つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その187

【Series of  John  Coltrane】

Live In Paris / John Coltrane

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JICL-89230

 

1.Naima
2.Afro Blue
3.Impressions
4.Blue Valse
5.Impressions

 

parsonel

Jonh Coltrane(ts,ss)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)

 


コルトレーンは自身のバンドを結成し、実力を内外に周知したあとに欧州のバンドツアーに出かけます。
その記録は、以前は切れ切れで残っており、詳細な記録というものは残っていませんでした。
しかし昨今、マイルスのブート(海賊盤)のように、非公式に残された音源が見つかり、大手ではない、マイナーなレーベルから次々と発売されています。
この音源はジムコジャパンが販売権を得てリリースしているもので、音源もそれなりによく、満足な1枚となっています。
こういった音源は、およそ演奏者の死後に発掘されることが多い。そして評価が見直され、大々的にキャンペーンが打たれるのです。

本作品は1965年7月にフランスのアンティーブで行われた「Juan Les Pins Jazz Festival」で収められたもの。
日程は7/26-28となっており、この作品は7/27と28に演奏した楽曲を収録しているとのことです。
26日の演奏はアルバム「至上の愛」の演奏が収められています(別作にてリリース済み)。

いずれにしても、この時期のこのクァルテットでの演奏はその充実度が凝縮しており、聴き応えがあります。
濃密な時間をうまく切り取ったこのアルバムは、コルトレーン最高期を捉えた、貴重な1枚です。