つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

何かを始める前から答えなんてわかるわけない。

 

年末年始の番組にて、とあるアーティスト(バンド)の特集を集中して視聴しました。

先日やっとすべて見終わったのですが、このアーティスト(バンド)が持つ力、そして魅力が凄いことを知りました。

 

 

 

そのアーティスト(バンド)とは

ONE OK ROCK

です。

 

 

そもそも知ったきっかけは、地元の音楽番組にて紹介された初期の代表曲。

 

 

ONE OK ROCK - Re:make [Official Music Video] - YouTube

 

 

 

 

声のキーも高いのですが、これまでにはない音楽だなと聴きながら感じていました。

その後映画の主題歌やCMでのタイアップなど、知名度は急上昇。今や日本、そして世界を代表するミュージシャンになっています。

 

 

 

年末年始で放送された「ONE OK ROCK」(以下ワンオク)の番組は、MV(ミュージックビデオ)とライブダイジェスト、そしてドキュメンタリー番組にNHKで放送された「18祭(フェス)」。どっぷりワンオクに浸かりました。

 

 

 

ぼくなんかがレビューするのもなんですが、こう、スカッとするわけですよ。

疾走感ではなく、じぶんの周りだけが目まぐるしく変化していくような感覚を覚えます。

自分自身だけが押し流されることなくそこに立っていて、テンションが高くなりつつもしっかりと落ち着いている、といったような。

 

そして気持ちが昂るんですよね。勇気をくれたと感じる部類の鳥肌が立つのです。

 

 

 

もうとうにかく、凄いんです(汗)

 

ワンオクの曲は数曲しか知りませんでしたが、特集番組を見て一気に復習をすることになりました。今後はツタヤかゲオに行き、アルバムを借りてこようと思います。しかも、つい最近アルバムを発表したのですね。グッドタイミングといったところでしょうか!後ほどチェックして、買うかどうか決めたいと思います。

 

 

 

 

ワンオクの凄さはこれから徐々に知ることになると思うのですが、特集番組を見ていちばん印象的だったのが、NHKで放送された「ONE OK ROCK 18祭(フェス)~1000人の奇跡 We are~」という番組。

 

当初どんな番組かもチェックせずに録画したのですが、結果大正解でした。

 

18祭の「18」とは、18歳のひとを指します。

つまりは「18歳の祭(フェス)」ということになります。

「We are」という曲を1.000人の18歳のひとたちと一緒に歌うという1日限りのイベントの模様と、そこに至るまでの日々を追ったドキュメンタリーでした。

 

 

 

最初は何気なく見ていました。

おお!18歳すげー!!!とか思ってました(汗)

 

 

 

そのうち、18歳の気持ちを聞いていくうちに

 

 

「ああ、今も昔も変わらない」

 

 

と思いました。そして

 

 

 

「年齢に関係なく、思うところは一緒なんだな」

 

 

 

とも思いました。

 

 

 

 

 

いろんな立場にいる18歳が語ることばには、いまどきのというものもあります。でもその多くは、今も昔も変わらない、人間がずっと抱いてきたようなことを、吐露していました。

 

 

 

 

今も昔も、そして、若い時も年齢を重ねた時でも、自分の目上のひとは下の人に向かって「現実的な」といったいわば「夢のない」ことを言い放つようです。

 

それが決して悪いことではないのですが、その発言の一部は「自分がやったこともないにも関わらず最初から無理だ、出来ない、と決めつけてしまう」というもの。

 

親が子に、上司が部下に放つものとしては、結構あると思います。

それがときには頭ごなしに、ときには「できるならやりなさい。わたしは知らない」といった態度で言い放つことも。こうなると味方なのか敵なのかもわからなくなります。

 

 

 

それをはねのけるようにして、夢を持ったひとたちは進みます。成長することもありますし、杭を打たれることもあります。その姿を「無駄なあがきだ」として認めない大人が、傍らにいて、監視しています。

 

その大人は、果たして何を望んでいるのでしょうか。

なんだかんだ言いつつも「成長して欲しい」「夢に向かって頑張って欲しい」と、心の中では思っているかもしれません。でも表に出てくるのは、それとは真逆のこと。これではどっちが本心なのかまったくわからなくなります。

 

 

 

応援したいという気持ちは、どこかにあるはずなのです。

でもそこに、不安や心配が横やりを入れてくる。

荒波の中を進んでほしくないという気持ちが生まれる。

そしていつしか、「そんなに苦労しなくても他にいい方法があるだろ」ということばに変わる。

 

