【活動報告】札幌市豊平区・月寒公園(つきさむこうえん)にて、プレーパークのボランティアを担当しました。
先日の旭山記念公園で活動した際、一緒にボランティアをしていた方のお誘いで、昨日札幌市豊平区にある「月寒公園(つきさむこうえん)」でプレーパークのお手伝いをしてきました。
プレーパークは札幌市が推進している事業のひとつ。
公園をその舞台として、子どもの遊びを応援するプロジェクトです。
※詳細は札幌市のHPを参照
HP↓
プレーパークの名前を出して活動するには所定の手続きが必要。
また、研修なども継続的に行っているようです。
現在の認可団体はコチラ↓(プレーパークのホームページ内にある団体情報)
活動場所や開催時期は各公園・団体によってさまざまだそうで、昨日訪れた方の声を聞くと、心待ちにしていたという声が多く寄せられました。反面、告知などをどこで確認すればいいのか?といった素朴な疑問もありました。開催はしているものの、どこでそれを知ればいいのか?情報がすぐに埋もれてしまうだけに、歯がゆい課題だと感じました(いろんな方法があるのですが、それが中々届かないのが現状のようです)。
さて、肝心のプレーパークで行ったことと言いますと。
木工体験
水遊び
木陰でまったり
という感じになりました。
いちばん賑わっていたのが木工体験。
木材の端材を利用し、思い思いの工作を楽しんでおられました。
道具はのこぎり、くぎ、木工ボンド、絵の具など。
ほとんどのかたが木工ボンド、そして絵の具を使用していましたが、のこぎりを果敢に挑戦する姿も。なかなか木材が切れなくて疲れてしまう場面もありましたが、無事に切り落としたときの顔はとても満足していました。
いっぽう、水遊びはというと。
タンクに水を入れて現場まで運び蛇口のようにして使えるレイアウトに設定。
じょうろで水まきをしてみたり、バケツに水をためて足を入れて涼んだりと、思い思いの方法で暑さを回避する取り組みが行われていました。
が、いつのまにか。
こんなアクティビティがっ!
簡易版ですが、立派なウォーター○ライダーです。笑。
こんな水遊びを想定していなかったため、ここで遊ぶ子どもはごく少数でしたが、たいへん好評であったため、次回もやりましょうということに(告知もするようです。)。ただ、着替えは必須になります。それなりに汚れます。公園管理事務所の方もこの様子を見て感嘆の声を上げていたようで、ひとまずお墨付きをいただいたような格好になりました。
休憩所のような。ヨガマットもご用意。
ただ、注意しなければならないのは、公園だからと言って、許可を受けているからだと言って、何でも好きに使えるわけではないということ。
つまりは「公共の場」は、何でもしていいというわけではない、ということです。
公園を利用する際、幾つかの決まり事や注意事項が出てきます。
掲示物を掲げる場合、樹木にくくりつける場合があるのですが、使っていい木とそうでない木に分かれます。
あと、水遊びの際も、水の使用は常識の範囲内に留まります(際限なく水道を使わない)。
そういった面を見ていくと、ある程度の制限・または条件付けのもとで、プレーパークや各種公園行事が行われているのだと学ぶことが出来ました。これを知っておかないと、いざというときや毎年恒例の行事などに支障が出ます。毎年ニュースで流れますが、札幌の円山公園のお花見シーズンでは期間限定で火器の使用許可が下ります。しかし、その目的やその期間以外の中で著しく運営に支障をきたす事態が発生すると、来年の開催に支障が出る可能性が高くなることをイメージしてみてください。そのように見ていくと、いろいろ考えさせられますね。
この日の気温は高かったものの、時折心地よい風も吹き、利用者のみなさんもたいへん満足したなかで、開催時間の2時間があっという間に過ぎていきました。反省会では危険な兆候はなかったか、掲示物や受付を置く場所などの提案がいくつか出ており、来月につなげるかたちとなりました。完全手弁当ではあるものの、お金をさほどかけなくても、楽しむ空間を演出することは出来ることを教えてもらった時間でした。
この会が行われる前と後に、近くにある月寒神社へ参拝。
そういえば、前回参拝した時、近くに紫陽花が咲いていたっけ。
と思い、周りを見渡してみましたが、姿はなし。
公園の中を歩きながら地下鉄の駅へ向かう途中、公園の入り口付近で、可愛らしい紫陽花を見つけました。
今年も、ここで紫陽花に出逢いました。
来年も、出逢えるといいなと思った、夏の1日でした。
きょうまでに読んだ本
コーヒーが廻り世界史が廻る 近代市民社会の黒い血液 臼井隆一郎 中公新書 (199)
「死ぬのが怖い」とはどういうことか 前野隆司 講談社 (200)
翔ぶ少女 原田マハ ポプラ社 (201)
土獏の花 月村了衛 幻冬舎 (202)