信号と信号の間隔が長い函館へ向かう国道5号線をひた走る
空は青いが どこかでガスがかってて
きょうは駒ヶ岳もはっきりとは見えていない
休みの日に出掛けるようになった
ゆっくりくつろげる日もできた
何かと忙しそうにしている毎日があり
ゆっくり落ち着ける休日が出来た
あの日々はどうだったろうか
言葉すらも交わす回数が減った人もいれば
言葉ですら交わさなくなってしまった人もいる
どこにいるかはわかっているのだが
頑張っていることを願いながら
そしてどこかで想いながら
打ち消すように毎日に打ち込んでいるのが現状だ
ボトルコーヒーを飲みながら車を運転する
陽射しは強くて日焼けしてしまいそうだ
サングラスをかけて一本の道をゆく
途中途中立ち寄りながら
ああ まるで人生じゃないか
日もだいぶ長くなってきた
上を見上げたら
三日月が顔を見せていた
月は何を話しているんだろうと思いながら
日が落ちた青い空にただ見入る
毎日何かとあるけれど
またあの人と一緒にうどんを啜ることができたらと想った