つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

2019-06-15から1日間の記事一覧

【詩】うぶごえ いななき

山を闇がすっぽりと包んでから にわかに分娩舎が騒がしくなった どうやらお産が近いようだ 一次破水を終えた牛は 人間との距離を保ち 少し緊張気味でいるようだ だから人間は遠くから見守ることにした 人間が心配し 声援を送っているのを余所に 母牛は一生懸…