つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

またおいで。わすれないから。

今週末の3月11日、東日本大震災から7年目の節目を迎えます。

 

 

 

札幌駅前通地下歩行空間(通称:チ・カ・ホ)では、前日の3月10日、そして3月11日と連続でシンポジウムを開催します。

 

場所は北3条交差点広場(西側)。

 

 

お時間のある方は、どうぞお立ち寄りください。

 

告知ページ

 

www.sapporo-info.com

 

 

このシンポジウムではライブのほか、ブックシェアリングや物販、ワークショップなどが行われます。シンポジウムは期間中計6回行われ、それぞれの議題を基に今後などを考えていきます。

 

 

 

ぼくは3月10日、木育マイスターとして「きぼうのワークショップ」のディレクターを担当します。

 

「きぼう」とは、「希望」と「木棒」をかけたようなもので、小さな木の棒に「バーニングペン」という道具を使ってメッセージや絵柄などを書き込み、それを「きぼうのプール」としていくもの。

 

 

時間はおよそ15分~20分程度となっています。

きぼうのプールとは、木枠でプール状のものをつくり、その中にこの「きぼう」を敷き詰めた遊具になります。イベント会場においてはきぼうではなく、球体の木材を敷き詰め、遊具として提供しています。地道な活動ではありますが、1本でも多くのきぼうが集まれば嬉しいです。

 

 

 

 

昨年もこのイベントは行われており、展示を見に行ったはずがいつの間にかお手伝いをしていた・・・という状況であったのですが、今年は道庁からお声をかけていただきました。地下歩行空間は観光客のかたもたくさん通られるので、拙い外国語でのトークも楽しみたいと思っています。

 

 

 

 

あの日の強烈な記憶は、一生消えることはないでしょう。

 

消えるどころか、決して自分たちのせいではないのに、差別の材料に使われてしまっていることが、最近の報道で明るみに出ています。その対象はこどもだけにとどまらず、それを諌めなければならない大人まで「平気で」行っているのが現状だそうです。

 

それを「しょうがない」と肯定するひともいます。

 

 

 

そしたら、逆の立場になったとしても、それは「しょうがない」と片づけられても、文句は言えないでしょう。だってしょうがないんですから。

 

 

 

 

この世の中には、なかなか自由とか、平等とかは存在しにくいです。

だからといって、不自由や不平等をこれ見よがしに振りかざすのも、何か違います。

 

 

この問題は「ぱっと」出てきたものではなく、かなり古くからある大きな問題のひとつです。それを嫌悪感などの感情論だけで片づけてしまうと、いずれおおきな後悔につながる。

 

それは生きている間なのかもしれないですし、亡くなった後かもしれない。いずれにしろ、気づいたときには「もう遅い」となっていることが大半です。そんなことを繰り返しているうちは、この現世(うつしよ)で言われる「成仏」など、夢のまた夢でしかないということは、はっきりと言えそうです。

 

 

 

 

こんな不毛なこと、終わればいいのにって思う。ほんとに。

 

 

 

 

と、個人的意見はこれくらいにして。

 

当日は状況を見ながら、ぼくも展示や物販など、会場の雰囲気を感じてきます。

そこから感じるものをしっかりと受け取り、今後の活動のひとしずくにしていきます。