つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

先延ばしは、痛~い展開をもたらします。嘘のようなホントのおはなし。

昨年秋から出来なかったことを、先日やっと行うことができました。

 

 

 

それは

 

車のオイル交換 と エンジンフラッシュ

 

要するに、車の定期点検のひとつになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年秋はなんやかんやと小忙しく、また雪も降ってしまったため点検に向かう足が遠のきました。そうこう言っているうちに年を越してしまったので、いよいよやらないとダメだなと感じ、ようやっとお願いすることが出来た状態です。

 

 

 

 

一般的には、オイル交換は走行距離3.000-5.000kmまたは3か月-半年ごと、エンジンフラッシュはオイル交換に併せての実施を推奨しているようで、マイカーの場合はオイル交換年2回、エンジンフラッシュ年1回の実施になっています。

 

いわゆる「街乗り」で使用しているマイカーですが、意外にも走行距離は伸びます。

年に何回も遠乗りはしないのですが、それこそ塵も積もれば山となる。細かな積み重ねでも年間走行距離は相当の距離になります。

 

そのため定期的な点検は車両の維持、ついては長く乗るためには必要な出費になります。

 

 

 

去年は冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)への交換を最後に点検らしいものはしないで来てしまったので、走行距離やエンジンオイルの汚れなどはある程度想像がつきました。これをほおっておくと、燃費の低下に直結しますし、エンジンの寿命低下に強く影響します。

 

そんな深刻な状況は滅多に起きるものではありませんが、先延ばしを繰り返していると、そのような現実が目の前にやってきます。そこに「忙しい」とか「持ち合わせが」という、その場限りの逃げ口上は、通用しなくなってきます。「いまはこれがやりたいから、そんなものは後回し」では、やはり駄目なのです。

 

 

 

それを裏付ける理由としてですが、この「オイル交換」をしなかったことで車を

「廃車」

にしてしまった人を見たことがあります。

そのひとはかつてバイトをしていた会社の社長ですが、絵にかいたような「面倒なことはやりたくない」人でしたし、「自分がやりたいことしかしない」人でもありました。

 

その人の車のケースを申し上げると、仕事で車を使用していたこともあり、使用年数は少なかったものの、走行距離は相当なものでした。しかし、ケアらしいケアといえば車検くらいのもので、その他の点検時には担当者からの注意喚起も満足に聞いていませんでした。

 

 

 

その理由が、常套句であった

 

「忙しい」「お金がない」

 

だったのです。

 

 

 

 

そんなことを言い続けた結果、高い代償を支払うことになりました。

 

車を1台廃車にし、新しい車を買うことになったからです。

 

 

 

 

もし、上記のような先延ばしを続けることなく、どこかで勧めに応じていたとしたら?

 

その費用は、新車を購入するより比べれば、かなり少額で済んだと思います。

 

 

 

 

 

さてぼくのケースですが、予定よりも3か月ほど遅れていたので今回のオイル交換時には多少良いものをセレクトしてオイル交換を依頼。

エンジンフラッシュもセットで行ってもらいました。

 

その他、エンジン内のパフォーマンスを上げる(または戻す)ための添加剤とオイルも購入。

今シーズンの雪はかなりタフになりそうなので、酷使していた車を労わるかのごとく、金額的に気を遣った点検になりました。

 

 

 

順番も待つことなくピットに車を入庫し、待合室で読書。

そうするとほどなくして、館内放送でお呼び出し。

 

 

 

 

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 写真はイメージです

 

 

 

 

ピットに向かいましたら、担当者さんからこのようなことを言われました。

「ATFなんですが、前回の交換からかなり距離を走ってます。目安の距離を大幅に超えているので、交換をお薦めします。」とのこと。

 

 

詳細を聞いてみると、距離にして20.000kmの走行毎に交換することを推奨しているようで、この時点で前回の交換から既に30.000km走っていることが判明。汚れを見せてもらったところ、黒く汚れているのが視認できました。

 

料金は概ね5.000円程度。決して安くはない金額です。

しかも、今回はオイル交換+エンジンフラッシュで、しかもアイテムをカスタムしているので1万円は確実な出費。痛いことになってきました。

 

 

 

「うーん、今回はやめときます。」

と、ことばを出してしまいたかったです。

 

 

でも現実的に考えたところ

 

次やるとしたら、いつやるのか?

