つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】なぜか遠く

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いちばん身近に見たいはずの顔が

 

どうしても遠くに映し出されてしまう

 

何度も何度も頼んだけど

 

どうしてこう ぼやけてしまうんだろう

 

 

 

記録には残らず

 

記憶でしか残すことが出来ない

 

 

 

でもこの時間が終わった途端に

 

違う顔へ向ける姿がとても近くに映し出された

 

これほど辛いものはない

 

一体 何だったのだろうと

 

 

 

笑顔を交わしていた間柄だったはずなのに

 

どうしていつも遠くにいたんだろう

 

その一線がとても憎い

 

 

 

それはすべて自分の所為なのだということはわかっている

 

それでも笑ってくれていたことをありがたいと思わないと

 

映っている時間が終わってしまったから余計に後悔するけれど

 

 

 

 

今ではかんたんに残すことが出来るのに

 

その距離は縮まることはついになかった

 

文明の利器も

 

一線を取り払うことは出来なかった