 

 

これが「あなたのことを思って言ってるのよ」という思考にすり替わり、無意識にその人の可能性の芽を摘んでしまうことになる。

 

それを自覚しないでいる人は、どの分野にでもいます。

仕事ではポジティブなことを言いつつも、プライベートでは現実的な言動に変わる人。

なんだか、使い分けているみたいに見えます。個人的見解ですが。

 

 

 

 

 

 

番組ではそんな葛藤を覚えた18歳がごろごろいました。その中でワンオクと一緒に何かをやりたい!やり抜きたい!という熱いハートもばんばん見せてくれました。

 

そして本番を迎えます。

 

 

 

 

 

 

 

この番組は28日(土)に再放送があるようなので、是非チェックしてください。

 

本番を見てひとこと。

感動しました。

 

涙腺緩くてだめだわ・・・

 

 

 

 

なんか、18歳に「教えられた」ような感覚を持ちました。

もちろん、その気持ちを「否定」しなかったのが、世界的バンド「ワンオク」です。

彼らという一種の「成功例」は特殊なのかもしれません。だから「たまたまだ」と言い切る人もいると思います。しかし、100%「失敗する」わけではないということが、彼らの活躍で立証されています。違う番組で耳にした話ですが、頭の中で「だめだ」「できない」と思っていると、ほんとうに出来ないそうです。逆に「やれる」「できる」と考えて行動すると、出来てしまうそうです。自己暗示なのか脳の働きなのか、詳しくはわかりませんでしたが、やって出来ないことは最初から「ない」ということが、この時点で言うことができます。

 

その理由として話に出ていたのが「やりたいことを否定するひとはいる。でも、それができないと言い放つひとは実際に“それ”をやったことがあるのだろうか。実はやったことが“ない”にも関わらず、それは出来ないと否定している。そのひとはやったことがないにも関わらず。」という背景。

 

それに反論するひともいるでしょう。「やらなくてもわかる」と。

でも、そればっかり前面に押し出して、「できることしかやらない」ひとになったとして、そのひとは成功するでしょうか?

 

答えは半分半分です。必ず「成功する」とは、言えません。

 

 

 

いつしか社会は「失敗」に大きなペナルティを課すようになりました。その内容によっては、再起は不可能と言えるくらいのものもあります。

 

反対に、昔から活きていることばのなかで「失敗は成功の母」という至言があります。失敗はとても大きな、そして貴重な経験であることに間違いはありません。ただ一時のロスという点だけを見て、今後に関して厳しい判断を下してしまうのはなんとも愚かであるし、未来に生まれるべき素晴らしいことをその場で潰しかねません。知らず知らずとは言え、人類の成長や社会の発展を「阻んでいる」としたら、社会的にその行動は罪深いものになるのではないでしょうか。その自覚を持て、というのは難しい話になるのかもしれませんが、「失敗する⇒批判する」という図式に乗って行動するのは、時代遅れになりかねないということを、そろそろ知るべきなのではないかと感じました。

 

 

 

ぼくが個人事業主を始めようと思い立ち、相談ではないですが知り合いに聞いてもらったところ

 

 

「難しいよ」

 

 

ということばをもらったことがあります。

 

その方は、肯定も否定もされませんでした。

 

 

 

また別のひとは

 

 

「ふーん、まぁ、やってみたら」

 

 

ということばをかけてきました。

 

 

 

 

 

 

現時点では軌道に乗ったとは言えない状況ですが、きょうまで何とかやってくることが出来ています。何もないところからのスタートです。逆に言うと、失うものは、ありません。

 

 

応援してくれる声も、否定・批判される声も、それは社会を投影しています。

そこに流されるのではなく、いまじぶんにとって何が必要かを考え、行動していく。

意識してしまう先はどうしてもあるけれど、それはいったん置いといて。

がむしゃらに、そして、無我夢中に進んでいけば、前のじぶんと大きく違うことに気がつく。それを実感して、いまを生きていきたいと思います。

 

 

 

 

最後に、18祭でみんなが歌っていた曲のインクを貼って、きょうはおしまい。

ONE OK ROCK: We Are [OFFICIAL VIDEO] - YouTube

ONE OK ROCK - We are -Japanese Ver.- [Official Music Video] - YouTube