つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

苦労するからこそ貴重な経験になるから、きょうもぼくは出品します。

昨年秋から自分のモノだけでなく、他人のモノを含めて行った「オークション」。

 

 

 

商品を引き受けた時はその物量の多さに圧倒されてしまいましたが、文字通りこつこつと準備を進めていき、出品を行っていった結果、順調に、ときには急激にモノは売却され、怒涛の発送作業と取引連絡を行い、ようやく一時の静寂を迎えました。

 

残念ながら委託を受けた商品すべてを2016年内に売り切ることが出来ませんでしたが、300以上あったアイテムが残り20を切るまでに。その後落ち着かない状況が続いていましたが、やっと着手することが出来ています。

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写真はイメージです。

 

 

 

利用するシステムは時の流れに乗ってどんどん簡素に、そして便利になっていきましたが、マンパワーで行う部分については大きな変化はないと感じています。モノを仕入れるのも人間であり、必要な手続きを行うのも人間です。その中間にあるシステムが改良を重ねた結果、多少の時間を短縮することはできます。あとはその人の燃費というか、行動力にかかります。それだけでも、大きく違います。

 

 

 

3か月程度で400近くの商品を出品し、300程度のモノが売れ、それらについて梱包し発送し、必要な連絡とチェックを行うのは正直疲れました。しかしそれに見合った経験や気づきもたくさん得ることができました。そう考えると、最初から必要なモノ(経験や気づきなど)だけを得るのは、却って効率が悪くなるのではないだろうかと感じました。昔からよく言われていることですが、実行し、経験や失敗を重ねてはじめて得るものがあり、それについて気づきを得たり理解を重ねたりという展開が生まれます。振り返ってみた際に「ああ、最初からこうしておけばよかったんだな」と思うことはしばしばありますが、それは次に活かせばいいだけのこと。徐々に効率を上げていけばいいだけのことなのです。そうしていくことこそが、何より大切なんじゃないかと思っています。

 

 

 

ぼくのオークション利用の頻度は、実はそんなに高くはありません。

ガラクタ整理で出てきたものがある程度出てきたときになって利用する程度のもの。

その間、よくガイドラインの変更や仕様の変更などが行われたりしています。もしかすると、他の人と比べたらオークションを使いこなせていないのかもしれません。そんな中でもなんとかなりました。要点を押さえ、必要なことを行い、チェックできる体制を作っておけば、おおよそ大丈夫です。それを今回学びました。そして、実感しました。

 

 

 

モノを売って、お金に換える。

 

この発想の発端は、リサイクルです。

 

そこからいろいろ派生していき、オークションが生まれました。

 

 

その後、様々な業態との組み合わせが起こり、オークションとはまた違った売買サイトが生まれています。

 

 

 

 

売った商品があっても、売り上げがそのまま入るわけではありません。

なんだかんだと、手数料を引かれます。

そして、材料費などもかかります。

ある程度の時間も取られます。

 

オークションでも、いま流行のフリマ(フリーマーケット)でも、運営していくのはそれなりにたいへんなのです。

 

 

 

もし、いま自宅にあるものを売ろうと思ったとき、ちょっと考えてみてください。

お店に持っていくか、それとも自分で売るか。

そのどちらも、必要最低限の「行動」が必要になります。

それがいつまでも出来ないのであれば、捨ててしまったほうがいいかもしれません。

 

売ろうと思いつつそのままにしているもの

修理しようと思いつつそのままにしているもの

いつかやろうと思ってそのままにしている、いろんなもの。

 

 

 

結局何もされず、宙ぶらりんの状態であるもの。

実はそれ、ゴミよりもやっかいな「ガラクタ」なのです。

 

だって、売らなければお金にならないですし、修理しなければ使えないし、残りをやらなければどうすることもできないし。

 

「どうするか」という目的があっても、そこまで持っていくことが出来なければ、絵に描いた餅と一緒なのです。

 

 

ゴミだと、ゴミの日に捨てます。それは誰もがやっていらっしゃるであろうこと。

しかし、上記のことは捨てるに捨てれません。かといって売る・直す・終わらせる等をしない(できないでは、ありません)。行き場のないモノって、意外と多くあります。モノが溜まっていく状況を当たり前にするのではなく、その流れをどこかで止めてしまわないと、売りたいと思っていたものもいつしか価値がなくなりますし、最終的には途中で断念してしまいます。

 

 

 

そのモノをどうするのかは、そのひと自身にかかっています。

確かに今は業者さんがいます。お金を払えば、ある程度のことはすべてお任せです。

けれどそれは逆に言うと「考えることの放棄」になります。面倒なことは避けて結果だけ求めてしまうのです。その姿勢は、生活態度や仕事においても反映されると思います。

 

 

 

 

 

オークションひとつとっても、自分自身のいろんな心の動きを感じ取ることが多くありました。それはすべてがいいことだけではなく、葛藤や怠け心、そして逃げなども含まれています。オークションを運営するということは、そういった感情との格闘の日々を過ごすということでした。だいぶ慣れましたし、しっかりと考え、対処することができるようになってきたので、完璧とは言えませんが、大きく前進したと思います。

 

 

 

リサイクルするというのは、素晴らしいことだと思います。

と同時に、リサイクルは重い足かせにもなります。

リサイクルが人を活かすこともあれば、苦しめることもあるのです。

仮にもし、リサイクルで苦しんでいらっしゃる人がいるのであれば、いちどリサイクルを中断して、まずは捨てることをお勧めします。

 

 

 

 

今回で「オークション編」は完結です。これまでと同様に、書く前は短期連載で終わるだろうと思っていたものの、いざ書いてみるといろいろと書いてしまいました。このシリーズで書いたオークションに関する知識等はあくまで個人的なものです。もっと効率よくやっている人はいるでしょうからね。ぼくのはあくまで参考程度ってことで。

 

きょうも幾つか出品を行いました。

まずこれを行わなければ入札もされません。大事な行動です。

いまはじぶんのものもある程度増えてきたので、委託品を売却して減らすとともに、じぶんのモノもオークションでの整理を進めていきたいと思います。

 

 

 

ガラクタ整理シーズン5 オークション編、お読みいただきありがとうございました。