迷惑メールフォルダをみなさんは普段見ることがあるでしょうか。
迷惑メールというくらいですから、身に覚えのないメールやショップのメルマガなど、さまざまなメールが自動的に振り分けられています。しかしごくまれに迷惑ではないメールも含まれるため、定期的に中を覗くようにしています。
その中でひとつ、「なんだこれ?」と思うメールが届いていました。
それはすぐに迷惑メールだとわかったのですが、慣れていない方にとってはこのメールに対して反応してしまうかもしれません。
どんなメールかといいますと、こんなメールでした。
注意していただきたいのはメールのタイトル。
これだけでメールの利用者に対して注目をさせることができます。
続いて本文ですが、あたかも商品を注文したかのような文面が入っています。
そしてURLが書かれていますので、何かあればアクセスするようにという無言のメッセージがこのメールに込められています。
では実際に、ぼくはこの商品を注文したのかといいますと、注文は「していない」です。
つまりは注文していないにも関わらず注文受付のメールが届いたことで、確認のアクションを取らせたいのだということが想像できます。このメールを送った人間、もしくは組織は、相手のアクションを待つことで、労せずして相手の情報を入手する瞬間を待っている訳です。ときおりニュース番組でも取り上げられますが、はがきによる通知もメールも、目的は個人情報の入手です。
そして何より重要なこと。
はがきやメールが届いた時点では、個人情報の流出は「送り先」だけに留まっているという事実を知らなくてはなりません。つまりは、送り先がわかってしまっている=個人情報がだだ漏れだ!、ということにはならないわけです。
こういう風に書いても不安なひとは不安だと思いますので、そういった人はメールを送ってきた相手にではなく、警察に相談されることをお勧めします。なお、相談の際の電話番号は110番ではありませんのでご注意ください。
不思議なのは、送信先のアドレス、ぼくのアドレスじゃないんだよなぁ・・・