 

という疑問が浮かびました。で、実際に考えてみたところ

 

・タイヤ交換・・・4月

・次のオイル交換・・・6月ごろ

・車検・・・・・・・・秋ごろ

 

 

 

と、それなりに先のことになってしまうことが判明。

 

タイヤ交換であればガソリンスタンドでも行っているし、そこまで考えていくことはまずありません。そう考えると、次はおよそ5か月後になります。

 

そうなると、キツイ。

そのように結論付け、観念した状態でATF交換をお願いすることにしました(汗)

 

 

 

 

併せて他に気になる点を確認したところ、この時点ではなし。

それで安心することにし、痛い追加点検ではあったものの、先延ばしをひとつ減らすことが出来てよかったと思うことにしました(いや、実際は痛いですよ、ほんと)。

 

 

 

そして無事に交換作業が終了し、店舗を後にしました。

 

 

 

 

 

今回の件に関して感じたことは、車であれ、ひとの体であれ、他のモノであっても定期的な点検はいずれ必要になってくるし、部品の交換やメンテナンスは遅かれ早かれやってくるものだということを痛感したことでした。

 

それをわたしたちはどこかでわかっていても、いざその必要性を感じた際、素直に従わず、「また今度」とか「いまは忙しいから」などと言った言い訳を多用し、先延ばしにしてしまう傾向にあります。また「いまはこれをやっていたいから」などといった、面倒なこと、気が向かないことに対して「超」消極的な姿勢(その反対では超がつくほどの積極的な姿勢)でいたとして、結果最悪なケースを迎えてしまった場合、「これも天の計らい」と称賛するのはナンセンスであり、責任転嫁でもあります。面倒なことを結局は他人に押し付け、適当にやっておいてねと言っているのと同じであり、ご都合主義でしかありません。生活をしていく以上、定期的にチェックしていかなくてはならないことは、意外にも数多くあります。それをもっと意識していくことが、必要なんだと感じます。

 

 

 

今回の車の件、これを「からだ」に置き換えるとどうでしょうか。

最悪、病気になって手術、ということも充分に考えられるわけです。

ちょっとやそっとの症状ではなかなか病院に行かないかもしれません。しかし微細な症状でも、それが長く続くのであれば、受診した方が先々の用心にもなります。早めの発見が予防になったり、治療が可能な段階での完治も目指せるわけです。そう考えると、棚上げにすること、先延ばしにすることはとても恐ろしいことだといえます。何かを優先し過ぎ、必要なことを省みなかった結果、このようなことが起きてしまうのは、本末転倒だと思います。

 

 

 

 

 

日々やることの中には、

 

・週ごと

・月ごと

・半年または1年ごと

 

といった感覚で見直しをはかることは、本当に多いです。

 

 

それらを「タスク」として考えたとき、それらを処理してひとつずつ減らしていくことは、モチベーションが上がらない、気乗りしないことかもしれません。

それは体調が優れなかったり、忙しいなど様々な理由が背景にあると思いますが、だからといって放置していては、ガラクタ同様最終的に手が付けられなくなります。または、どこから手を付けようかが判断できなくなります。

 

ここまで来ると、本を読んでも、セミナーを受けても、中々手をつけることは容易に行きません。プランニングが必要になってきますし、最終的には「やる!」という決意が必要になりますから。

 

それが出来ない先は、極端ですがゴミ屋敷になります。業者を呼び、高いお金を払ってお部屋の掃除をしてもらうことになります。それって、オイル交換を長年しなかったために車を廃車にしてしまったことと、同じことです。

 

 

 

 

本を読んでもいいです。

セミナーを受けてもいいです。

 

でも、行動に移さなければ「意味がありません」。

 

 

 

 

春は、意外にもすぐそこまで来ています。

進学・就職等でモノの移動が活発に、そして頻繁になる時はすぐそこまで来ています。

ガラクタ整理にしろ、その他の手続きにしろ、時期的に「やるべきこと」は山積みになります。

優先順位はあると思いますが、先延ばしをひとつでも減らし、スマートな新生活を迎えて欲しいなと勝手ながら考えていました。

 

 

 

 

 

 

 

きょうまでに読んだ本

 

三省堂書店のほんおみくじ 2番 ※中身は作家さんの文庫が収蔵。カバーを隠し、あらすじだけを見て買うという企画スタイル (17)

 

こころの読書教室 河合隼雄 新潮文庫 (18)

 

地域からのエコツーリズム 観光・交流による持続可能な地域づくり 敷田麻実:編著 森田昌之・高木晴光・宮本英樹:著 学芸出版社 (19)

 

「おめでたい人」の思考は実現する 和田秀樹 小学館新書 (20)

 

東京ポロロッカ 原宏一 光文社文庫 (21)

 

東日本大震災からの復興まちづくり 佐藤滋:編 大月書店 (22)

 

おとなのための俊太郎 谷川俊太郎詩集 CD+BOOK アルテスパブリッシング (23)