。

 

 

 

 

大地の学校卒業生の話の後は、この3人でトークライブが行われました。

 

ひとりめは、サンマーク出版編集者の鈴木さん。

ふたりめは、佐々木ファーム代表のたかちゃん(村上貴仁さん)。

さんにんめは、映画「大地の花咲き」の監督である岩崎さん。

 

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内容は割愛しますが、とてもいいお話を聴くことができました。

 

 

ここも箇条書きにしていくと

 

・佐々木ファームのスタイルは、今後「ハイ・スタンダード」になってゆく。

それは「これまでの20年の変化」を見ていけば「これからの20年の変化」は想像が

つかないからだ。

・佐々木ファームは農薬も肥料も種も買わない。畑にあるもので循環し続けることが

できるようになった(愛と喜びの循環へ)

・これからの時代は「心」「体」「魂」のレベル、自力をつける時代になる。

 

何だかスピリチュアルな中身も入っていますが、何ら不思議ではありません。

だって、スピリチュアルはずっと昔から日常の中に存在しているのですから。それを

感じる力が衰退してきている現代においては、単なる「カテゴリ分け」をしているに

過ぎないのであって、そんな感覚があるから「おかしい」ということにはなりません。

逆にそういった感覚を「敬遠」したり、現実の成果や好条件等を優先する傾向は、

バランスを崩す恐れが強いです。

 

その他、サンマーク出版で出されているベストセラーの本に触れ、日本の可能性に

言及しています。今や日本でも海外でも似たようなものはたくさんあります。それは

仕事を始めとする様々なものです。しかし多くの人から支持されるのがなぜか

「日本産」の物であった場合、果たして何が違うのかということになるだろうと

思うのです。それは販売戦略ももちろんあると思いますが、根幹を成すのは

「それ」を提供する「人」の違いです。その「人」が持つ「志」の違いです。

そこに尽きるのだろうと思います。

 

 

 

このトークライブを聴いて、わたしが生涯の仕事としていく「ガラクタ整理」や

「オラクルカード」そして「木育」にもつながるものを感じました。

佐々木ファームで行われていることは野菜の栽培のみならず、あらゆる分野でも

活用できるということを、自分なりに立証したいと感じました。今はまだ駆け出しで

何を言われても何も言い返すことが出来ない状況ですが、そのもがきや苦しみが

無駄ではなく必要であったということを感じ、ひとつのスタンダードを打ち立てる。

 

 

 

新たな志を、大地君と佐々木ファームの畑は、与えてくれました。

 

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 フィナーレ。

 

 

 

 

 

 

-お知らせ-

 

明日は昨日の日記に触れた「打ちのめされた」ことについて書きます。

その後お盆に入りますので、数日間はストック記事を掲載します。

現在でも打ちのめされた衝撃は残っており、4月のイベント後のものとはまた違った

苦しさと辛さを感じています。それを「書いて」いくことで、わたしにしかできない

「展開」を起こしていきます。

 

またお盆後の日記から、毎日の記事の一番下に

「ガラクタ整理」と「オラクルカード」のオーダー募集について過去記事をリンク

させます。恐れ入りますがどうぞよろしくお願いいたします。