つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

チャンスがあるときにこそ。仙台、また来ます。~ダンマの思い出⑬~

梅雨が明けた頃に「ヴィパッサナー瞑想」の合宿を終え、ダンマーディッチャを後にしたぼくは、まず東京の友人を頼り、数日滞在した後に都市間高速バスを利用して宮城県仙台市へ移動することにしました。

 

 

 

前回の日記でも触れましたが、仙台には少なからず思い入れがあります。

 

それは

・母方の祖父母の出身地

・大学の同級生が住んでいる土地

 

などがあり、一度訪れてみたいと考えていたのです。

 

 

 

移動方法は幾つか思案した末、バスでの移動にしました。時間はたっぷりあったので、身体に負担をかけない方法での移動が望ましかったのです(瞑想後まだ体力がついてきていない)。高速バスの料金もリーズナブルで、かつ移動時間もさほど長時間ではなかったため、バスでの移動を決断しました。

 

とはいっても、移動のほとんどは高速道路を走ります。本当は海岸線を見たかったのですが、バス移動では海岸線を見ることは出来ませんでした。それがちょっと残念です。また訪れたいと考えているので、今度は海沿いの移動にしたいと思います。

 

 

 

 

記憶ではお昼ごろにバスに乗り、夕方に仙台へ到着。バスターミナルで降車し、辺りを見回してみてみた仙台の印象は、大都市に思いました。震災の面影など、どこにもないくらいに。

 

それでも、ここで数年前に大きな地震津波が襲い、大きな混乱を招いたのだと考えると、鳥肌が立ちます。北海道でも過去大きな地震津波が襲ったことがありましたが、それをほうふつとさせる恐怖です。そんな苦境に立ったとしても再び立ち上がっているさまをみて、純粋に感動しましたし、活気づいているのにも驚きを感じました。

 

 

 

この日は市営地下鉄でしょうか、仙台駅から数駅離れたところに取ったホテルで1泊。

体力が追い付いていないため、外出はせず部屋のなかで過ごしました。

 

翌日は、1か所訪れたいところがありましたので、そこへの行き方をリサーチしていました。

 

 

その場所は、「ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所」でした。

 

www.nikka.com

 

 

 

ニッカウヰスキーNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」で一躍有名になりました。

 

北海道には余市町にある「余市蒸留所」が有名であり、ぼくもよく訪れます。竹鶴さんとリタさんのお墓にもお参りに行かせていただいたことがあるくらい、ウイスキー好きでもあります。本州では山梨県北杜市にある、サントリー白州蒸留所へ訪れたこともあります。蒸留所は言い換えれば工場なのですが、環境に配慮したこの場所は、自然を敬い、自然を畏みつつ、自然と共存している感覚を持ちました。

 

 

 

ニッカの宮城峡蒸留所へ行くには、二通りの方法があります。

 

それは

・仙台駅からバスで移動(バスターミナルから乗りました。)

・JRで最寄りの駅へ行き、そこから徒歩またはタクシー

 

という方法になります。

 

 

場所柄、山形県との県境近くにある蒸留所なので、仙台市の端にあたります。

 

ぼくは行きはバス(しかも1時間くらい乗ります)、帰りはJRで駅に戻りましたが、かなり時間的余裕を持たないとだめです。バスもJRも、そんなに本数がありませんので注意が必要です。こういった予習をしてこなかったため、帰りの交通には少々難儀しました。加えて雨の天気であったため、結構肌寒い1日になりました。

 

 

また、余市蒸留所と比べると、宮城峡蒸留所は見学可能場所が少ないです。

ちょっとそれは残念なのですが、余市蒸留所にはない風景を見ることが出来ますので、そこに関してはよかったと思っています。あとは、蒸留所限定のお酒ですね(笑)

環境に配慮した運営と言うのは、とても勉強になります。今回は完全趣味の世界ですが、とてもいい勉強になりました。

 

 

 

JRで仙台駅へ戻った後に昼食を取り、駅周辺を散策してから、再び高速バスで北上します。

 

次は青森県

そこには、大学時代の友人が住む土地でもありましたし、近くて遠い場所でもありました。

距離的には近いはずなので、よく訪れているところは関東地域。東北はまったくご縁がありませんでした。そのため、今回のこの機会に、いっそ北上しようと考えたのです。

 

想えば修学旅行以来の東北訪問になります。

見慣れない土地を見ることも、刺激のひとつになりますから、仙台同様、青森に行くことも楽しみで仕方ありませんでした。

 

 

 

実質、仙台の滞在時間はおよそ24時間。

ホッパーのように、ぼくは次の場所へ旅立ちました。