つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

陽は、また昇ります。

岩手県、そして北海道において、先日の台風による被害が拡大しています。

 

相手が水ということもあり、すぐに大きな行動を起こすことができないということと、水が運んできたあらゆるものへの対処が必要なため、本当に手を伸ばしたい場所へなかなか手を伸ばすことができない状況となっています。

 

 

 

先月、北海道には初めて台風が上陸したかと思いきや、絶え間なく4つの台風が北海道及び周辺を蹂躙していきました。雨量も、風力も、そして被害も、これまで見てきたものとはけた違いの、凄惨な状況になってしまいました。

 

改めて、被害に遭われました皆様にこころよりお見舞い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

今朝ですが、驚きの一報が入ってきました。

 

提供元はオフィスキュー(チーム・ナックスが所属する事務所)の所属タレント、オクラホマの河野さん。北海道ではもはや知らない人はいないくらいですが、北海道外の方から見ればまだまだ知名度は低い方。HTBが提供する番組「おにぎりあたためますか」でご存じになった方も多いと思います。

 

その河野さんがWeb上である情報発信を行っていました。

 

それが「道東道(高速道路)」の通行止め解除の一報だったのです。

 

 

www.e-nexco.co.jp

 

 

 

 

 

ニュースなどでご存じのとおり、道東道千歳市あたりから夕張、占冠を抜けて十勝方面へ伸びていく高速道路です。一般道には国道274号線があり、その道中には日勝峠があります。一般道は峠につながる橋が複数個所で崩落したこともあり、現在も通行止め。高速道路も通行止めとなっていたので、重要な交通インフラがマヒ状態になっていました。

 

しかし、道東道が通れるようになったのは大きな救いになります。現地まではまだまだ迂回路を探しつつの行程になると思いますが、主要道路がつながったことにより、物流が再開します。それだけでも大きな望みになることは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

現在、道内各地の道路は未だ数多くの路線が通行止めになっています。

行きたい場所へ中々いけない。逢いたい人に中々逢えないというジレンマを感じてしまうかもしれません。虚しさを感じてしまうこともあるかもしれません。でもそれは、しっかりと経験をしたうえで乗り越えなければならないことなんだと感じました。

 

info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp

 

 

 

今回の災害に限らず「急な変更」というのはありえることです。

 

仕事であったり、交友関係であったり、恋愛であったり。

力技ともとれる急な「変化」に対応できず、自暴自棄になったりもします。

その現実を受け容れることができず、ただただ、打ちのめされるばかり。

 

それは、違った角度から突きつけられた「無力さ」なのだろうかと思うことも。

それに溺れてしまうことで、一生浮き上がることができなくなってしまったり。

 

 

 

 

ただ言えるのは、そのような辛く苦しい経験をしっかりと「受け止め」そして「受け容れて」行くことが、のちの大きな成長と変化につながるということ。無論、このような辛い想い、苦しい日常を感じたくはありません。しかし、現実として目の前にそのような状況がある以上、向き合わなければその状況を打破することは困難です。日常に戻すことは大変長い期間をかけての作業になりますが、わたしたちは「再び起つ」ための術を知っています。それを実行し、展開を起こすことで、今回の悲劇を的確に処理することができるのではないだろうかと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

今宵は新月。しかも日食だそうです。

日本では見ることができませんが、防災に意識を向けるべき日にそのような状況が重なるのは、偶然ではないような気がします。

 

新月は「始まり」をイメージします。となれば、ここからまた「スタートさせる」という気持ちを、一人でもいいから持っていただくことで、土地と人は再び活気を取り戻すことができます。気持ちを折られてしまった状況において望みは薄いかもしれませんが、絶望を経験することで希望が鮮やかに浮かび上がります。そのきっかけは人それぞれですが、その機会は平等に与えられています。被災された土地にいらっしゃる方も、今回被害に遭わなかった地域にいらっしゃる方も、同様に「始める」ことができます。その始めるタイミングは?それは、ご自身が一番理解されると思います。

 

 

 

 

 

 

不定期ですが、新月、満月の機会にわたしは「表明」をしています。

それはある種「決意発表」のようなもので、わたしにとっての重要な位置づけになっています。

 

このような状況で新月の夜に表明する内容はどうしようか。

 

 

 

 

 

考えた末に浮かんできた言葉は

 

 

 

 

「苦しくても貫く。辛くても貫く。目的が達成できなくても貫く。」

 

 

 

 

でした。

 

 

 

 

 

それが、わたしが感じてきた様々な辛さ、苦しさ、無力さなどから経験したものを強固な「礎」として、これからの人生を「生き抜く」ための、軽やかな決意に他なりませんでした。