つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

「つづける。」

先月より始まった次の仕事ですが、出張が多めの仕事になっています。

 

もちろん日帰りの現場もあるわけなのですが、応募要項に「出張OKなかた」ということが書いてあったとおり、勤め始めてからほぼ出張です。日帰りの現場はこれまでに1日のみ 笑。月曜日に出勤して、金曜の夜に自宅に戻るという生活を送っています。

 

 

 

今週は名寄方面、美深町にて仕事をしていました。ホテルは高規格道路を利用し、名寄市にて滞在。たとえ仕事とはいえ、経費で他の土地に行かせていただくのはとてもありがたい。

 

 

 

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ホテルの部屋から。

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早朝の国道。

 

 

 

 

若かりし頃も、出張を含む仕事をしていた時期があります。

それは道路の区画線工事。

春になりますと、道路の白線や横断歩道の白い部分を塗布している模様をご覧になったことがあるかと思いますが、あの仕事も出張がある仕事になっており、さまざまな土地に行かせていただきました。そういった経験があったため、出張に対しては何ら抵抗がなく、寧ろ嬉々として(笑)その状況を受け容れています。

 

 

 

 

とはいえ、冬場の移動は予想外の出来事が起こるもの。移動日に高速道路が吹雪で通行止めになり、予定が少々狂いました。ホワイトアウトをフロントガラス越しに何度も観ました。あの光景は、何度見ても鳥肌が立ちます。

 

しかしこうして無事に帰宅できたことは、大変ありがたいです。なんだかあらゆるものごとがありがたく感じてしまいます。こうなってくると、もうおっさんだなこりゃ、と思ってしまいます。仕方ないですかね。

 

 

 

 

 

出張は金曜でいったん区切りとなり、札幌に戻ってきました。

最終日はお昼を過ぎるまで仕事をしまして、名寄市で昼食。

 

JR名寄市駅前にあります、地元でも有名な食堂でお昼をいただきました。

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店内に新聞記事も貼られていたのですが、この食堂はなんと100年も続いているんだとか。

メニューにある「円」の書き方も、今までにない書き方をしており、まったく読めませんでした(汗)が、いただいた鳥の甘酢風味定食はとても美味しかったです。

ひとことで100年と言っていますが、そこに届くまでの努力は、それこそかんたんに語れるものではありません。ただ、続けていくことの難しさと偉大さがそこにはあるなと率直に感じました。

 

ふと、「津軽百年食堂」という作品を思い出しました。

 

 

 

歴史を感じるときというのは、何となく建物とかに限定して触れている気がしましたが、こういった場所にも歴史があるのだと実感しました。それはとてもいい刺激とヒントを与えてくれたように思います。ひとりで100年は難しいですが、例えばぼくが生涯をかけて培ったあらゆるものごとが「次世代」継いでくれると考えれば、続けていく大切さもうなずけますし、背筋が伸びる想いも走ります。ベタですが「継続は力なり」は、悟りのひとつなんだと、このとき感じました。

 

 

 

札幌に居る時間がいまは少ないですが、限られた時間で家事や自分のことなどを行おうと必死です。それはそれでいい刺激になっているようです。疲れも残っていますが、この日に出来ることを見極め、月曜にまた元気に出社できるよう整えたいと思います。