つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【思い切って】ONE OK ROCK の≪We are≫の英文歌詞部分を和訳(意訳)してみた。

英語の楽曲を聴いて、感動して、ちょっと和訳してどんな歌詞なのかを知りたいな、というのは、外国語勉強の入口としてはままあるケースだと思います。

 

勉強しなさい!と言われてやるものほど、頭に入りにくいものはありません(汗)やっておけばよかったと後々想うことはあるのですが、動機が動機なだけに、定着しにくいというのが多くあると思います。

 

 

 

年末年始のことでしたが、NHKのある番組を見て、ひとつの歌に心奪われました。

単純に涙腺が緩いだけかもしれませんが、その番組を見て、歌を聴いて涙しましたし、自身の様々な出来事と重なって咽び泣きました。

 

その歌の名は「We are」。

 

今や世界的なバンドになった「ONE OK ROCK」の楽曲です。

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

 

 

その後アルバムがレンタルになり、かなりな頻度でリピート再生して聴き込みました。

そして久々にというか、珍しくと言ってもいいほどなのですが、この英文の歌詞を和訳してみよう!ということになりました。

 

歌詞の和訳と言うのは比較的多くのかたがやってらっしゃって、実際に和訳をする前に、ほかの方のブログを拝見して「こういう意味なんだ」というのをイメージしながら歌を聴いていました。

 

ただ聴きこみを続けていると、どこそこがよく耳に残る、といったようなことがあったため、自分なりの和訳(意訳)をしてみたい気持ちになりました。

 

 

 

あの日、あの番組を見た気持ち。

そして、歌を何度も聴きこんだときの昂ぶり。

それらを踏まえたうえで、どんな歌詞和訳になるのか。

 

決して英語に明るくないのですが、いま出来るだけのことをやってみようという気持ちで和訳を行いました。これが絶対!というわけではありませんので、「こんな和訳もあるのねー」程度に見ていただければ幸いです。

 

 

では、歌詞和訳(意訳)を、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

「We are」

 

作詞:Toru・Taka・Brittain Colin・Long Nick

作曲:Toru・Taka・Brittain Colin・Long Nick

 

アルバム「Ambitions」 4曲目に収録

 

 

 

 

We are

 

We are

 

We are

 

We are

 

They think that we're no one

(ぼくたちはひとつではなかったと思うんだ)

 

We're nothing, not sorry

(しょうがないさ、無力だったんだから)

 

They push us

(誰かがこう、はやし立てるんだ)

 

It’s too late, it’s too late

(もう手遅れさ、もう遅い、ってね)

 

Not going back

(もう、元通りにはならないってことさ)

 

 

 

夢は終わり 目を覚ます時 絶望や希望も同時に目を覚ました

 

鏡に映った 僕が問いかける

 

自分を誤魔化し 生きることに意味はあるか

 

 

 

When you're standing on the edge

(もう、どうしようもなくなったとき)

 

So young and hopeless

(絶望や無力さが際立ち)

 

Got demons in your head

(ますますぼくは悲観的になる)

 

We are, we are

(待ってくれ!)

 

No ground beneath your feet

でもそんな証拠はどこにも見当たらない

 

Now here to hold you

(さあ、ここで軸を立てるんだ)

 

'cause we are, we are

(だってぼくたちは)

 

The colors in the dark

(パンドラの箱にある、絶望の中の希望なのだから)

 

 

 

酷く痛む 鼓動は早く

 

遠のく景色を この手で掴もうとした

 

 

 

They are the weakest

(ぼくたちはこのうえなく脆い存在だ)

 

They don’t even know

(これ以上のことは、何も知りたくないんだ)

 

Anything they say

(そういった中で、誰かがこうつぶやいた)

 

Will never break our hearts of gold

(ほんとうのプライドは、何人たりとも打ち壊すことはできないと)

 

 

 

When you're standing on the edge

(窮地に立たされたとき)

 

So young and hopeless

(この上ないお粗末さやマイナス思考が)

 

Got demons in your head

(ぼくの脳内を破滅的にする)

 

 

 

We are, we are

(いいや、違う!)

