つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】暗闇のなかで

真っ暗なところにいると

 

どんどん自分がいまどこにいるのかわからなくなる

 

真っ暗なところにいると

 

自分が動いていても果たして移動しているのかが不安になる

 

真っ暗なところにいると

 

明かりが見えないことへの不安を覚える

 

真っ暗なところにいると

 

何故だか沈みたくなる

 

 

 

 

夜でも実はそれなりの明かりがあったはずなのだけれど

 

100メートルそこそこの暗闇に足がすくんだ

 

どれだけ走っても明かりは近づかないように思えたし

 

自分は別世界にいるものと錯覚した

 

 

 

この世界からいなくなる

 

最早どうにも思う人なんて少ない

 

それならばいっそと思ってしまうことが

 

この闇を誘ってしまったならばそれこそが罪なのかもしれない

 

 

 

ここ数日の夜空には都会では見えないほどの星々が瞬いているのに

 

その光は地球の地上までは届かない

 

実はこんなにも空は明るいはずなのに

 

自分はどんどん闇に堕ちていく

 

 

 

 

 

 

 

 

浮上するきっかけが離れていく

 

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いつか誰しも愛想を尽き

 

引き上げてはくれなくなった