Settin' The Pace / John Coltrane
VICJ-60424
1.I See Your Face Before Me
2.If There Is Someone Lovelier Than You
3.Little Melonae
4.Rise And Shine
parsonel
John Coltrane(ts)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Arthur Taylor(ds)
recorded March 26,1958
コルトレーンを語る上で外せないのが、プレスティッジレーベルに在籍したときの怒涛の収録の数々であると感じています。
今回の作品はゆったりとした、スローなジャズを印象付けており、我々がイメージするジャズを印象付けるかのような風合いを持っています。
時系列を追ってみると、この時点でコルトレーンはマイルスのバンドと、セロニアス・モンクのバンドを経験しています。
対極のふたりではありますが、その対極もまた真なりといった感覚があり、コルトレーンの成長を大きく助けています。
その後彼は新鋭のインパルスへ移籍しますが、その後はまったく違うジャズを表現していきます。
このレーベルに留まっていたらどうなっていただろうと考えるのは、想像の域を出ませんが、一部の人にとっては切望のひとつであったかもしれません。
それだけ、ひとつひとつのアルバムが訴える音のエネルギーが素晴らしいことは、もはや言うまでもないのです。