つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その89

【Series Sideman of John Coltrane

 

Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Hall

 

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TOCJ-66280


Early Show

1.Monks' Mood
2.Evidence
3.Crepuscule With Nellie
4.Nutty
5.Epistrophy

 

Late Show

6.Bye-ya
7.Sweet And Lovely
8.Blue Monk
9.Epistrophy(incomplete)


personel

Thelonious Monk(p)
John Coltrane(ts)
Ahmed Abdul-Malik(b)
Shadow Wilson(ds)


1957年11月29日録音


モンクとコルトレーンの邂逅と成長は、ジャズの歴史の中では無視できないとても大きなイベントでした。
それはいわゆる「ジャズ・ジャイアンツ」にとってはごく普通の1日でありながら、その特別さを音や雰囲気、演奏者のオーラなどで感じていたかもしれません。

この音源は長い間「ないもの」とされてきたのですが、それが「発見」されたときにはニューヨーク・タイムズにも記事が掲載されたほどの大事でした。

 

当時の背景をうかがおうと解説書を読んでみると、この時期のコルトレーンはかなり「ヤバイ」状況にありました。
当時は酒とドラッグがセットでついてくるほどミュージシャンに中毒性を与えていて、コルトレーンもその例外ではありませんでした。
そんなヘロヘロの人間を拾ったモンクの人間の大きさもすごいなと思うのですが、個人的に感じたことは「輝かせたい」という気持であったのかもしれません。

事実、カーネギーホールで演奏する前の時期には「ファイヴ・スポット」というジャズクラブでの演奏で輝かしい伝説を残したというのだから、モンクとしてはしてやったりということなのかも。

編成は4人編成で管楽器が入るスタンダードなもの。
一気に聴いてしまうと味気なさを感じるかもしれませんが、じっくり、耳を澄ませて、音を聴き洩らさないようにしていくと、当時の鼓動が伝わる感覚を覚えます。
この息遣いが、ライブのいいところなんだと思いました。