人前では自分はすべて満たされていると高らかに宣言する人がいるが
そんな人ほどペットと言われる存在を傍らにおき
人知れず癒しを求めているという矛盾が見え隠れしている
自分で自分を癒しましょうとグループのリーダーがお言葉を述べているのに
癒しの先を自分に求めてしまうというあべこべが普通になっている
わたしたちは、こうも弱いとされる存在なのだろうか
三匹の仔犬はぼくの左手にむしゃぶりついた
かじったり 吸ったりとさまざまだ
犬にとってはそれが癒しの一部であったかもしれないが
その行為は自分にとっても癒しになった
そんなんでいいんじゃないかと思う
癒しはどこかに行けば 誰かに逢えれば与えられるものではなく
実はいつも目の前にあるのだということを
普段とは少し違う場所で教えられた