つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】雪風

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雲の流れが早い

 

この大地がどこかに行こうとしているのかと思うほど

 

 

 

打ちつける風が強い

 

隙間から冷気が及び 心を閉じ込めようとする

 

 

 

雪は意外にも

 

いつもより世界を照らしている

 

 

 

寒さが厳しくなれば

 

自分の物語は静かに始まる

 

 

 

 

体温や灯を奪うであろうはずのものなのだが

 

どこかでと 願う自分が真白なうえに立っている