声に出すことは意外にも大事なことで
声に出さないと必ずといっていいほど伝わることはない
声に出さなくてもいいだろうという伝えたかたは多くあるが
それは結局自分自身への説得のみに使っているにすぎない
時間の経過で事実が出来上がったとしても
声にしていない時点で何かを背負っているのは明白だ
声を出さないと伝わらないことがある
声に出しても伝わらないことがある
それが声の難しさであり奥深さでもあるが
同時に永遠の謎でもあるのだ
結局は、介在する人間に影響するところが大きいということだろうか
都合のいいように声を発していても
都合の悪さから声を押し殺しても
すべて自身のためになるとは限らない
損得を考えた時点で負けだと言いたい
それがぼくの主張なのです
声を 聲を
いつまで出るかはわからない聲を
機械的なものなどではなく
直接あなたに発したい
そのときあなたはどのような顔をするだろうか
それが恐くて見ることが出来ないけれど