つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【活動報告】エコライフ関連の講演会と、雪と。

今週の雪が降るかも~と言っていた夜に、商工会が入っております建物内にて講演会が行われました。

 

講師は札幌市の八剣山にありますNPO法人の代表。

国際交流でドイツから訪れたかたで、そのまま札幌に住んでいるかたです。

 

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こちらは先日、ジオパーク見学会に参加した際に声をかけていただき、参加したものです。

 

日本人が考えるエコと、ドイツ人が考えるエコ。

その違いと、哲学や思想のようなものを学ぶことが出来ました。

 

 

タイムテーブルは

 

講演会

質疑応答

ワークショップ(感想を述べてまとめる)

 

という流れで行われました。

 

 

講演会に関しては、ドイツの暮らしと札幌での試みとを紹介し、エコに対する取り組み方を楽しくお話されていました。

 

質疑応答に関しては挙手がなく、そのままワークショップへ。

 

3つのテーブルに分かれ、各々意見を出していました。

 

 

 

 

講演会に出席して思いましたのが、エコに対しての意識がまるっと違うということ。

講師のかたは「楽しく」と仰っていましたが、日本人はどこか構えがちです。

やれ節約、やれ環境保護、やれスピリチュアル、やれやれ・・・など。

ドイツについてもそういったところはあるのでしょうが、そんな空気は感じない、とても自然なものに感じました。

 

その違いを他の参加者も感じていたようで、一緒に考えてみましたところ

 

 

「ビジネス」

 

 

の色が濃いかどうかというのがわかってきました。

 

エコがやりやすいのもビジネス。

エコがやりにくいのもビジネス。

 

どこかで「確実な利益」を得ようとしているから、日本のエコは何か違う。そのような考えに行きつきました。

 

この講演会ではエコクッキングなども紹介しており、太陽光を利用した調理器具なども紹介。まるきり時短料理ではありませんが、恩恵の使い方の違いを垣間見ました。

 

 

 

こういった活動は、やりたいと考えている組織からしますと羨ましい限りだと思います。

しかし、実際にやるとなりますと、ハードルが次々出てきます。

そういった声を、参加していた社会教育課の職員さんから意見が出ました。

できないことばかり並べ立てられますと、やる気がなくなってしまう。

それは、どんなことにも言えると思います。

 

ではどうすればいいのか?

できないところを省き、できることをまとめる。

規模が大きければ、規模を変えて実行する。

色々な表現がありますが、「手の届く範囲」と考えたほうがイメージは近いです。

 

ぼくも10月に行いました「噴火湾木育ひろば」。

当初はあれもこれもと内容盛りだくさんで考えていました。

しかし、いざ企画を進めてみますと、いろんな条件がのしかかってきます。

ひとつ、またひとつとやりたいことが減っていきます。

ここで、「こんなんだったらやらないほうがいい」と判断するか、それとも、「規模はどうであれ、最低限の条件を満たすのならやってみたい」と諦めないかは、大きな分岐点です。

 

ぼくの場合は、実行するまでいろんなことを言われましたし、気持ち悪いくらいに泣きました。泣き抜いて出た感情が「諦めない」だったのです。

 

なので、尻込みする気持ちもわかります。ぼくにはわかります。

そういった意味では、ワークショップも有意義な時間となりました。

 

 

その後誘われて懇親会に参加し帰宅しました。

 

 

その数日後、八雲町にも雪が降りました。

 

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もう、根雪の勢いです 笑。

 

朝、急いで除雪用具を物置から出してきました。

 

 

 

そして今日の話ですが、はてさて満月でしょうか。

とても大きな月を見ました。

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レンズを通しますと、やはり小さく見えます。

が実際はとても大きく、とてもよく輝いていました。

 

月に願いを。

 

とは、いつしか流行りだしたひとつの「祈り」です。

ただ、祈りはときに「魔法」や「呪術」にもなります。

 

諦めない気持ちも、それに似ています。

 

 

前のめりになって我を失わないように気をつけていく。

それだけでも、自身にとって十分にエコなのではないかと思いました。