つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

力を抜く

じぶんは果たして何かの役に立っているのだろうかと自問自答しながら

通勤電車に身を任せ

忙しく駆け抜けていく外の景色を力のない目で見ている

すべてが中途半端で

最初の頃の気持ちも少しずつヒビが入る

あの時の気持ちは こうもかんたんに押しつぶされるのだろうか

 

 

だめだとわかっていながらも 己の非力を恥じてしまう

それはもう 年齢とかの話じゃない

意識と癖、そして枠の話しなんだと思っている

結局何が理由かなんて関係ないのかもしれない

今はただ

やるべきことをやりたいだけ

ただそれだけなのに

それすらも満足に出来ないことに

苛立ちや焦りが積もり

いつの間にやら自分を追い詰めていたようだ

 

 

わかっているようで 何もわかっていなかった

それはぼくに限らず あの人も同じなんだと思う

正解は たったひとつなのでしょうか?

もしそうだとしたら、ぼくは間違いだらけの時間を過ごしてきたに違いない

 


もしいま

ぼくのたましいの琴線に触れる何かがあるならば

わしづかみにしてほしい

そしてそのまま

ぼくをぶん殴って

それも ひとつの愛だと言って

 

 

曇り空のあいだから 太陽の光が地上に向け射していた

昔はなんとも思わなかった光景だけれど

この日はそれが とても神秘的に見えた

印象的だったのは

その光がちょうど階段のように 斜めに射していたところを見たことだ

それはまるで 天国への階段のようだった

そのときは誰も階段を登ってはいなかったけれど

ふと 天国はこの先にあるんだろうなという想いを抱いた

 

 

そんなシーンを見せてくれたのだ

いまこの場所も その階段へと続く道だと信じて

 


もう 自分を押しつぶす必要はないんだ

もう 自分を縛り抑える必要はないんだ

 

 

やるべきことをやろう

それでいいじゃないか

それくらいが

ちょうどいいから