つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【活動報告】札幌市の旭山記念公園で、ティピーづくりに参加してきました。

 

 

先週の日曜日(6/18)のこと。

 

 

 

久々にボランティア活動をしてまいりました。

 

場所は札幌市中央区にある旭山記念公園。

 

 

 

ここで、こども向けのプログラムを行いました。

 

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「札幌まるやま自然学校」主催のイエティーズ「ようちえん」活動。

 

幼稚園や保育園にあがる前のお子さんや、小学生など参加層の幅は毎回広く、保護者のかたも積極的に参加してくれましたので、運営側としてはたいへん助かりました。また、興味がもたらす行動のすごさ・すばらしさを感じた1日でもありました。

 

 

 

 

 

今回のテーマは「ひみつきち」。

 

木の枝やイタドリといった長さがある植物などを材料として、ひみつきちを作りましょう!というのが今回の最大のテーマ。ひみつきちはそんなに大きなものは作らず、こどもが2~3人程度入ることができる「ティピー」という、アメリカ先住民の生活に代表される住居を作ります。材料は以前ティピー作成に使用した木材などがそのまま残っているということで、再び使わせていただくことになりました。

 

 

 

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この日の参加者、スタッフを含めると60人を超えました。これは抜群に多い参加人数です。スタッフは5人程度だったので、参加された人数のいかに多いことかがわかります。そのため、事前の説明などをしっかりと行う必要がさらに強まりました。

 

 

 

最初に行ったのが、朝のあいさつ、そして「絵本のよみきかせ」でした。今日やることにつなげるように絵本をセレクトし、集中力を持ってもらおうというのがねらいです。いつもはあいさつをして、自己紹介をして、説明に入るのですが、ことばだけでなく、絵を交えた説明を行いますと、想像力が膨らみます。こどもたちも意気揚揚になりました。

 

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で、実際に造る「ティピー」の見本を実演し、森の家からリヤカーをお借りして材料の調達に出発。6月の札幌は気温が上がらない日々が続いていましたが、この日の札幌は最高気温が25度を超す夏日になり、水分補給などにも気を配らなければならないほどの陽気に包まれました。そんな暑さにも負けず、リヤカーを2往復させて調達してきた資材をもとに、思い思いのティピーづくりが始まりました。

 

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当初、こちらの目論見としては、ティピーが5基程度出来上がればいいなと思っていたのです。しかし、実際に出来上がったティピーはこちらの予想の3倍にまで膨れ上がりました(汗)そのため、森の家の前の広場が、今までに見たことのない光景に生まれ変わりました。この光景を、お借りした脚立の上からパチリ。もう圧巻の一言でした。

 

 

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ティピーが無事に出来上がりましたのでこのままお昼に突入。ひと家族1つのティピーがある計算なので、ご家族それぞれがティピーの中で昼食をとっていました。暑いとはいえ、時折風が吹く中、みなさんとてもおいしそうにお弁当を食べていらっしゃいました。このスタッフ側で用意していた「お味噌汁」は、思いがけない暑さのため、その大半をスタッフ側で消費することに 笑。じぶんが持ってきたお弁当よりも、お味噌汁でおなかがいっぱいになる感じでした。

 

 

 

 

 

 

お昼ご飯を食べたあとは、アクティビティを3つに分け、思い思いに動きます。

 

 

アクティビティは

・もうひとつのひみつきちづくり

・ティピーのかざりづくり

・おやつづくり

 

となっており、興味のあることを中心に分かれてもらいました。

 

 

 

 

もうひとつのひみつきづくりは、ブルーシートなどを利用して。

かざりは木のプレートを用意し、そこにマジックなどで好きにお絵かき。

おやつはフルーツポンチ!白玉粉から白玉を作りましょう。

 

 

 

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という構成で、あっという間に時間が過ぎていきます。

 

 

そして無事にフルーツポンチが完成!お味噌汁とは違い、一気になくなりました 笑。

 

 

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 おやつを食べたあとはお片付け。名残惜しそうにティピーを解体します。

ティピー作成に使用した木材などは、森の家の許可を得て、指定の場所にまとめさせていただきました。いつもありがとうございます。そして終わりの会。くたくたの子もいれば、はりきり続けている子も。この暑さでは大人でもバテてしまうほどですから、子どもは更に疲れたことでしょう。でも、久々の晴れ(しかも週末での晴れは6月初めて)でもありましたので、嬉しかった面もあったと思います。全員が大満足して過ごした「ひみつきちようちえん」でした。

 

 

 

こういったプログラムは遊びを楽しむことが目的なのですが、その遊びを達成させる際のプロセスに係る、子どもたちの自発的な行動がとても興味深いです。ティピーづくりでも子どもの意見が反映していますし、材料を運ぶ際も、こういった場所に何度も参加している子が声出しをしてくれて、みんなをけん引する様子も見ることが出来ました。大人が何も言わずとも、環境に慣れている子、年齢的に上の子たちが他の子の面倒を見る、一緒に遊ぶといった光景を数多く見ることが出来ました。これは屋内では、見ることがなかなかできないんじゃないかと思います。

 

 

 

 

5月は合宿のため活動には参加していませんでした。そのため今回の活動は楽しみでもありました。結果はたいそう疲れましたが 笑。そのぶん、たくさん楽しむことができました。

 

こういった活動を通して、いろんな気づきを得て、考えをひとつの場所に留めずにいることが出来たらいいなと感じた、夏を感じた1日でした。