つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】if,

ほらごらんよ

ここがぼくの目指した場所だよ

海も山も近い

風は時折強いけど

とても見晴らしがいい土地だ

 

ぼくはここで生きていくことに決めたんだ

都会ももちろんいいけれども

なんだか疲れちゃったんだ

このままいると

ほんとうにどうにでもなれって思ってしまいそうだったから

このままではいけないって思ったんだ

 

あとここだけの話だけどね

ぼくは周りのひととかかわりすぎてはいけないんだと思う

もちろん今までいい思い出もあったけど

ここ最近は辛い出来事ばかりだったから

どこか田舎にいって

めったに人が来ないようなところで暮らすことができたらって考えていたんだ

そういう意味でぼくは嫌われるべき人間だったんだ

きみがどれほどぼくを頼ってくれていたとしても

ぼく自身の寂しさや辛さはずっと在ったままだったんだ

それがなくなればって思っていたけど

ここに来ても結局は同じだってやっとわかったよ

逃げちゃダメだってことだね

 

住む土地を変えてからの1年間は必死に頑張ったよ

頑張っていないと言われたとしても

それはその人ごとでものさしが違うって思えばいい

ぼくは兎にも角にも生きてきた

それだけでも十分な成果のような気がするんだ

 

たくさんの人に出逢ったね

魅力的な人もたくさんいたね

ぼくはほんとうに救われたし

新たな目標も与えてもらったよ

ここでさっさと眠りにつこうと考えていたはずなのだけど

どうやら好奇心のほうが勝ってしまいそうだ

だって、またその場所やその人を目指して

ぼくの心と身体がうきうきしてくるから

 

もし

ぼくがこの場所に来ることがなかったらどうなっていただろう

それを考えても仕方ないけれど

おそらくそれはそれで必死に生きていると思う

そしてどこかに逃げることはできないかと考えていると思うんだ

 

もし

ぼくがこの1年間を手に入れなかったらどうなっていただろう

驚かせちゃうだろうけど

ぼくはきみを投げ出して

飲むことも食べることもせず

興味の寿命を迎えることを拒まなかったと思うそれくらいの苦しみを抱えていたんだ

実はね

 

もしも

もしもなんていうことを考えなかったどうなっていただろう

そんな風に見ていくと、もしなんてことを考えるのは単なる心配だったのかもね

 

もしも

もしも

もしも

 

そんな仮定を考える余裕もなかった

それでよかったんだろうね

 

 

 

ねぇ プラテーロ

これからもぼくといっしょに歩んでいこうよ

まだまだ先はある

その先を きみと見ていきたいと思ったよ

 

この町に

無限にあればいいな

この先も

きみというひかりも