つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

北海道日本ハムファイターズが、パ・リーグ優勝を決めました。

きょうの日記は、ちょっと長いです。お時間のある時にお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道日本ハムファイターズが、パ・リーグでの優勝を決めました。

 

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優勝を決めた日の先発投手は大谷翔平

 

相手チーム、埼玉西武ライオンズの先発投手は、出身高校である花巻東菊池雄星

 

 

 

出身高校が同じという境遇と、優勝がかかった試合。

さまざまな注目を集めた中、試合は行われました。

 

 

試合はご存じの通り、1-0で北海道日本ハムが勝利。見事自力でマジックナンバーを1から0へと減らしました。

 

この展開を、予想していた人は、果たしてどれくらいいたことでしょうか。

 

 

 

 

 

わたしはストーブリーグ(いわゆるオフ・シーズン)期間中に放送される野球関連番組を好んで視聴します。順位予想の番組だったり、球団を解雇された選手に焦点を当てた番組や、ドキュメンタリーなど、多種多様な番組を見るようにしています。

 

そこからは選手の為人が見えてくるので、ファンである北海道日本ハムの選手のみならず、他チームの選手にも興味が湧き、活躍を期待するようになります。

 

そういった野球以外の情報が入る中、今年のリーグ開始前に行われた順位予想では、福岡ソフトバンクホークスが連覇するだろうと多くの解説者が予想していました。北海道日本ハムに関してはBクラスという予想をした解説者もいたと記憶しています。

 

ところがフタを開けてみると、予想はあくまで予想だったというのがよくわかる展開でした。リーグ戦期間中は何が起こるかわかりません。故障もありますしスランプもあります。何がきっかけで好調や不調になるかなんて誰にもわかりません。そんな「予想外」の展開があるからこそ、野球というスポーツは多くの人に愛されているのかなと感じました。

 

 

 

昨年は、福岡ソフトバンクに「歯が立たなかった」北海道日本ハム

今年は、その雪辱をひとまず晴らした格好です。ひとまずという理由は「クライマックスシリーズ」があるからで、仮に対決することになればそこで撃破してはじめて「昨年の借りを返した」と誰もが胸を張って言えるでしょう(リーグ2位は福岡ソフトバンク、3位は千葉ロッテに確定)。

 

クライマックスシリーズの試合は10月中旬から行われる予定ですが、その間に疲れも取れるでしょうし、故障者に関してもその期間は回復に専念できるので、万全の態勢を整えて欲しいと思います。

 

 

 

 

結果を見てみたら、パ・リーグで一番多くの勝ち星を挙げていたのが北海道日本ハムファイターズでした。

 

しかもその勝ち星の数はチームの最多記録を更新。80以上の勝ち星を挙げました。

 

 

 

その原動力、または要因となったものは様々挙げられます。

わたしも「これだ!」とは一概に言えないので、溢れる想いを伝えるかのように(どんなだ)、主だった選手ひとりひとりに対しての感想を述べたいと思います。

 

 

 

まずはレギュラーから

 

-内野手-

 

背番号7 西川遥輝(守備位置は主にレフト)

 

まさしく今季のリードオフマンだったと言えます。昨季は打撃にも守備にも苦しみましたし、ふてってる印象も持っていました。ふてくされているというか、投げ槍にもみえた態度には少々心配していたほどです。

 

それが今季は目が覚めたかのような活躍ぶりを見せてくれました。

守備・打撃ともに好調で、相互にいい影響を与えている印象を持ちました。

日ハムのスピードスターと言われていたと思うのですが、それを立証する41盗塁(9/29現在)は立派です。

 

道内のスポーツ番組では「ホームランは捨てた」といった発言をしていました。長打も打てる選手ですが、つなげることに意識を向けて取り組んだ結果が、この盗塁数であり、打率3割という成績につながっていると言えます。

 

 

 

背番号9 中島卓也(守備位置はショート)

 

打席に入れば粘りを見せ、相手のミスを誘うバッター。

守備もその好守は目を見張るものがあり、前ショートの金子誠さんの精神をしっかりと受け継いでいる印象を持っています。

 

チームではホームランを打てない選手とも言われていますが、バッティングの幅は広く、前進守備の頭上を越える長打を打って試合を決めることもありました。相手投手が投げる球をカットするのが得意で、相手側がしびれを切らして甘いところに投げてしまうか、四球で塁に出してしまう。その粘り強さが光りつつも、セーフティーバントなどで相手の意表をつく攻めもあり、日本ハムの野球にマッチした選手に成長しました。

 

ただ今年は三振が少々目立ちました。相手投手がいいところに投げているというのも理由としてはあります。カットをするが故の三振かもしれません。願わくば、凡退せずに1回でも多く塁に出て欲しい選手です。

 

 

 

背番号3 田中賢介(守備位置はセカンド)

 

MLBから古巣に戻ってきた田中選手ですが、年齢を感じさせない柔軟なプレーは目を見張るものがありました。守備位置の広さと広角打法は健在で、狙ってホームランを打つことが出来るなど、バットコントロールは抜群です。あまり前には出ない印象を持った選手ですが、そのプレーはまさしく記憶が残るほどの好プレーばかりです。

