つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【口語自由詩】ユニコーン ※修正版

あなたの望みを教えてください

 

あなたの望みとは 何なのでしょうか

 

 

 

 

 

お金でしょうか

 

仕事でしょうか

 

家でしょうか

 

パートナーでしょうか

 

愛でしょうか

 

それとも それらすべてでしょうか

 

 

 

 

あなたが望むものは

 

あなた自身では叶えることができないのでしょうか

 

あなたはが望むものは

 

他の存在によって叶えられるものなのでしょうか

 

あなたが望むものは

 

叶えるものではなく 叶えてもらうものなのでしょうか

 

あなたが望むものは

 

どれがほんものなのでしょうか

 

 

 

 

 

多くの意思と望みが世界に木霊し

 

濁流の様に世界を一瞬にして吞みこむ

 

水流の中で独自の存在を謳おうとしても

 

数ある中のひとつとして見られるだけだろう

 

あなたの望みは唯一などではなく

 

多くの者が望む いわば描かれたものなのかもしれないということを

 

 

 

 

 

なぜ わたしたちには感覚があるのか 考えたことがおありでしょうか

それらから伝わる実感を無視して 外の存在に運命を委ねようとしている

 

それは契約か それとも制約か その答えはずっと先になってはじめて

 

その真実を受け止めることができるのかもしれませんね

 

 

 

 

ユニコーンはその真の姿を魅せるとき

 

それはいかなるものを凌駕する力を誇示するのではなく

 

多くの意思を ひとつの方向に導くためだと聞いたことがあります

 

他にはない その勇敢な角は

 

ほんとうの望みと 進むべき道が指し示されているのです

 

それをも無視をして

 

あなたは確証のないものに ご自分の望みを託すのですか

 

 

 

 

 

 

望みが叶わないと とても苦しいことに変わりはありません

 

あなたが離れていくこと

 

あなたが他のひとを選ぶこと

 

あなたがわたし以外の愛を選ぶこと

 

あなたがわたしよりお金を選ぶこと

 

 

 

 

 

それらすべてが

 

ぼくのおかげと言われても

 

それすらも

 

己の無力さを突きつけられるだけなのです

 

 

 

 

 

その悲しみを

 

ユニコーンは黙って受け止めてくれています

 

それが出来るからこそ

 

真の姿へと変容したとき

 

多くの意思と望みを

 

ひとまとめにできるのだと ぼくは想っています

 

 

 

 

 

ぼくは ユニコーンになりたいと思ったことがあります

 

しかし

 

ユニコーンには なれないと思います

 

ぼくはあなたが離れていったときに

 

自分自身に呪いをかけました

 

それは誓いであったはずなのですが

 

毎晩 その誓いに苦しめられています

 

そのような人間が

 

ユニコーンにはなれません

 

 

 

 

 

ただ

 

ユニコーンの意思を学ぶことはできます

 

だから

 

苦しみつつも

 

その望みを叶えるべく

 

生きていこうと思います

 

 

それでも

 

望みは叶わず 絶望と無力感の波が交互にやってくるでしょう

 

それでも

 

ぼくは唯一の望みとは何なのかを

 

いのちを削りながら

 

見つけていきたいと思います

 

 

 

 

いのちを削る なんて 笑ってしまうでしょうけど

 

本人はいたって真剣なのです

 

いのちが削れていくさまを見て

 

冷笑するも 心配するも その人の環境次第です

 

ぼくがいまできることは

 

いのちを削ってでも 望みを確たるものにすることだけです

 

それが出来なければ 今すぐにいのちが終わってもいいのです

 

 

 

 

 

 

ねぇ ユニコーン

 

ぼくは 大層な馬鹿野郎でしょうね

 

でもその馬鹿さ加減が

 

1万2千年ものあいだ

 

強い意志を忘れることなく

 

続けることができたんだよ

 

これからの時間はほんのちょっとのあいだなのかもしれないけれど

 

いまある時間の 残りの時間で

 

きみのようになれたらと想うよ

 

 

 

 

周りから見たら ぼくは変人で変態なのかもしれない

 

しがらみのない 組織に染まっていない

 

羨ましい人だと言われるかもしれない

 

しかしそこには、常に孤独がつきまとっている

 

ことばでかんたんに表現できるほど

 

実際というのは難しいから

 

 

 

 

鼻で笑われたり

 

一気に表情が強張るかもしれないけれど

 

ぼくが放つことばは

 

常に本気でありたいんだ

 

それはぼくが

 

ひとりだから

 

後ろのことなど

 

関係ないんだ

 

だからほら

 

どうしてと言われるほど 木曜日も土曜日も泣いていたじゃないか

 

それを笑われてもいいけど

 

 

 

 

その涙は ユニコーンの角だから

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ ユニコーン

 

どうかぼくが

 

ほんとうのぼくになるまで

 

見守っていてください

 

 

 

 

 

 

 

※20180902 誤字修正および文言の追加と修正を行いました