明日、月曜日からはニセコ町にある施設でヴィパッサナ瞑想の合宿に入ります。
実際の合宿は数日後なのですが、今回は奉仕者として参加するため、事前の準備を希望していました。そのためコース開始前に現地入りし、受け入れを整えます。
前回の記事「ダンマの思い出」にも書きましたが、奉仕者は合宿参加者の世話をする立場のひとになります。とはいっても食事の用意や施設の清掃が主な仕事で、それ以外の時間は瞑想に充てることができます。ただ、純粋な合宿参加者と比べると、瞑想できる時間は少なくなります。そのためという訳ではありませんが、限られた時間の中での瞑想は、より一層大事な行となりそうです。
そもそも、何故今回は奉仕者として参加することにしたのか。
それは前回、ダンマーディッチャでの合宿終了時に於いて、奉仕者のかたから今後の活動について聞いたところ、奉仕者と合宿参加者を交互に経験していったほうがよいという話を聞きました。どうしてかといった問いに対する詳細な返答はありませんでしたが、見えなかったことが見えてくる、というようなことを仰っていたと思いますそれが気にかかっていたこともあり、今回は奉仕者の道を選びました。ちなみに奉仕者での参加は、事前に瞑想合宿を1度でも修了していることが条件だそう。つまり奉仕者は「古い生徒(1度でも合宿に参加し、修了した者)」で構成されており、施設を運営するブレーンにもなっているのです。そのため今回は違った立場で、ヴィパッサナ瞑想を体験することになります。
昨夜のことですが、読書中にふと、前回の合宿の思い出が断片ではありますが浮かんできました。
で、なぜか
「死んでもいい」※あくまで結果として
という、なんともまっすぐというか、直球というか。
当時はそれくらいの覚悟を持っていたっけなぁと振り返っていました。
なぜ「死」という物騒な単語を持ち出していたのか。
そのときは、「変わらなければならない」と必死だったからです。
しかし、何をどうすればいいのかがうまく見えない時期でもありました。
今ではそれが少し改善されましたが、根本的な解決までには至っていません。
そういった大きな課題に対する解決策のひとつとして、合宿瞑想に飛び込むことにしたのです。
でも、瞑想で「死ぬ覚悟」というのも、おかしな話です。
ただ、当時としては、その環境に身を置くことがどんなことかがわからなかったというのがあります。加えて経験者の話を聞きますと、結構過酷だとのこと。リタイアする参加者も毎回必ず出るというくらいなので、メンタル的にかなりきついものだと予測することができました。
そのメンタルが脆いと、自分自身がよく解っていたのです。
だから、この場所に「懸けた」のでした。
結果は、アップダウンがありながらも、無事に合宿をやりきりました。
だからといって、急に何かが変わるという訳でもありませんでした。
その後時間が経つごとに、少しずつですが、周りから変わったねということを言われるようになります。
1回目と2回目では何かが違うかもしれません。立場が違うので、感じることや吸収することの量も違ってくるかもしれません。他にもっと楽な方法があるのかもしれませんが、ぼくみたいな少し残念(汗)な、そしてバカ正直な人間(笑)には、これくらいのキツさのカリキュラムがちょうどいいのだと感じています。アホな話ですが、不覚にもモノにしたいチャンスがするりと抜けてしまった経験があり、それが今でも尾を引いています。毎日そのことを考えているくらいです。それくらい、忘れられないですし、どれだけ時間がかかってもそれを手にすると想い続けています。そのタイミングはもう来ないかもしれません。それでも、ぼくはその時のために前に進むと決めました。だからこそ、いまこうして恥をさらして生きています。
正直。
死にたいと思うことはあります。この表現は適切ではありませんが、もうぼくには何もやることが、できることがないから、このまま心臓の鼓動を止めてくれと考えることがあります。
どん底にいたとき。
いや、いまもどん底に落ちる瞬間はあります。
引き込まれることはありませんが、死という存在が時折覆いかぶさるように視界を一瞬にして変えていきます。そこで囁くんですよ。「お前は無力だ」と。
それがリフレインするんですね。精神的に追い詰める形式の詰問みたいです。
もはやこれはマンガや映画の世界です(汗)
前はそれをまともに受け止めてしまっていましたが、今ではだいぶ流せるようになってきました。でも時おり、苦しむことはあります。
いちど、さまざまな寿命(所謂欲。~したいという欲)がなくなりかけたことがありました。
これがなくなってしまえば、生ける屍です。
ここまで来てしまっては、前向きな考えになることは、正直難しいと思います。
その領域に少し、入りました。
そしてほどなく、引き上げられるように、この世界で徐々に活動するようになります。
その発端が、点描画アーティストである秋山峰男さんの活動のサポート。