 

調子も成績も、今季のほうがよかったと思います。プレーも生き生きしていましたし、フラストレーションもストレスも溜まっているようには見えませんでした。疲れは致し方ないですが、いま自分が出来ることを精一杯やるという姿勢がよく見えた選手です。

 

 

 

背番号5 ブランドン・レアード(守備位置はサード)

 

この人無くして今季のリーグ優勝は語れませんね。

優勝を決めた埼玉西武との試合でも、貴重なホームランを打っています。

ホームランダービーを争っていたメヒア選手を抑え、ホームラン王確実となっています。

そして守備も軽快で、ゴロの球をグラブではなく直接素手で捕球(ベアハンド)して送球する姿は、たくさんの貴重なアウトを重ねてきました。

 

豪快なスイングもさることながら、ホームランを重ねてきた実績は凄いです。ひヒーローインタビューでは高梨投手の「ソウデスネ・・・」を真似するなど、お茶目な一面も見せています。すしポーズも定着したので、1年でも長くチームにいて欲しいです。

 

それでも外国人選手の宿命か、1年目は苦しんだ印象があります。それでも日本に、そして北海道に、チームに馴染んでくれました。日本語も覚えてくれました。その健気な姿勢はお手本でもあります。その愚直な姿勢が、偉大な成績を残したのだと思います。

 

 

 

背番号6 中田翔(守備位置はファースト)

 

「悩める4番」「覚醒しない4番」等、色んなことを言われた主砲だったと思います。

インタビューでは「全部すっとんだ」と言っていたほどで、本人も相当悩み、そして腐っていたと思います。新聞記事では「2軍に行かせてください」と栗山監督に話そうと本気で考えていたというから驚きです。打率こそ低いものの、100打点を超える成績を残すことができたのは立派だと思います。それがなければ、チームは優勝できていませんから。

 

守備も目を見張るものがあります。体が大きいので軽快な動きには見えないのですが、ファインプレーも多く残しています。ここまでは守備から流れを作って打撃につなげるという印象が強いですが、それが同等になり、そして打撃から流れを創る、そんな選手に育って欲しいなと思います。

 

他のチームの4番見ていると、結構打っている印象があります。それは何故だろうと考えると、その選手へのマークが甘い(逆に中田選手へは厳しい)とか、いろんな考えがあります。隣の芝生の方が・・・という心理もありますが、わたしは何となく、中田選手個人の心理的な癖のようなものが、まだまだ足を引っ張ろうとしているのかなと感じました。一言で言えば「もったいない」のです。だからこそ、こんな成績で終わる選手ではないと信じています。今シーズンは代打を出されたり、スタメンを外れたりしました。それもいい経験になると信じて、クライマックス以降の活躍に期待しましょう。

 

 

 

 

-外野手-

 

背番号1 陽岱鋼(守備位置はセンター)

 

かつてのチームメイトであった新庄選手、森本選手の意思と伝統?を受け継ぐ、チームの柱のひとり。昨季は怪我などもあり100試合に届かない出場でしたが、今年はその鬱憤を晴らすかのような活躍でした。それでも途中怪我等でセンターの守備を他の野手に任せるなどの局面があったので、本人としては悔しいところではないのかなと思います。

 

守備のスーパープレーには何度も助けられ、何度も雄たけびをあげました。

敵地福岡でのソフトバンク戦で見せたプレーも、まさしく勝利を呼び込む守備だったと言えます。三振は100を超えていることから「ちょっと多いな」と感じるほど。それだけチェックが厳しいのだろうと思いつつも、やはりヒットまたはホームランを期待してしまいます。

 

走攻守が揃ったバランスのいい選手。彼の背番号1を他の選手がつけるのは、想像できませんね。

 

 

 

 

ライトは選手が固定していないので省略

 

 

 

-捕手-

 

背番号27 大野奨太

 

中嶋聡選手の背番号を受け継いだ、チームの正捕手。

キャプテンと選手会長兼任の、多忙なシーズンでした。

 

どこのチームもそうかもしれないのですが、段々と「打てる捕手」というのが増えてきている印象があります。大野選手もそういったふれこみのある選手でしたが、今まではチャンスで打っている印象はあまりありませんでした。でも今季の成績を見てみると、キャリアハイといってもいい成績を残しています。選球眼も鍛えられたのか、四球を選ぶ数も自己最多タイになっており、捕手だけではなくバッターとしても大きく成長したことがわかります。

 

守備位置がキャッチャーである以上、バッテリーを組む投手と含めての評価をされがちです。その部分での勝敗を分ける確率が高いことも確かだと思います。となると、キャッチャーは試合を左右する重要なポジションにいるということになるわけで、そんなポジションの人がキャプテンや選手会長までやるというのは、案外凄いことなのかもしれません。

 

 

 

背番号56 市川友也

 

