つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【活動報告】木育ひろばinチ・カ・ホで、アクティビティのサポートならびにディレクターとして活動してきました。

きょうは木育(もくいく)マイスターとしてお仕事をしてきました。

 

 

 

きょうの現場は「チ・カ・ホ」。

札幌市営地下鉄大通駅と札幌駅を結ぶ地下歩行空間です。

 

このチカホには何カ所かイベントスペースがあり、今回は札幌駅側にいちばん近いスペースでのイベントに参加。

 

「木育ひろばinチ・カ・ホ」における、アクティビティの講師として参加しました。

 

 告知ページ:

北海道森づくりフェスタ2016 | 水産林務部森林環境局森林活用課

 

 

上記イベントは今日、そして明日の2日間開催されております(11:00-18:00)。

イベントスペースではキッズスペース(遊び場)や、無料で木にちなんだモノづくりの体験スペースが設けられています。体験スペースは随時参加できるものや、予約が必要なものもあり様々ではありますが、きょう見ていた限りでは比較的多くの方に来ていただいたと感じています。

 

 

 

 

その模様を写真に収めようと思ったのですが。

 

 

 

 

 

 

地下鉄に乗った際、かばんから本を取り出そうとしたとき。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

スマホが、ない。

 

 

 

 

 

 

忘れたぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!←アホ

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、写真を撮ることが出来ませんでした(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空いた時間内で各ブースを見て回りましたが、木材(壁や床材)に木材加工品、そしてクイズラリーなど様々なアクティビティを用意。かなりな活気がありました。キッズスペースもこどもたちの元気な声が遠くに聞こえるほど。木というキーワードひとつで、これだけ幅広い活動が出来るのは凄いことだなと毎回思います。

 

 

 

 

ぼくが今回参加したのは「キャンドルカバーづくり」のサポート。

進行役の方がいて、ぼくともうひとりのマイスター候補生(今回はOJTで参加)がサポートに回るという立場で参加しました。

 

 

 

今回のアクティビティはひとつ初めての試みがあり、それは「モノづくり」の他にかんたんな「お話」を加えたこと。

 

実はこういったイベントでは小さなお子様向けのモノづくりスペースが多く、お話する時間もなく淡々と工作にハマるという時間が多かったのです。ただ作ってもらうというのではもったいないという想いから、今回は対象を大人に絞り、そしてお話を加えることを試しとして加え、合計3回行いました。

 

 

 

お話の内容は割愛しますが、実はよく知らなかったことばかりで驚き。

木の集合体は林、そして森ですが、それが世界で占める割合の低さにみなさん驚かれていました(ちなみに、地球上の7割は水、海水が占めています)。

 

その後制作活動に移るのですが、みなさん共通していたのが「黙々と」作業をされるということ。これはこどももいっしょなのですが、こどもは最初何かと声を出すことが多いのですが、逆に大人は終始黙々と打ち込むという方が多かったです。他のモノづくりにも言えることですが、年代関係なく、みなさんモノづくりは好きだと感じています。それはこれまで様々な現場でお手伝いさせていただいた確かな実感として染みついています。ただ、現代はこういったモノづくりの現場は少なくなり、オートメーション化の色合いが強くなりました。その目的はやはり費用対効果、コストパフォーマンスの追求が生んだ結果です。

 

利益の追求と無駄な工程を省き、スリムにするというのは聞こえがいいです。スマートに見えますし、「デキる」と評価されることと思います。

しかし、そういった風潮が生んだものは一体どんな展開だったでしょうか?

 

 

 

「古き良き」は今でも死語ではありません。

この「古き良き」ということばの真意を、多くの人たちが気づきはじめているのではないかと感じています。

 

 

 

小学校時代の自由研究を皮切りに、何度か自分の手で何かを創るという経験は誰もがしていると思います。その時は嫌々だったのかもしれませんが、大人になって初めてその時の感覚を思い出しながら、今改めて指先を使ってひとつのモノを創りあげる。そこにはかつて忘れていた、あらゆる動機の原点が隠れているように思えてなりません。

 

 

 

 

 

 

本日のモノづくりとお話の最終回は、リーダーの勧め(押し付け?)で、ぼくがディレクター(進行役)を務めました。久々に人前でガイダンスをしたので緊張しきりでしたが、立場上のアドリブを交えながら楽しませていただくことができました。こういった経験があるから、次が生まれます。それは「さいしょ」を思い出させてくれる確認の行為だったのかもしれません。そしてその「さいしょ」は「つぎ」につながり、大いなる「さき」へと伸びていきます。

 

それは、常識に囚われることなく、枠に囚われることもなく。

世間の常識がどうとかは関係ない。

まったく新しいルールをつくる、そんな大きなうねりが生まれる発端になることを願ってやみません。