その後、ガラクタ整理師の竹内清文さんに出逢い、ガラクタ整理を学ぶことになりました。
お二人からは1人前と認められてはいませんが、このお二人から学んだことを、生意気にも自分の仕事として掲示させていただいています。そのためか、現在のところはこれで生活費を稼ぐ・・・というよりは、ひたすら自分に対しての修養を行っていると言ったほうがいいくらいです。
2年前は、ほんとうにグダグダな状態でした。
これでもかというくらいの「ダメ人間」でした。
いまはだいぶ「まし」な状態にまでなってきました。
ぼくですらですから、とても大きな進歩だと思っています。
それを加速させるために、また過酷な環境に身を置きます。
この合宿で、どんな反応が起こるかは未知数です。
でもたぶん、超能力や霊力が開かれることはないと思います(笑)。
そのための合宿ではないのです。もっと根本的なものなのです。
予定としては、合宿から戻った数日後からまた手動での更新を再開しますが、これもどうなるかはわかりません。目下の目標としては「3年間は毎日記事を更新する」という覚悟で続けていますが、仮に打ちのめされてしまっていた場合は、自動更新を延長する場合があります(汗)
そうならないように、というわけではありませんが、下手に構えず、どんどん打ちのめされようと思っています。制限された環境でこそ得られるものがあるはずと信じ、実直にやるべきことをやっていこうと思います。
そこから何か少しでも見つけ、そして腑に落とすことで、この先につなげていこうと思います。
それが仕事や人生に反映され、全うできれば、言うことなしなんだと思います。
途中、辛気臭いことを書いてしまいました。
どうしても、ダークサイドが出てきてしまいますね(汗)
これが今後は、出る頻度が自然と少なくなるようにしていきたいです。
そのための、個人としてのスピリチュアルの探求であり、じぶんに与えた人生という課題への取り組みです。なのであまり弱音は吐いていられません(笑)
しばらくのあいだ、自分向けにカードを引いていませんでしたので久しぶりに引いてみることにしました。
方法は3枚引き。昨年リリースしていた方法です(現在は5枚のみ)。
北海道神宮の御神酒をお供えし、質問内容を反芻しながら3枚、ブラインドで引きました。
出てきた順番は
No.31 インスピレーション⇒過去
No.62 神の存在⇒現在
No.42 祝賀⇒未来
となりました。
簡潔に(自分向けなので)書いていきますと、
【過去】誰か(たとえそれが神や天使でも)に言われてやることよりも、自分で考えて行動することのほうに意味があり、価値がある。そのためのインスピレーションであれば、純度が高いものが得られるでしょう。動機によって、アイデアは光輝くこともあれば、くすんで見えてしまうこともある。奥深く見る練習も必要です。
【現在】まず、神や天使を外に求めるな。いたとしても求めるな。求めたからそれに応えてくれるというのは、自意識過剰な考え方だ。そんなことをするよりも、自分自身をぶれさせないように気をつけなさい。どんなことであれ、最終的にどうするかは神でも天使でもない。他ならぬ自分だ。だから自分を信じる練習をしなさい。そうすれば、忘れていた記憶が引き出され、ときには神秘的な、または奇跡的なことでも起こるでしょうよ。神や天使が、ではない。じぶんでそれをやることを忘れるな。
【未来】そのときが来たら、素直に喜びなさい。疑ってしまいがちだけど、それはこれまでの努力に対する報酬ではなく、努力という原因が導いた結果なのだから、信じて受け取りなさい。
ひとつ、忘れないで欲しいことがある。あらゆることを楽しみに変えていくことは難しい。が、苦しさの中にも楽しさの側面は含まれていることを忘れるな。そうすれば、この先もう少し生きやすくなるでしょうな。
こんな感じです(笑)
解説文をひととおり読みはするのですが、どこからともなく「意訳」的な、今回のケースに沿った解釈が浮かんできます。いつもであれば少しことばを尽くして説明するのですが、自分向けなのでざっくしな文章とさせていただきました。少なくともここに出たカードの配列は、「いち展開」に過ぎません。黙っていてもこうなるという確証ではないのです。そのため、現時点でも「未来の選択肢は無数に存在」します。要は、じぶんがどう動くがで今後の展開の選択肢が決まるということです。なので、完全に自己責任です。それは誰にでも言えることです。
カードを読んだ時点では厳しいことばが並んでいましたが、決してガミガミ叱られている感覚ではありませんでした。むしろ「あたたかい厳しさ」でした。
このカードの展開を目指すほど余裕はないかもしれませんが、【現在】のカードを見て背筋が伸びました。いずれ振り返りを行うことになりますが、全身全霊で修行に臨みたいと思います。
では、いってきます。
きょうまでに読んだ本
図書館内乱 有川浩 角川文庫 (144)
私の恋人 上田岳弘 新潮社 ※第28回 三島由紀夫賞受賞作 (145)