つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

筆休め。整理棚からひとつかみ。ジャズ編その1


昔のガラクタ整理のことを書いていたら、やはりといいますか過去の「見たくない部分」を見ている感覚に囚われてしまい、少しやられてしまいました。

 

ということで、今日は筆休め、という形にして、整理対象のCDの山からひと掴み。
ジャズのCDが多めなので、レビューという訳ではないですが紹介文を書くことにします。

 

今回紹介する作品はウィルバー・ハーデンという人がリーダーの作品「ジャズ・ウェイ・アウト」です。

f:id:maruyamabase:20160109232723j:plain

以下、クレジットを紹介。


JAZZ WAY OUT / WILBUR HARDEN

SAVOY MG 12131

1.DIAL AFRICA(W.HARDEN)
2.OOMBA(W.HARDEN)
3.GOLD COAST(C.FULLER)


WILBUR HARDEN(tp,flh)
JOHN COLTRANE(ts)
CURTIS FULLER(tb)
TOMMY FLANAGAN(p)
ALI JACKSON(b)
ART TAYLOR(ds)

Rec:1958/06/24 at N.Y.


と、曲順とレコーディングに関わったミュージシャンの名前がクレジットされています。


1958年の録音なので、今から60年近く前の作品になりますが、典型的・代表的なリズムに乗ったジャズとなっています。

 

また、このバンドには何人かの有名なジャズプレイヤーが入っており

ジョン・コルトレーン
カーティス・フラー
トミー・フラナガン
アート・テイラー

以上4人の名前は復刻版のCDなんかでもよく名前が出ています。


コルトレーンはサックス奏者で、本当にたくさんの作品を残しています。
デューク・エリントンとの共同作品やマイルス・デイビスのバンドにいたこともあります。

カーティス・フラーの代表作は「ブルース・エット」
トミー・フラナガンはピアニストで作品はさほど多くはないですが、彼のピアノを好む人は多いです。
アート・テイラーも復刻版の中で名前を連ねる一人です。

 

という訳でこのアルバム自体はさほどメジャーではないのですが、バンドメンバーはいたって豪勢です。


なんとなくジャズというと
・ピアノ
・ドラム
・ベース

っていう組み合わせ(これに管楽器が入ってベースが抜けることも)が一般的なイメージかな、という気が勝手にしていますが、今回は6人編成(セクステット)なのでそのあたりもカバーしつつ、という感じになっています。


今回は
ピアノ
ベース
ドラム

という基本的な組み合わせの上に

トランペット(またはフリューゲルホーン)
テナーサックス
トロンボーン

という管楽器の3兄弟がタッグを組んでいるので、音楽自体も重厚さ、豪華さを増しています。

 

表題のJAZZ WAY OUT

WAY OUTは形容詞の意味として「抜群の~」とある。

さしずめ、このタイトルの意訳は「イカしたジャズ」ということになるのかな、と思います。