その境界の先から、わたしを試す修行がはじまりました。~ダンマの思い出②~
昨年7月に参加した「瞑想合宿」。
向かった先は、世界的にも有名な「ヴィッパサナー瞑想」を実践する施設、千葉県にある「ダンマーディッチャ」。
帰りの切符は買わず、片道切符で身を投じることになりました。
前回の日記
ちなみにこの瞑想合宿を受けるためには事前の申し込みが必要で、男女ともにキャンセル待ちになる時期もあります。通年女性はキャンセル待ちのことが多く、もし考えていらっしゃるかたがいたら、予定を先取りしていただく必要があります。
成田空港からJRに乗って(もうどう乗り継いだかは忘れた)茂原という駅へ。
そこからバスに30分ほど揺られ、施設最寄りのバス停で下車(ちなみにパスモ・スイカ使えません。現金精算のみ)。
そこでお迎えの車を待っていましたが、歩いて20分ほどの距離だというので、何人かで歩いて施設へ向かいました。
到着してみると、こんなところでした。
ネットより拝借
食堂兼ミーティングルームで受付を済ませ、オリエンテーションを受講します。
ここで合宿に際する注意事項や戒律など、生活上の注意等の話を聞きます。
この時点で夕方5時。
その後すぐに1回目の瞑想が始まります。
ちなみに、この瞑想合宿では様々な戒律(厳格なルールのようなもの)が課せられます。
期間は瞑想が始まってから、その戒律を解いても良いという号令がかかるまでの間になるのですが、その戒律とは以下のようなことでした。
・殺生をしない
・言葉を発しない(ただし、話してもよいという指示がある場合にのみ、声を出してもよい)
・コミュニケーションを取らない(アイコンタクト含め)
・異性の生活・瞑想境界を超えない(実際に境界線はないが、施設を半分に分けて男女がそれぞれ使用している)
・酒、たばこ、薬等の摂取はしない(期間内は一切の服用を禁止される)
この戒律を見て、何だかお寺での修行のような感覚です。
その点で特段苦しめられることはなかったように感じました。過去に似たような環境で過ごしたことはないのですが(座禅断食ならあります)、逆に自分に向き合うことが出来る、集中できるという気持ちでいました。実際これで10日間過ごしましたが、上記の戒律が原因で何かが限界に達するということはありませんでした。
このような点を含めた、施設内の説明などを含めたオリエンテーションが終わりますと、早速という感じで瞑想が始まります。
瞑想を行う場所は自由ではあるのですが、基本はホールで行います。
このホールで指示に従いながら、定められた方法で瞑想をひたすら行います。
そのホールには、ヴィパッサナー瞑想を復活させ、世に広めたゴエンカ氏から認められた「アシスタント指導者」という指導役が同席し、瞑想の方法やその経過確認、及び質問などに答える時間を設けてくれます。そのため、瞑想に関しては途中で道が逸れることなく、また疑問も解決できる時間が毎日設けられるので、今思うと至れり尽くせりの環境だったように感じました。
とはいえ、日常の生活から「瞑想だけを行う」環境へ身を投じたのですから、気持ちも身も引き締まる感覚を覚えていました。どうしてかというと、合宿期間中は外部との連絡は原則禁止。貴重品や携帯電話も合宿前にすべて預けなければなりません。また文字が書かれている物も同時に預けます(無意識に「読む」ことを防ぐ為)。
よく言えば「瞑想に集中するため」悪く言えば「瞑想以外に必要なことは極力省く」ルールが、皮肉にも覚悟を深めることに繋がりました。1日目の時点ではこの先どんな変化が起きるかはまったく予想がつかないのですが、自分の手元にいつもあるものがない状態でこの先10日間を過ごすわけなので、なんとも落ち着きません。そんなメンタルを落ち着かせつつ、覚悟を決めてこの地に飛び込んだことを無駄にしないようにと思い、自分の呼吸に集中し、感覚を研ぎ澄まそうと思いました。
そして翌日の朝から、この合宿の「ほんとうの辛さ」を味わうことになるのでした。
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