つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その57

【Series Sideman of John Coltrane

 

 

Wheelin' & Dealin' / Wess,Coltrane,Quinichette

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VICJ-2139
prestige7131


1.Things Ain't What They Used To Be
2.Wheelin'(Take 2)
3.Robbins' Nest
4.Dealin'(Take 2)
5.Wheelin'(Take 1)*
6.Dealin' (Take 1)*

* CDのみのボーナストラック


personel

 

Frank Wess(ts,flu)
John Coltrane(ts)
Paul Quinichette(ts)
Mal Waldron(p)
Doug Watkins(b)
Art Taylor(ds)


Rec:Sep 20,1957


この作品はプレステッジ・レーベルの企画盤を象徴する作品のひとつで、プレステッジ・オールスターズというという編成で紡ぎだされたもの。
注目のひとつはフルートが演奏に使われていることで、フランク・ウエスという人の勤勉さを見ることが出来ます。
ウエス、クイニシェット、そしてコルトレーンという管楽器トリオに加え、ピアノにマル、そしてベースにダグ・ワトキンス、ドラムはおなじみアート・テイラーという顔ぶれなのですが、いつみてもここの企画盤の顔ぶれは凄みを感じます。

表題の一部にもなっている「ホイーリン」そして「ディーリン」。

解説を読んでみると「ホイーリン」は回転とか自転車に乗る、車で運ぶと言った意味があるよう。
そして「ディーリン」は行動、ふるまいといった意味合いになるよう。
曲目の意味から曲調を想像してみるのも面白みのひとつでありますが、早いテンポ、またはノリノリになって演奏している姿を想像するのは、そんなに難しくないのかなと思いました。