苦労だって嫌なことだって結局はていねいに整えるために必要なことだとわからないうちは何をやっても泥沼にはまる。
きょうは参りました。
というのも、既にニュース等で報じられていますが、札幌は夕方まで降雪が続いており、最大積雪量が59cmという報道があったのです。
ヤホーニュースより
実は昨日の天気予報では、ぼくが住む地域は積雪量が20-30cmという感じでして、それでも明日は雪かき(除雪)が必須だなと心構えをしていました。
と こ ろ が 。
翌朝起きてみると、朝から風がびゅーびゅー。雪が止む様子はなし。
予報を見てみると、きょうは1日雪だとのこと。
これはもう、絶望的です(笑)
とはいっても、なるべく早いうちに駐車場の雪かきはしなければなりません。
というのも、ここ最近の雪は湿った雪で結構な重さがあるからで、早いとこ対処しないとその重さに腕と足がやられてしまうのです。
それに加え、ベランダに積もった雪が半端ない量にまで達していました。
ベランダへはドアを開閉して行き来するのですが、このドアが少ししか開きません(汗)
幸い、積もっていた雪はそんなに湿ってはいなかったので、ぐいっと押してベランダに入り、スコップで雪をかき分けました。所要時間は30分。やはり下の雪は重く、上の雪は案外軽く感じました。
午後からは駐車場の雪かきに向かいます。
時間としては、3時間超を覚悟して外に出ました。
もちろん、防寒のフル装備です(笑)
駐車場へ向かってみると、まず車までの距離はすべて雪。しかも余裕で膝上まで積もってる。車の屋根にもどっさりと雪。もう何がなんだかわからない(笑)という状況で、これを見て改めて3時間程度の雪かきを覚悟しました。
道具は、ママさんダンプ(中型)。
そして、車の中に積んであるスコップとスノーブラシ。
除雪は、ママさんダンプが8割5分。残りをスコップとスノーブラシの割合で行いました。
だって、スコップどころじゃないんですもん。
何往復したことでしょう。
ママさんダンプに雪のブロックを載せ、運び、おろしの繰り返しを。
お陰様で、両腕両脚がぱんぱんです。
車の雪も無事におろし、車1台分が通れる道をつくりました。
無事に終わらせて自宅に戻ってみると、3時間の予定が2時間かからないくらいで終わっていました。吹き溜まりになると腰に達するかというくらいの積雪があったにも関わらず、スピード除雪を行っていたことに自分自身が驚きました。
ここ数年の札幌は、ドカ雪(雪が一気に降り積もること)が目立っているため、雪かきの1回1回にかかる負担が高くなってきています。しかしシーズンを通してみてみると、ばらつきはありますが、大して降っていない年もあったりするものだから不思議でなりません。
なので気象庁のHPから、例年の降雪量の比較ページを見てみました。
やはりばらつきはありますね。波を打つようにして、降雪量が少ない年と多い年があります。
で、ついでに現在の値を調べるべく探してみたのがこのページ。
降雪量が60cm、平年比なんと462%www
この数字だけ見てもわかるように、この降り方は異常ということです。
あとは、除雪の回数や規模が減少していくとを願うばかりです。
毎年冬の時期に思うのが、降る雪の量は異なっても、なんだかどこかのタイミングで帳尻を合わせるかのような降雪があります。
それは個人的に感じているものでしかないのですが、世界の気候のバランスを保つため、どこかで微調整を行っているような感覚になります。
その見解は決して正しいわけではありませんが、毎年決まった時期に降ることはあるのですが、その後まとまった雪が降ったり、これまでにたくさん降ったから終盤は降らなかったりすることがあります。
それを「帳尻を合わせる」という表現になぞらえてしまうのも、その時期を振り返ってこそ言えることのような気がしていました。
人生における「帳尻を合わせる」とうことは、どういうことにつながるのだろうと雪かきをしながら考えていました。
いや、下らないことかもしれませんよ(笑)
でもふと感じたことは帳尻を合わせるということはぼくの印象では「プラマイゼロ」を意識してしまうのです。もちろんプラスのこともあるだろうし、マイナスのこともあるであろうに、なのです。
プラスマイナスで考えると、どうしてもプラスのほうがいいと思ってしまいます。
しかし、そればかりが続いてしまうと、それこそ「帳尻を合わせるかのように」マイナスのことが立て続けに起きたりするのではないだろかと考えてします。
ときにひとは、忘却に委ねるいきものです。
総じて「マイナス」のことは忘却の彼方に追いやり「プラス」のことばかりをもてはやします。じぶんにはこれがふさわしい、というようなまなざしで。
でも、そう考えているのはその人「だけ」とも限りません。なぜならその人は「帳」を知らないのであるから、そもそも帳尻を合わせることなんて出来ないわけです。そのような考えを仮定として置いてみると、その人は、そしてわたしたちは、比較的頻繁に偏った考えを持ってしまうようです。
自分にマイナスなことはふさわしくないと考えていると、そのマイナスが凄く目につくようになります。そして、プラスのことに対して素直に満足が出来ず、物足りなさを感じるようになります。そんな時期が来るのも、ひょっとすると「帳尻を合わせる」ことにつながっているのかもしれません。
わたしたちには感情があり、思考があります。だからつい「どちらか」に考えてしまうようです。
でもそんなものはもとから「ない」としたら、どうでしょうか。
プラスもマイナスもないとしたら、どうでしょうか。
帳尻を合わせるどころではない。最初から「ゼロ」だったとしたら。
これほど「憑き物」を落とすヒントは、ないと感じます。
憑き物はなにも、幽霊だけが原因ではありません。
その凝り固まった「こころ」も憑き物になることを知っておくといいと思います。
疲労困憊になりながらも、短時間で雪かきを終わらせ、年齢を重ねていながらも着実に体力・持久力がついてきたことを実感。
背中に風と雪が勢いよくぶつかってくるのを感じながら無心になっていたとき、ふと、そのようなことに想いを巡らせていました。
湯上りのあとに引いたカードがNo.31「インスピレーション」。
キーワードは「動機」「創造的思考」「すばらしいアイデア」
アイデアを行動に移してください。
このアイデアというのは「やる気」も含まれています。
そのため、誰かに指示されたからといったアイデアは、ひょっとしたら含まれないのかもしれません。
どこからかの啓示ではなく、ふと思い立ったことが膨らんで、そこにわくわく感が生まれる。それこそが「インスピレーション」だと、このカードは語っています。
指示に従うのは、実はかんたんです。
難しいのは、その指示が「どこから」のものかと「どんなものか」ということを知ること。
見つめを間違ってしまっては、ダメなのだと思います。