巨人から移籍してきた選手ですが、今年は打撃よりも守備に貢献したかたちです。

市川選手と言えば有原投手とのバッテリーで有名ですが、リーグ戦後半は有原投手の負けが続いてしまったので、最後の方は大野選手と有原投手とのバッテリーになってしまいました。そう考えると、今期は市川選手にとっては試練の年になったのかもしれません。

 

しかしながら、キャッチャーというポジションにいるというのは実はすごく重要である気がします。確かに正捕手がいる以上はサブに甘えなければなりませんが、黄金のバッテリーといった表現があるように、市川選手と組むバッテリーでこそ真価を発揮する投手も少なからずいるという事実があります。そう考えると、市川選手にいてくれて本当に良かったと思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

そしてサブメンバーへ。

 

背番号31 岡大海(おかひろみ) 外野手

 

怒涛の15連勝の立役者のひとり。彼がヒットを打てば負けない日はありませんでした。

ただケガに泣かされる期間が未だあるため、ここを克服できれば、とても心強い存在になると思います。

 

 

 

背番号64 谷口雄也 外野手

 

これまでは代打のイメージが強かったのですが、スタメンで起用されることも増えてきました。好守も光るようになりましたが、成績はここぞという時に残すことが出来なかった印象があります。スラッガーの要素もありますし、地道に鍛え続けていることを知っている選手なので、大成することを期待するばかりです。

 

 

 

背番号26 淺間大基 外野手

 

打撃センスが光っている印象がありますが、残念ながら1軍の試合でその姿を多く見ることはできませんでした。スピードもある選手なので走攻守のハイレベルを目指せる選手だと感じています。起爆剤のひとりになって欲しいですね。

 

 

 

背番号37 矢野謙次 ※代打での起用

 

「ファイターズサイコー!!!」で一気に定着した選手。

今シーズンも勝ち越し打を数多く放っていたのですが、残念ながらその後追いつかれたりなどしていたので、お立ち台に上がることは少なかったです。過去に在籍していた二岡選手のように、代打と言えばこの人という存在になっています。クライマックスで是非定番のセリフを聞きたいものです。

 

 

 

背番号49 石川慎吾 外野手

 

今シーズンはあまり1軍での活躍の場を与えてもらえなかった印象があります。それでも数少ないチャンスをものにする力はあると感じています。8月に北海道の苫小牧市で行われた2軍戦ではHRを打っていますし、実力もついてきています。あとひとつ何か抜ければといった位置にいるのかなと思いました。

 

 

 

背番号2 杉谷拳士 内野・外野

 

スイッチヒッターとして、そしてユーティリティープレイヤーとして、今シーズンは忙しく過ごしたように思います。ケガでの離脱は厳しかったですが、チャンスに強くなった印象を持ちました。背番号2は、今後にも期待できることの証であると言えます。

 

 

 

背番号4 飯山裕志 内野

 

鉄壁の守備力を持つ職人。主に守備固めでの出場だったと記憶していますが、彼が出場すると何となく安心します。日本ハム一筋の選手です。1年でも長く続けて欲しいです。

 

 

 

背番号8 近藤健介 (登録は捕手だが、DHや外野での出場が主)

 

抜群のバットセンスと、守備力の高さを持つ注目株。シーズン途中では長く離脱していましたが、終盤に再び1軍へ。その脅威は健在です。捕手に食い込むのは簡単なことではありませんが、彼の強肩を見てみたい気持ちはあります。

 

 

 

 

 

ここまで野手について所感というか、感想を述べていきました。

 

プロ野球選手に限らず、プロを名乗る選手は、誰もがひたむきな努力を続けています。

それがなければ前線に出てくることができません。

影の努力と表現すれば伝わりやすいのかもしれませんが、その努力の中には基本の練習をこれでもかというくらい繰り返し行ってきているはずです。基本が出来なければ応用は出来ない。ごく当たり前のことに感じますが、センスの良さだけでは補えないものがあります。自分の理想に近づけるためには、練習に練習を重ねて体を動かすことができるようにいていくこと。それが出来てはじめてプロを名乗れるのだと思います。

 

そんなプロでも、悩むことはあります。スランプにだって陥ります。自分のやっていることがわからなくなることだってあります。それはわたしたちにも言えることだと思います。そんな局面に接した時、わたしたちならどうするでしょうか。プロならば練習やコーチとのミーティングなどで克服していくと思いますが、わたしたちはどうやって克服していくべきでしょうか。

 

克服の前に、そういった状況にあると認識しているということが、ひとつの強みになるような気がしています。それがなければ感覚がずれていくからです。もしくは逃げてしまうことでしょう。他人に対してはそれらしいことを言っていても、自分に対する見方が甘かったり、他の人に対して言っていることとかけ離れているならば、その人は表面上のことしか理解していない、もしくはわかったふりをしていると評することしかできないと思います。

 

 

 

野球というひとつのスポーツを通してでも、様々なことを学ぶことができます。

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そこにはひたむきに努力する姿があるから、その姿に魅入ってしまう。

必要なのは、ただ学ぶだけではなく、その学びを活かすことだと思います。

 

 

 

 

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