つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その132

Super Nova  /  Wayne Shorter

 

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TOCJ-9239

 

Blue Note84332


1.Super Nova
2.Swee-Pea
3.Dindi *
4.Water Babies
5.Capricorn
6.More Than Human *


parsonel

Wayne Shorter(ss)
John MacLaughlin(g)(classical guitar on2)
Sonny Sharrock(g)
Walter Booker(classical guitar) *
Mirosiav Vitous(b)
Jack DeJohnette(ds,african thumb piano)
Chick Corea(ds,vibes)
Airto Moreira(perc) *
Maia Booker(vo) *


録音
1969年8月29日
   9月2日* 録音


いきなり、これまでのショーターの演奏のイメージが壊される感覚を持ったアルバム。
聴いていて感じたのは、当初はコルトレーンのような「フリー」な演奏なのかと考えていたら、きっと彼は「マイルス」を意識して演奏していたのではないだろうかということ。
そう思いながら聴いていくと、随所にマイルス色を感じさせる瞬間が見え隠れします。

収録曲にはマイルスのアルバムでも見かける曲が含まれていますが、順序から行くとショーターのほうが先だそう。
マイルスバンドに在籍していたときはお蔵入りになっていたらしく、ウォーターが発表したあとでレーベルが「未発表曲集」として同曲を発表したとのこと。
そんないきさつがあったためか、ショーターとマイルスの仲に隔たりが生まれたようだ。

そして、アルバムタイトルから見る彼の視点は「宇宙」を見ている。
同じ神秘的なものでも、対象ががらりと変わったことにより、彼独特のビッグ・バンが起きたのではないかと思います。