現在の場所に引っ越してからは、テレビを見る時間が極端に減りました。
どれくらい?かと言いますと、週に1時間未満という驚異の視聴時間です笑。
それまでは、毎日のように録画した番組ですとか、野球中継ですとか、いろいろ見ていましたわ~
最近見た番組も、選挙特番でしたし。
自分でも不思議なほど、環境が変わってきています。
新聞は会社が購読していますので読ませていただいているのですが、それにしても新聞を読む時間も満足に取れなくなりました。どうやらそれは職場兼住宅という性質が影響していることはなんとなくわかります。就職して1か月も経過していませんが、やはりどこか緊張しながらの勤務になっているため、どうやら余裕ができていないようです。
過去にも、テレビを見ない期間はありました。
千葉県と北海道のニセコ町で行われた、ヴィパッサナー瞑想の合宿。
この時は、ありとあらゆるものを排除します。
携帯電話も預けていましたから。
そうなるともう自分と向き合うしかなくて、死ぬんじゃないかというほどの苦しみを味わったことを思い出しました。できることならあれはもう味わいたくないです。
現在は仕事でパソコンを使用するため、何かと情報は目に入ります。
しかし、テレビを見なくなるというのは自分でも大きなことで、今後どうなるかはわかりませんが、これまでとは全く異なる生活環境に身を置いたのではないかと考えています。
外を見れば空が広く、人工建造物などわずかしか確認できません。
そして人間よりも動物の数のほうが20倍程度違います。
優先順位が変わり、そして考え方や価値観も変わろうとしています。
これまで大切に生きていた時間がするっと抜け落ち、新しい時間が回っています。
これって地味にすごいことなのかもなぁと、牧場の仕事をしながら思っています。
個人としてはここに「逃げてきた」感想を持っているのですが、どうやら最高の環境に行き着くことが出来たんじゃないかと思うようになりました。
まぁ、発想の転換が起こることはいいもんだと思うようにしています。
きょうもみっちりと牧場の仕事に精を出しました。
牛舎の掃除が日課なのですが、どうやら掃除をしている様が仔牛には遊んでいるように見えているらしく、掃除中はかなりはしゃいでおります(こんど写真が撮れたら撮ろう)。
きょうも一頭の仔牛がはしゃいでおりまして、闘牛士に出てくる牛のように前足を動かしながら、首を低くし、突進はしないもののゴリゴリと人の体を押してきます。
仔牛だからといって甘く見てはいけません。そこそこの力があり、態勢が悪いとかんたんに押されてしまいます。途中まで押されていたはずなのですが、いつのまにかぼくの体は仔牛の毛づくろいの道具にされてしまってました(笑)
楽しみといっては不謹慎ではあるのですが、仕事をしていてとても和む瞬間です。
反対に体が大きい牛の扱いには細心の注意を払います。
神経質な牛ですと、頭で小突いてきたり、後ろ足で回し蹴りをしてきます(経験しているのは小突かれたことだけ)。
かなりの変化球に感じますが、日々「いのち」と向き合っているのだなと思い、この境遇に感謝しています。
今後はへこたれそうになるタイミングが幾度となくあるでしょうが、最後まで諦めずに頑張ろうと思った1日でした。