つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】逸らすのは責め

大雨が降ったあとの大地には雨水がたっぷりと浸み込んでいて

 

長靴で歩いていてもその進行を遅れさせるには充分な効果を発揮した

 

 

 

 

曇りからやがて晴れてきたときに

 

ふいに人と人とが衝突する

 

物理的いや心理的な火花は

 

双方の心に曇天をもたらした

 

 

 

どうにも抑えられない怒りをこぼさないようにして席を立つが

 

衝突の流れを確認しようとする行為がまた赤みを強くする

 

それを無視するのは責めだとわかっていても

 

その人の顔を直視することはついにできなかった

 

 

 

 

そうやって

 

誰もが誰かを責めている

 

幸せとかというものの隣に

 

苦し紛れの責めは横たわっている