本日から2019年の仕事が始まりました。
いつもより1時間早く出勤して、身体をつかう仕事をこなしていましたら、すっかり写真を撮るのを忘れてしまいました 笑。
毎日ブログに何かと写真を載せようと思ってはいるのですが、なかなか定着しないです。はい。
きょうは全体の4割ほどを雪かきに。3割は仕入れと買い出し。残りで雑用その他といった配分で仕事をしました。雪道ですから、移動にも時間がかかりますね・・・
仕事をする前に、昨日一本の映画を観ました。
タイトルは「県庁おもてなし課」。
言わずと知れた、作家「有川浩」さんの人気作品です。
有川さんと言えば、「図書館戦争シリーズ」「自衛隊シリーズ」など多数ある訳ですが、この作品は有川さんの故郷、高知県を舞台としたお話で、ざっくり言いますと「地域おこし」の話になります。
かといって「地域おこし協力隊」が出るわけではないのですが、県庁職員が県の方針として「活性化」を命ぜられ、奮闘していく様を2時間ほどの作品にしております。
原作(小説)を読んでからの、映像作品をチェックというのはいろいろと違いを感じてしまうものですが、何分時間が経過しているため、おぼろげな記憶を持ちながら見ていました。
感想。
やはり順風満帆にいくケースは稀だ、ということでした。
劇中では活性化のプランとして観光大使を立ててPRする作戦をとりましたが、大使のひとりその脆弱性を突っ込まれます。その中でひとつのケースを紹介され、職員がその人のもとを訪ねるのですが、実はその紹介された人は元県庁職員であり、過去に活性化プランを打ち立てたにも関わらず総スカンを喰らい、県庁を後にしたという経緯をもっています。
それでもその人のプランを採用するべく奔走するのですが、グレーな判断を下されるとともに、その元職員を外すようにとの指示が上層部から出されます。
その理由として、その上層部は元職員と同世代であり、元職員を敬遠する傾向にあるということではないかということが語られています。その他、予算の件ですとか、「民間感覚」という点ですとか、色々な意味で考えさせられる内容になっていました。
有川さんはその作品の魅力が大いに光っていますが、その背景には抜群の取材力があります。何かで読みましたが、取材を重ねるうちにある程度の信頼関係が先方と出来たという話もあり、そこから貴重な体験をすることもできたそうです。世に出しているのは小説というものであったとしても、そこで書かれている内容のすべては「架空」ではない。そのように考えたとき、今自分が八雲町で感じていることは、ここ「だけ」の話ではないのかなと思いました。
どうしてもうまくいかない、行き詰ってしまうと感じたとき、「自分のとこだけ」と悲観してみてしまいます。実はそれは「エゴ」なのだということを、外の要因で思い知らされます。
他人の口からは「どこもいっしょだって~」という話を聞きますが、実際はウチだけでしょ、と思ってしまいがちになるのです。どこかで「自分は悲劇のヒーローだ」なんて風に想いたいかのようにです。そうなるとちょっと方向性が変わってしまいます。そんな自分に酔ってしまっていることと同義になります。
実際にそういった事情があったとしても、そのように嘆いていても何も動きません。
それは誰にでもわかっていただけることだと思います。
ではどうすればいいのでしょうか。
もう、動くしかありません。
幾ら下からモノを言って動かなくて、反対にトップダウンでどんなことでも動いてしまうということを経験していくとしても、その中で動いていくしかない。
そこでいろんな「ちから」を蓄え、携えていくしかないのだと。
あと最近思ったのは、上の人は結局「人」を見ないで、「物事」しか見ないようにしているのでは?と感じました。
結局は、「コト」でしか周りにアピールが出来ない訳です。実績の証明も難しくなります。それを「ヒト」で賄うのはかなり困難です。
だから、協力隊であろうが町職員であろうが、「上が望んでいるコト」が目に見えていないと、「コイツらは何をやっとるんだ」という、無慈悲な評価が降りることになります。地道な活動でさえも平気でスルーされます。それは正直どうなの?と思ってしまうのですが、どうやら上は上にしか見えない景色があるようです、と考えるしかありません。
既に2019年はスタートしています。ここで新しいコトを始めるもよし、いま手がけていることを続けるもよしだと思います。肝心なのは「諦めないコト」だと思います。今がダメでも、と個人的には想います。それは人生も一緒なのだと思っている次第です。
今週は何かとバタバタしそうですが、それは序章に過ぎないという想定をして、明日からもきびきび動いていこうと思います。