 

No ground beneath your feet

(それは誰かが決めつけただけの話しでしかない)

 

Now here to hold you

(だから今からでも、ぶれない軸を立てるんだ)

 

'cause we are, we are

(なぜって?だってぼくたちは)

 

The colors in the dark

(たったひとつの希望なのだから)

 

 

 

Never tell yourself

(決めつけてはいけない)

 

You should be someone else

(それが他の誰かのことであったとしても)

 

Stand up tall and say

(ひとり立て。そして声を出せ。)

 

I'm not afraid, I'm not afraid

(大丈夫。何も怖くない、と。)

 

So never tell yourself

(レッテル貼ってはダメだ)

 

You should be someone else

(誰かが直面していることであっても)

 

Stand up tall and say

(ひとり立て。誓いを立てろ。)

 

I'm not afraid

(怖れるものは何もないのだ、と。)

 

 

 

When you're standing on the edge

(絶体絶命のピンチになったとき)

 

So young and hopeless

(とても未熟で、すぐに諦めてしまう)

 

Got demons in your head

(考えることが破滅的にさえなってきた)

 

 

 

We are, we are

(それでも。)

 

No ground beneath your feet

(それでも、そんな根拠は証拠はどこにもないんだ)

 

Now here to hold you

(だから今こそ、きみ自身を認めてあげようよ)

 

'cause we are, we are

The colors in the dark

(だってぼくたちは、夜明け前の闇にあらわれた、眩い太陽なのだから)

 

 

(日本語歌詞部分:Toru/Taka(ONE OK ROCK))

※日本語歌詞部分は、意訳に合わせるのではなくそのままとしました。

 

 

~感想~

 

辞書を引きながら直訳を起こし、そこから意訳していく時間帯はとても楽しく感じました。ただ、表現力の幅はまだ狭いなと実感しています。それでも、自分なりに曲のイメージと、この曲が何を伝えたいのかは見えてきました。

 

受験勉強のときの英文和訳はそれほど楽しいものではありませんでしたが、好きな曲を訳していくというのは、とてもいいきっかけになりそうです。野外活動をする際には海外のかたともお話しする機会がありますので、そこまで実力を高めていきたいとも思いました。

 

なお、歌詞和訳とはいっても「意訳」になるので、単語本来の表現からは外れている場合があります。イメージとしては、和訳した文章のイメージから、他の表現を使うといったような感じです。未熟さを感じましたが、反面、わくわくさも感じました。拙い表現で恐縮ですが、少しでも何かを感じていただければと思いました。

 

 

【ここから加筆】

 

この曲は、希望がないさまを表現しています。

でもどこからか、それをやわらかく否定し、自分のなかにある光、希望を見てという語りかけに変わります。

 

曲調を意識しながら聴いていくと、それは叫びに聴こえることもあれば、いまにも途切れるくらいのか細い声で、無力感を表現しているように伝わりました。

そこから、「何言ってんだ!」というような、力ある声が響き渡ります。

イメージとしては、完全に松岡修造さん(笑)

「なんで諦めるんだよ!」「まだこれからじゃないか!」といった、激励が聴こえてきます。歌詞の中では、これでもかというくらいの表現でどん底さを出していましたが、勇気づけるさま、元気づけるさまはストレートに思えました。そんな印象すべてを意訳に込めることは出来ませんでしたが、何か一歩、前に踏み出すことが出来た感覚が残っています。完全アレンジになってかえって失礼になってしまうかもしれませんが、オマージュというかたちでまったく違う作品に仕上げてみてもいいのかな、と。

 

ともかく、意訳をやりました。これをやることができたという結果に、満足しています。

最初から何もできないわけではない。やろうと思ってやってみたら、意外と出来ることはある。

 

そんな気持ちと、実感を与えてくれる、お気に入りの歌の意訳でした。