つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

感謝の日。

11月23日は勤労感謝の日でした。

 

 

小さい頃は、親が頑張って仕事をしてくれていることへの感謝と労いを込める日のように感じていました。いまでも大元は変わっていないかもしれません。

 

 

 

 

ですが、ふと思ったことは

 

 

 

「親だけではなく、先祖とその周りへの感謝」

をする日ではないだろうかと思うようになりました。

 

 

 

 

いま、自分がこうして働くことができているのは。

いま、自分がこうして生活することができているのは。

いま、自分がここにいるのは。

いま、自分は。

いま。

 

と、逆算のように考えていきますと、すべては自分の努力の賜物だとは言えなくなります。

自分がいるという現実の裏には、その環境を整えてくれた人たちがいるということ。

その背景を物語る日が、勤労感謝の日ではなのかと考えました。

 

自分の先祖もそうですし、いま働いている環境も、他人ではありますが予め(語弊はありますが)そのような場所を作ってくれていたとも言えます。働くことも、働く場所があることも、他者の努力あってのことなのだと、改めて感じました。そこに感謝がなくてはなりません。アタリマエだとは思いますが、軽く流してしまうようなアタリマエにしてはいけないのではと思ってしまいます。勤しむことは、生きることです。アタリマエのことではありますが、これが長きに渡り、連綿と続いていたという事実をしっかりと受け止めなくてはなりません。

 

 

 

そのように考えますと、好きな人も、嫌いな人も、苦手な人もすべて、ひっくるめて感謝の対象にすることができるのではと思います。もう逢うことも出来ないひともいれば、決して話しなどしたくないという人もいます。ただ、直接声をかけるわけではないのですから、ひとことだけ感謝の気持ちを伝えてもいいような気がしています。

 

わたしたちは、実は多くの人から影響を受けています。

その影響は、いいものも悪いものもあります。

わたしたちは、それを選ぶことは、実はできていないような気がします。

 

良くも悪くも吸収され、影響を受けてきた先が、いまになります。

それを果たして後悔で終わらせてしまうか、感謝でまとめてしまうかは、その人の器量、または懐の深さしだい。

 

 

 

多くのひとがいてくれたお蔭で、いま自分がいる。自分がある。

そのように考えたとき、いつもと見える光景が少し違ってくるように思えました。

 

 

 

きょうまでに読んだ本

 

樹木たちの知られざる生活 ペーター・ヴォールレーベン 長谷川圭:訳 早川書房 (339)
おばあさんになった女の子は (340)
3年の星占い 2018-2020 蟹座 石井ゆかり 文響社 (341)
東京近江寮食堂 渡辺淳子 光文社文庫 (342)
驚くほど目がよくなる!たった10秒の「眼トレ」 日比野佐和子 林田康隆:監修 SB新書 (343)