つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

珈琲についての続きの話。

昨日、無事に八雲神社例大祭、御輿渡御が行われました。

 

 

雨が降ったり止んだり、ときには雷鳴がとどろいたりなどあり、当初の予定を変更して行われましたが、無事に終了いたしました。

 

この話は後日にして、今回は「珈琲」の話の続きを。

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 前回はっと。

 

そうそう、ここまで話をしていました。

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

 

その後ですが、あちこちで豆を購入しては手淹れを繰り返し、珈琲を楽しんでいました。

ただこの時点では、特に指導を受けていなかったので技術にムラがあり、淹れた珈琲も美味しいときとそうでないときとの幅があったのです。

 

 

様々な試行錯誤ののち、それを少しでも解消する方法を見出しました。

それは、「プロの手ほどきを受けること」。

なんのこっちゃない、ごく普通のことなのですが、プロの珈琲教室は不定期開催でしかも実費がかかります。お金云々というよりも、当時はスケジュールが合いませんでした。

 

しかし後日、そのもやもや感が解消されることになります。

 

実は家人、喫茶店のバイトをしたことがあり(このときはじめて知る 笑。)、そのお店が今も健在だという。場所は苫小牧市にありますので、帰省などのついでに寄ることにしました。何度か通ううちに珈琲の話になり、親切にもカウンターに立たせてくれ、手ほどきをしてくださいました。そのときの内容も難しいことは一切なく、基本中の基本を教えていただいたようなものです。その基本を忠実に守り、現在も同じスタンスで珈琲を淹れ続けています。

 

 

それからというものの、そのスタイルを維持するために珈琲器具を揃えたりなど、趣味の域をちょっとだけ超えるようになりました。また、カフェや喫茶店に赴いては、そのお店の味を楽しむことも続けました。いま出すことが出来ている珈琲の味は、これらの努力の賜物だと思っている反面、まだまだ美味しい珈琲を淹れるにはどうすればいいかというのを考えている始末です。向上のきっかけを札幌で掴んでおけばと思っていましたが、それを叶えるチャンスもなく、移住することになりました。

 

 

いま、自分が淹れている珈琲の味には多少なりとも自信があります。

反面、そこでダメだしをされますと、やはり落ち込みます。

 

前の話ですが、八雲町の勤務先「ら・ふも」で珈琲を出したとき。

後日ですが「ぬるかった」という指摘を人を通して言われました。

それは自分の不注意もありましたが、正直落ち込みました。

それ以外にもいろいろと言われました。

そのときには想うことがありましたが、振り返ればそれは札幌で参加していたイベントでの方法をそのまま使っていたということを思い出しました。

 

指摘はもっともなことでした。

反面考えたのは、適温の状態で珈琲を出すということにかかる「時間」でした。

 

 

現在もそれがクリアできているかはわかりません。

正直、「手淹れというから飲んでみたけど、次はいいや」という気持ちのお客さんもいるだろうと覚悟しています。

何かしら理由をつけて、提供をやめるということも考えました。

今も結論を、迷っています。

 

そんなときに思うのは、自分が通っていたお店で提供されていた「珈琲」でした。

これはどのような流れを経て自分のテーブルにまで運ばれてきたのか。

そこに想いを馳せずにはいられません。

 

個人の感想ですが、かつては円山の森彦近くにありました「ブラウンブックスカフェ」(現在は豊水すすきの駅近くに移転)、地下鉄西28丁目駅近くにある「りたる珈琲」、自宅近くにありました宮の森の「佐藤珈琲」など、一流の味に触れてきました。珈琲とひとくくりに言ってしまわれがちですが、それぞれがそのお店の看板商品のようなものです。コンビニなどで提供されるものとは、ひと味もふた味も違います。場合によっては、段違いです。その味を体験してきたからこそ、自分でもそのお手伝いが出来るように精進しないとと想ってしまうのです。まったくもって勝手な話ですが。

 

そう。ぼくはどこかで、そこまで自分が淹れる珈琲の味を高めたいと思っているんだと思います。

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 お酒同様、週に何度も自分で淹れた珈琲を飲みます。逆に、飲まない日も作ります。

機会があれば、お店の珈琲もいただきます。そうやって、常に驚きを迎えたいのです。

 

北海道・八雲町には「カフェ」がありません。

レストランや喫茶店はあります。

 

幸いにも、現在住んでいる家の周辺には喫茶店が3件あります。

 

JR八雲駅前にある「ホーラク」。

吉田川という小川沿いにある「銀嶺」。

ジャズ喫茶として全国規模で名を馳せている「珈琲屋嵯峨」。

 

3軒ともお邪魔しましたが、いずれも珈琲は美味しかったです。

まがりなりにも職場は「コミュニティカフェ」として営業していますので、ぼくも恥ずかしくない味を提供しようと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

珈琲は、そうかんたんに淹れることができるものではない。

ぼくは、そのように考えています。

 

それはまるで、バーテンダーが拵える「カクテル」のように。

珈琲も同様に「スピリットと技術の粋」を注ぐものだと、思っています。

 

 

 

 

もうすぐ、北海道も夏がやってきます。

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うまい珈琲を、一杯でも多く提供したいです。

 

もちろん、地域おこし協力隊の仕事は、疎かにせず、です。