つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

ぼくは札幌から逃げてきたという本音。

今更の話をしようと想う。

 

 

札幌市から離れることは、たいへんな決断でした。

 

八雲町への移住が決まった後でも、後ろ髪をひかれる思いがしました。

 

 

 

でも個人的には、「もう札幌にいることは出来ない」という感覚を持っていました。

札幌にいることが嫌だったのか

札幌にいることが辛かったのか

 

いまではそんなにもう振り返ることはなくなったけど

 

決意の裏に悲壮感を伏せて隠しながら、ぼくは八雲町に移住してきました。

 

 

「札幌から逃げてきた」

 

 

 

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そんな言葉が浮かんだのは、いつのことだろうか。

 

たぶん、こちらでの生活がまだままならないとき。

仕事に迷い、戸惑うときだったような気がします。

 

 

 

 

ぼくが最後に札幌に対して抱いたイメージは

なんか、がつがつというか、自分をどれだけよく見せていくかの競争をしている世界にしか見えなくなっていました。

そして、都市部特有の「じぶんたちはすばらしいことをしているんだ」感。

砂糖は○○だから一切摂取していないとか、○○というメソッドが成功に一番近づくとか、やれ予約が絶えないだの、やれ○○とご一緒させていただきましただの、アピール合戦を目にすることが辛くなりました。

 

それは過去にぼく自身もやっていたことだけど、いつしか自分にはできないなと想い、それに拘らない発信を続けているつもりです。

 

 

勝負の世界。

というよりも、なんかこう、面接のときにどれだけ自分が人材かをアピールするかのような世界。

 

いつのまにかそういう人たちが多くなって、感覚がずれていきました。

 

そんなさ中での移住。

 

 

 

 

八雲町に来ても、その本質は変わっていないと思います。

どこにいても、人が考えることは似ているんだなぁと。

 

だから、想いました。

 

逃げても、追っかけてくるんだと。

 

 

変な言い方になりますが、札幌時代がおっかけてきているんだと。

そんな風に感じています。

 

 

 

 

じゃあ、これからどうするのか?

いつまでも疲れてばかりじゃいられません。

だとしたら。

 

立ち向かうでもいいのかもしれません。

前を向くでも大丈夫。

何がぴったりな表現なのかはわからないけど、「何かをする」「行動する」ことがいいんじゃないかなと思っています。

 

 

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八雲町に移住する前は、出張の生活を送っていました。

だから、札幌の生活からはかなり離れた状態で移住してきました。

どこかで未練がましい感情がぽこぽこっと湧きましたが、浸る間もなく札幌を離れました。

 

 

 

 

もう、逃げたくない。

そんなふうに想っています。

 

逃げないということ。

いろんな言いかたに帰ることができると思います。

 

やっと、なんだと思うのですが、ときには逃げることもアリだけど、ここぞというときには逃げないほうがいいということを、やっと学ぶことができたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、ここからは。

 

という、気持ちなのです。

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-お知らせ-

 

10月6~8日の連休中、北海道八雲町にあります「道立噴火湾パノラマパーク」にてイベントを主催します。

イベント名は「噴火湾木育ひろば」。

木育(もくいく)というのは造語ですが、こちらを推進する「木育マイスター」として、そして地域おこし協力隊としての事業となります。

 

詳細は噴火湾パノラマパークのHPか、八雲町地域おこし協力隊のフェイスブックなどをごらんください。

 

 

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